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おめでたき日々

(2000年10月)


2000年10月25日

●「黒田辰秋展」をWebで探していたら、豊田市美術館の公式ページが見つかったので、前回の記事のURLも訂正しておく。そのページによると「辰年秋の展示会」という企画も名前の「辰秋」に掛けているようだ(まったく思いもよらなかったが)。
●他にもこの展覧会の感想を探してみたが、木工を生業をする人々には好評のようだ。「カタログだけでも買う価値あり」という感想が2つあった。
●略歴等を見ていたら、河井寛次郎や濱田庄司ら民藝のメンバーと交流のあった人のようだ。その縁で志賀や武者に作品が渡ったのだろうか。

●豊田市美術館のホームページには、岸田劉生の「麗子洋装之図(果物持テル)」(1921)「鯰坊主」(1922)の画像と解説も載っていた。

2000年10月23日

●簡潔に書くために今回から文章を常体(ダ・デアル体)にする。

「群像」11月号(講談社)を立ち読みしていたら、長与又郎(善郎の兄)が夏目漱石の脳を解剖する話が出ていた(「アンチ漱石 − 固有名批判」大杉重男)。主治医が長与とは知っていたが、解剖までは知らなかったので、少し衝撃を受けた。「AREA SOSEKI」の年譜にも載っているので有名な話なのだろう。

「文學界」11月号(文藝春秋)に連載中の「白樺たちの大正八年」(関川夏央)は、もはやタイトルとは関係ない方向に突っ走っている。残念だ。

●上記2つのホームページは、「文学増殖会館」の中の「代表的な文芸誌のWebページ検証」からたどった。

●10月4日号のメールニュースで書いたNHK教育テレビの「人間講座」だが、木曜日は「自画像を描くまなざし」という講座を開いている(講師:粟津則雄氏)。第6回は「岸田劉生〜「自己」の強行〜」となっているので、ちょっと注目。テキストを立ち読みした範囲では概説的なものになりそうだが、麗子8歳(6歳?)の写真があったのが収穫。放送は11月9日(再放送は13日)。
 ちなみに今晩は嵐山光三郎による有島武郎の回(既報)。録画するつもり。

豊田市美術館で開催中の「黒田辰秋展」の案内を「新日曜美術館」で見ていたら(10月22日放送)、志賀直哉旧蔵の「白タモ葡萄杢インク壷」の写真が出てきた。実篤も黒田作の文箱だかを持っていて、今回貸し出されていると聞いている。展示は11月12日(日)まで。

2000年10月16日

●最近ホームページの更新が滞っていてすみません。メールニュースの方は比較的コンスタントに発行できているのですが、ホームページとなると「まとまった文章を書かなくては病」が再発して、なかなか手がつけられません。いろいろと武者組的な本は読んでいるので、そのメモだけでも、と方策は考えているのですが、先に進まず苦しいところです。

●土曜日に「東洋の美」展を見学してきました。愛蔵の品を近所の人にご開帳みたいなところもあって、記念館としてはこういうあり方もあるのかもと、漠然と思いました。実篤旧邸の公開日だったので、久しぶりに上がってみました。入って右手の茶室に腰をおろし、公園の緑をしばし楽しみました。

●いよいよ次回の実篤記念館は、秋の特別展です。力が入った展示になると思いますので、今から楽しみにしています。11月11日(土)には記念講演会もありますのが、残念ながら私は友人の結婚式で参加できません(泣)。行かれる方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想をお聞かせください。


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