![]() ◆ TP555BJを商人から買う
相場より数千円安い。 よくThinkPad売りますの投稿を見かける保谷市のAさんか、と思いつつメールを出したら落選した。 どうも応募金額が他の人より低かったようで、「**円まで出す人がいますどうしますか?」と確認メールが来たので、こういうのは嫌いだったから断った。 1週間くらい経過すると「当選者が分割払いを希望しましたのでキャンセルしました、++円で買いませんか」とメールが来た。 前回の私の応募金額より2000円高かったが、ひとまず了承した。 どうもおかしい、この時点で私のメールをよく読んでいないなと気が付いた。 しかし、怪しい=面白いなので交渉を進める。 後日Aさんは、別の555BJをまたじゃマールで売りに出しているところから、やはりキャンセルしたのではなく複数台持っているのではないだろうかと思う。 つまり最初の応募で買いそうな客のリストを作っているのではないだろうか。 商人(あきんど)やなこいつ。 土曜日、保谷市の市民ホールまで行って待ち合わせる。 驚くことにここの駐車場は広くて無料だ。 ここは穴場だな。 ホールでイベントがない限り、Aさんは個人の商談に活用できることになる。 到着して電話すると10分くらいして、自転車の前カゴにエアキャップでくるんだ555BJを積んでやってきた。 じゃマールには31歳と出ていたが、20代半ばのような気がする。 さっそくロビーの端の喫煙コーナーのベンチで動作確認する。 ベンチの側にはACのコンセントがあった。 凄い! ここがAさんの内職場か、やっぱり商人やなぁこいつと感心する。 555BJはポインティングデバイスのキャップがなくなっていたのと、約束のワード、エクセルがインストールされていなかった。 商人にしてはポカもあることがわかる。 一度自宅へ戻り、インストールして出直してくるとのこと。 違法コピーしてもらう必要はないが(持っているので)、ワード、エクセルを起動して速度を試してみたい。 ロビーの喫茶でCOFFEEでも飲んで待つことにする。 戻る直前、噺がThinkPad230csのことになった。 Aさんは29000円で売りに出しているらしい。 25000円にならないかと値切ると、FDDを外したらそれでもいいと逆襲される。 仕方がないので了承する。 555BJを買うつもりが、あっと言う間に230csに代わってしまった。 230csは元々HDDの容量が少ないこともあり、ワードとエクセルはいらないと断る。 喫茶でケーキセットを食べているとAさんから電話が入る。 たった今届いたメールで、26000円で買う人がいるとのこと。 どうするかと聞くので、仕方なく了承する。 こいつは大阪商人か、はたまたヤンキートレーダーか? 40分くらい待ったら230csをまた自転車に積んでやって来た。 ここのCOFFEEはいくらかと質問される。 珍言采が不信な顔をすると、ここは近いけれど利用したことがなく参考に聞きたいと言う。 どうやら次の商談で使うべく勉強しているのではないだろうか。 ちょっと立ち討ちできない商人だこいつ。 件(くだん)の230csだが、こいつは酷かった。 Aさんは白抜けと呼称していたが、液晶の中央部が100円玉の2倍くらい程劣化し変色している。 そう言えば2週間くらい前のじゃマールに、白抜け液晶のThinkPad売りますの投稿があったのを思い出す。 あれもAさんだったのか。 更に酷いのは、蓋のロック機構のアッセンブリーがすっぽり抜けている。 ノートPCがサシペンド/レジウム出来ないのは致命症だ。 ということで断る。 最初に不良箇所があったら言って欲しいな。 既に保谷市へ来て1時間半が経過している。 そこでもう一度555BJを持ってきてもらうことになった。 受け取り動作確認すると、起動に失敗してSAFEモードで立ち上がった。 Aさんは液晶パネルを押さえるレジウム用のスイッチを誤って押したからだと言うが、どうもバッテリーが寿命なので起動に失敗したのではないかと思う。 起動後Win95がどのようになっているか調べると、随分コンパクトに必要最小限を入れているのがわかる。 これまた不安だ。 この商人はHDDがこんなに空いていますよ、エクセルもワードも入りますよとやりたいらしいが、これでは何かインストール時に95のFD**番を入れろとウルサイに違いない。 それを言うとP&Pだから大丈夫ですよと答える。 これ以上こんなことを言う商人と付き合っていても無駄だ。 まあOSも違法コピーは悪いので、自分で入れ直すことにする。 てな具合で、さっさと支払って帰る。 帰宅後AIWAの336モデムと10BASE-Tのコンボカードを挿してみると案の定FDの**番を入れろとメッセージが出る。 まあLANカードはこんなもんか。 試しに自分のWin95FDを入れてみるとまったく合わない。 めぼしをつけた番号の異なるFDを入れると読んでいるので、Win95のアップグレード版がインストールされていることがわかる。 更に起動時に文字化けしたメッセージが出るようになった。 この顛末をAさんにメールで知らせると、友人のIBMの社員に聞いてみると返信があった。 その後4週間を経過したが、ユーティリティーディスクを送ってくると言ったまま音沙汰がない。 Aさんは相変わらずじゃマールで、少し安めのThinkPadを今も売り続けている。 商売繁盛のようだ。 やはりIBM社員とお友達と言うのは嘘ではないのかもしれない。 何故ならIBM社員には、定期的に社内で使用済みPCが安く払い下げられる。 台数に限りがあるので、抽選になることが多いらしい。 それをAさんは入手して10倍くらいの価格で売っているのではないだろうか。 もしくはIBMシンジケートの売人だろうか。 これはまったくの勘ぐりだ。(笑) まぁ、目くじらたてることはない。 SONYをはじめとして何処の家電メーカでも社内販売はあるし改修品(開梱品ともいう)を社員向けに安く売っているところは多い。 ところでThinkPad555BJだが、これは486SLCの50MHzで元々Win95なんて入れる代物ではない。 特徴はSTN256色カラーで、重さは3.5kgもある。 重いのはモノクロプリンターを内蔵しているから。 プリンターはキャノン製で動作は申し分ない。 外装のエンブレムはIBM以外にCANONも付いている。 この黒いどでか弁当箱は、息子のオモチャに丁度よいようだ。 しかし今回は、徹底した商人(あきんど)に会えて面白かった。 そうそう、555BJはWin95をクリーンインストールすると16色になってしまう。 256色にするには、PCドックからドライバーをFDで買わないといけない。 もう古くてIBMのサイトにもビデオチップのWDのサイトからもダウンロードできない。
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