◆ 電源編
    1.電源ユニット
      電源ユニットを大別すると大きなトランスを搭載した古いタイプとシールドケースで被われたスイッチングレギュレータの2種類があります。
      どちらかというとスイッチングレギュレータの方が故障率が高いようです。
      サービス部品としての価格は、メーカによってユニット交換になる場合が多く1万円以上かかる場合があります。
      松下は電源基板と呼称し、部品を実装したアッセンブリーで供給する機種があります。
      但しシールドケースやヒューズ、ヒューズキャップ、絶縁シート、ネジ類は付いてきませんので、再使用することになります。
      価格的には他社のユニット購入の半額程度ですむので重宝します。

      大きなトランスを使用した電源には大きな平滑用電解コンデンサが使用されます。
      このコンデンサの不良もたまに見かけますが、私的にはNEC製のビデオデッキに多いと思います。
      電解コンデンサそのものは、松下電子部品、エルナー、日立コンデンサ、日ケミ、日コン等多数あります。

      マニアが出没するBBS等でもあまり話題になりませんが、ビデオデッキに限らず安定化した直流を電源ユニットが全て賄っている訳ではありません。
      電源ユニットから各基板へ供給される直流には、安定化する前のアンレギと呼ばれるものがあります。
      この系統は、各々の基板へ給電されてから必要な電流に応じた定電圧回路に入ります。
      電源ユニットの出力だけ見て、ありゃリップルが凄い壊れていると早とちりしないようにしましょう。
↓トランスを使用した電源ユニット(ビクターHR−D66)




    2.電源コード
      取り付け方法で分類すれば、ジカヅケと取り外し可能なプラグ方式があります。
      カワサキ電線とヒラカワ電線が有名メーカのようです。
      写真は右側から
        ・一般的なメガネ型。
        ・メガネの一方が四角になったもの。サンヨーとビクターのビデオデッキの一部に使用されている。
        ・小数派の楕円型。
        ・ラジカセやラジオ用の楕円型。
        ・珍品のVICTORの製品に使われていたユニバーサル型。メガネにも挿し込めます。

      電源コードの被覆には、昔は移行性のものが多くありました。
      ビニル製品とくっつき剥がすとバリバリ音がしたり、製品の箱に入っている発泡スチロールが張り付いてしまうものです。

      コードの太さは数種類あるようですが、一般的に海外向けの規格が厳しい国へ輸出される機器のコードは、被覆だけでなく芯線も太いものが使われているようです。

      3極のものは、中央のアースが機器の内部でシャーシへ落とされています。