◆ミノルタα3xiの修理

     先日ハードオフで買ったα3xi2号機(勿論ジャンク品)を修理することにしました。
    実はサムライと一緒に買ったα3xi1号機は、ハードオフ立川店の透明樹脂パック品にもかかわらずちゃんと動作しました。
    こういうことはちゃんと書いておきます。(ハードオフの正当な評価にならないので)
    このピカピカでちゃんと動作する1号機を会社で吹聴すると、同僚のH氏から欲しいと言われました。
    これはYAHOO!オークションで売るんだと言う前に、誰かに高く売り付けるるんだろうと先を越されてしまいました。
    そこで急遽会社を半日休んで、H氏のためにα3xiをもう1台買いに行きました。
    1号機はジャンクコーナーに並べられた直後5台あったαの中で最も程度の良いものを選んだせいかちゃんと動作しましたが、3日後に買った2号機はα最後の1台でした。
    それもボタン部分は埃にまみれ、樹脂パックされていても外観は綺麗に見えない代物です。

     会社へ持って行ってH氏に買ってきたぞと渡すと、動作チェックしろと言われました。
    「ひーん」泣きたくなるわな。
    これで動かなければ、半日休んだワシの労力、それにガソリン代、さらにカメラ代は全部ワシの持ち出しになります。
    いくら17年近い付き合いのH氏でも酷い仕打ちです。
    あれよあれよと言う間に、H氏は樹脂パックをカッターナイフで切りバリバリと破いてしまいました。
    なんちゅうやっちゃ。
     電池を入れ、レンズを装着しないで電源を入れてみます。
    珍言采はミノルタ系のカメラを操作したことがありません。
    Pモードになったのでシャッターを切ってみます。
    室内が暗いのでストロボが自動的にポップアップし、カシャコンとレリーズされました。
    動作するやんけ。
    次に会社にあったα用のAFレンズを装着して、AFを動作させてみました。
    ジーッ、ジーッとレンズが装着されていたα4桁台よりフォーカスが合うのが早いです。
    安物にしてはやるやんけ。
    しかし、どうもファインダーが暗いのです。
    α4桁台と比較するとうんと暗くて比べものになりません。
    レンズを外してボディーを調べると、なんと絞り連動爪のリングが無負荷で回っています。
    あぁ、壊れている。
    H氏は高らかに笑いながら去って行きました。

     これで挫ける訳にはいきません。
    日頃ビデオデッキで養った機構系修理技術を活かさないでどうする。
    (ワシは元々電気系だが)
     という訳で、自宅でバラしてみました。
    だいたい絞り連動爪は何処のメーカー製でも定位置がありスプリングで引っ張られているはずです。
    勝手に回転するのはこのスプリングが外れているからに違いないと考えます。
    まだこのときは、日頃のビデオデッキの修理が頭にこびり付いて、コイルスプリングを想像していました。
     そこで次にマウントのフランジを開けてみました。
    このフランジは精密ドライバーでネジを6本外すと簡単に外れます。
    フランジの裏側にはスプリング機構を持ったリングもありました。
    おっと位置決めを忘れないようにとマーキング用の油性マジックを取り出しましたが、リングの合う位置は1箇所しかないので安心しました。
     絞り連動爪のリングは、4個のプーリーで浮いています。
    先ずこのプーリーから外れていたので、嵌め込んでみます。
    そのときにリングの一部にギアの歯があったので、ボディ側にもギアがあるはずだと探したら下部にちゃんとあります。
    そのボディー側のギアを手で回転させてみると、「あぁ、なるほど」とようやく理解できました。
    このギアにスプリング機構を内蔵させているのにやっと気が付いたのです。
    コイルスプリングなんか引っ掛けるわけないよな。
     最初に買ったまったく問題のないα3xiを持ち出して、絞り連動爪のセットアップ位置を決めます。
    リングとフランジを取り付けて動作させてみると、ファインダーも明るくなり安心しました。
    空シャッターを切ってみると、絞り連動爪が最後の(絞り込んだ)位置まで移動しカシャコンとレリーズされます。
    おぉ、直ったやんけ。

     しかし翌日会社へ行ってレンズを装着してみるとAF/MF切り換え機構の取り付けミスに気が付きました。
    仕方がないのでまたバラします。
    会社にも精密ドライバーを置いていてよかった。
    本来ならレンズのフォーカス機構を駆動するボディー側のマウント部に、AF駆動用のシャフトが飛び出していなければならないのに引っ込んでいました。
    そう言えばフランジを取り付けるときに、手で押し込んだのを思い出しました。
    指先で回転させて飛び出た位置へ戻します。
    再度組み立てると今度こそ問題なく動作しました。
    しかし頼りない機構です。
     αシリーズは、AFとMFを切り換えるスイッチがボディー左サイド(ペンタから見下ろして)にあります。
    α4桁台はAF側でもMF側でもロックします。
    α3xiはMF側はスイッチを下げるだけで切り替わりスイッチレバーは元の位置へ戻ります。
    このときボディのPモードスイッチを押すとジョイント部が回転しAFになります。
    AF機構のジョイントをしっかりするためか、フォーカスは一度無限遠まで移動します。
    なまじっか4桁台を操作したので、α3xiがMF側でロックしないのを壊れたと思ったくらいです。
    ようやく直ったのでH氏の所へ持って行ったら、傷が多いだのゴチャゴチャ文句を言いながら受け取りました。
    試し撮りするそうな。

     そうそう、このH氏だが実はワシの結婚式の司会を務めた恩人である。
    年齢も同じだし、昔居た会社も同じ。
    そう世間ではマブダチと言うらしい。
    日頃お世話をしているせいか、ついあれこれ彼の性格を改造しようと思ってしまう。
    とりあえず試し撮りをさせて、原価で譲ってやろうではないか。