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おめでたき日々

(2000年12月)


2000年12月24日

●3億6千万円で競り落された岸田劉生「麗子像」のオークションの様子は、「アートコレクター まこちゃんルーム」の中の「コラムの缶詰」に写真入りで掲載されている。やはり他の作品とは違う雰囲気の中で行われたそうだ。このとき同行された”あじさい”さんの「MY SERENITY」というホームページでも、その様子は紹介されている(「ひとりごと と 更新きろく」
●主催したシンワアートオークションのサイトを見ると、このとき出品された劉生作品は4つで、それぞれ
「人物(男横向き)、人物」 \400,000.
「或る道」 \20,000,000.
「毛糸肩掛せる麗子肖像」 \360,000,000.
「画家の妻(蓁子)」 \54,000,000.
で落札されている(ロット番号順)。
 縁のない世界であり、価格で騒ぐと作品自体を見失うと思うが、瀬木慎一『絵画の見方買い方』(新潮選書)を読んでいるところ。

2000年12月11日

●11月25日のメールニュースで紹介した「Yahoo!オークションにかかった実篤の原稿」だが、最終的には43,000円で落札したようだ。11月25日時点では34,500円だったが、10日で1万円近く上がったようだ。

●先日の「麗子像」のオークションだが、実際に行かれた方のホームページがある。「いずれレポートを」とあったので、掲示板などにちょっと注目している。

●先週の「新日曜美術館」(NHK教育テレビ)のアートシーン(展覧会紹介)のコーナーで、大原美術館の「思い出の大原美術館」が紹介された。50年前(昭和25年)の展示を再現する試みで、2段に絵を掛けるなどして壁一面に名画が展示されている(69点、通常の3倍近いそうだ)様は圧巻であった。この展示を再現する元となった当時の写真も映り、その中に実篤と志賀直哉が認められた。特に実篤はあの頭ですぐわかった。展示は10月24日(火)〜来年2月4日(日)まで。

●「歴史と旅」1月号(秋田書店)は陶芸の特集(ふつうは歴史の専門誌)。ふと手にとってみたが、長部日出雄氏が「柳宗悦と民芸運動」という文章を書いていた。特段目を引く内容はなく、目まぐるしい交流史がなぞられているだけだった。

●岸田劉生の父、岸田吟香はこんな顔をしていたのか。ちょっとびっくり。


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