◆ モードスイッチ編
    1.基本
      ビデオデッキはメカがどのような状態かを検出するのに、モードスイッチを使用しています。
      状態とは、停止中、再生中、FF中、REW中等です。
      メカのスライダーやカムギアに連動する場所に、スイッチが取り付けられます。
      松下製は回転式でピンチローラの奥、ビクター製はスライド式でメカ下部のフロント側、シャープ製は回転式でメカデッキの上のモードモータ下部の場合が多いです。
      基本機能はスイッチですから、パターンの固定部と可動コンタクトで出来ています。

    2.故障原因
      固定部は接点グリスで被われているのですが、グリスがなくなりパターンが露出すると表面材質の銀が硫化して接触不良になります。
      接点グリスの基本機能は、この銀接点の硫化防止とアークが発生した場合の酸化物生成を防ぐためだと理解しています。
      可動コンタクトの場合は、先端がブラシ形状になっていて1つのコンタクトが汚れても普通は問題ないのですが、樹脂製フレームそのものにガタが発生し接点圧がなくなる場合があります。

    3.分解方法と整備方法
      一般的な電源用や信号用のプッシュスイッチ、レバースイッチ、スライドスイッチ等はフレームも強固でコンタクト材質も適切なものが使用されるとその寿命は3万回以上です。
      マイクロスイッチ等は、10万回保証品もあります。
      しかしモードスイッチは動作負荷が小さいように設計されるためか、メーカは消耗品と考えているようです。
      フレームは樹脂製がほとんどで、はめ込み式が多いです。
      マイナス精密ドライバーの先端で起こしたり、爪先で押すと簡単に外れます。
      珍言采はコンタクト表面をアルコールを浸した綿棒でグリスと硫化物等の汚れを取り去り、田宮模型の4WD用に売られている接点グリスを塗布しています。
      価格的には200円程度のものが多いので、なるべく新品に交換しましょう。
↓ ビクター製モードスイッチ