◆ リモコン編
    1.基本
      リモコンの不良を大別すると、接触不良、半田付け不良、部品不良になります。
      リモコンはどこのメーカも修理対象になっておらず、まるごと交換される(購入する)ので出費は大きいです。
      ビデオデッキの時計や予約録画をリモコン側から行うタイプ、松下製のようにバーコードをスキャンするタイプは安くても5000円程度かかるようです。

    2.分解方法
      外装は上下2分割タイプで、ほとんどハメコミ式になっています。
      何度も分解しているとガタガタになる恐れもあります。
      またロック部分のツメを折ってしまう場合もあります。
      最近はボトム側からネジドメしているものも多く、希にシールの下にネジが隠れている場合もあるので注意が必要です。
      一般的な上下分割方法は、電池BOX部分の隙間からマイナス精密ドライバーの小さな先端を入れて隙間を開けます。
      次にその隙間を広げるように指の爪を入れてスライドさせ、ロック部分を捕らえたらこじるように押し広げます。
      ボトム側のケースを開けたら全部品を外します。
      基板はネジ止めされている場合が多いです。

    3.ボタンの接触不良
      基板側のコンタクトは、抵抗値の低いカーボンが波形に印刷されています。
      これをショートさせるのが、導電ゴムを一体成形したコンタクトです。
      故障原因の多くは、お茶等をこぼしてコンタクトを汚した場合や経年変化による導電ゴムの劣化がありますが、多くはアルコールを浸した綿棒で清掃すると直ります。

      製造上の不良としては、導電ゴムの成形部分が悪くコンタクトのカーボン層が薄いものがあります。
      中にはアルコールで清掃するとコンタクト部分がなくなってしまうものすらあります。
      このような場合は、不要なリモコンの導電ゴム部分をカッターナイフで剥ぎ取り移植します。




    3.電池の液漏れ
      マンガン電池の多くは、微少電流を流したままにしておくと液漏れする場合があります。
      海外のメーカから技術導入した国産の電池の多くは、ほとんどが液漏れでトラブルを出しています。
      これは日本の高温多湿の風土を考慮した設計がなされていないからです。
      珍言采が推奨する電池メーカは松下だけです。
      液漏れが軽症の場合は、CRC−556を浸した綿棒でゴシゴシとただひたすら清掃します。
      板バネに付着した腐食は削るか拭き取るしかありません。
      ただし珍言采がよくやる別の方法は、同型のリモコンを中古屋から買ってくることです。
      ジャンク箱から買ってきて動かなくても、そいつから部品を移植すればよいのです。

    4.半田不良
      電池のソウバツで、端子と基板の接合部の半田部分が割れる場合があります。
      元々イモハンダだった場合もありますが、ソウバツ時の応力が逃げない設計も見受けられます。
      また半田付けそのものが悪いのではないですが、リモコンを落下させると基板上の大きな部品が衝撃や振動を受け、リード部分の半田にクラックがはいる場合もあります。
      これらを修理するには、それらしき箇所(と言っても数点)をよく見て熱したコテをあてるしか方法はありません。

    5.部品不良
      ICが壊れた経験はありませんが、赤外発光のLEDがダメになったことがあります。
      この赤外のLEDは、他の不要なリモコンに付いているものを外して交換すれば簡単に直ります。
      LEDには極性があるので、半田付け時には注意が必要です。
      素人が極性を判別するには、LEDの透明な先端部分の構造をよく見ましょう。
      大きな台座の上に半導体がのっているリードと先端付近から半導体へボンディングワイヤーが出ているリードがあるので、交換時に方向を合わせます。 またリモコンの表示部は生きているのに動作しないようなLED不良を確認するには、次の方法が簡単です。
      先ず該当のリモコンをTVの側に持って行きます。
      TVのリモコンでCHのUPかDOWNボタンを押し続けます。
      その状態で該当のリモコンのボタンを押します。
      もし赤外のパルスが出たらTVのリモコンの邪魔をして、CHの移動が停止します。