◆京セラ SAMURAI−Z2の修理

     ハードオフ立川店で買った樹脂パックの京セラSAMURAIを修理することにしました。
    ここで修理できなければ、3000円を溝に捨てたようなものです。
    ここまでは「親切な電気やさん」へ書いています。
    だいたい、このような状況では修理できるとは思っていません。
    駄目元で開けて見るだけです。

     電池ボックス、フロントカバー、ファインダーカバー、左右のサイドカバー、底部の三脚用ボトムカバーの順にバラしてみました。
    精密ドライバーで外すネジの種類は3種(強度の必要な三脚部と長さの必要なフロントカバー部、その他)。 これは標準化を考えるとまともな設計だと思います。
    内部はフレキが這い回ってはいますが、特に問題はなさそうです。
    フィルムはきちんとローディングされカウンターが1になるので、2CR5の電池は大丈夫のようです。
    しかしズームとストロボがまったく動作しないので電源系を疑います。
     行き当たりばったりに、時計用のボタン電池を交換してみます。
    これは電池表面が一部腐食していたためです。
    しかし交換後も特に動作は変ります(あたりまえか)。
    フレキの剥離や電気系実装部品の脱落等もチェックします。
    特に問題なさそうです。
    こういうときは、可動部を疑ってみます。
    ズーム機構のモーターのピニオンギアを精密ドライバーの先で回転させ、ズームをテレ側へ移動してみます。
    このカメラはオートが基本なので、機構をリセットするためにもここでフィルムを一度抜いて再度セットしてみます。
    フィルムのローディング開始と同時に、ズーム機構が動作してワイド側へ移動しました。
    「なんだズーム機構は問題ないじゃん」という気分になります。
    とすると、ズームとシャッターのボタンが付いている基板ASS’Yが原因かと外してみます。
    シャッタースイッチやズームのラバー接点を掃除してみますが、問題は解決しません。
    さっぱり、わからん。

     そこで風呂に入って頭を冷やします。
    このサムライは電源スイッチと連動しストロボがポップアップするので、この可動部も疑ってみます。
    電源をONにするときは、左サイドのスライドスイッチを手前に引きます。
    ストロボを手で押しこんだら電源がOFFになります。
    横のスイッチスライダーは、ONにしてもスプリングの力で元の位置へ戻ります。
    スイッチは、ポップアップストロボのロックを外しているだけの機構になっているわけです。
    回路をON/OFFするスイッチを探すと、ストロボの下にリーフスイッチがありました。
    精密ドライバーの先でリード線を動かしてみると断線しているのを発見しました。
    一見半田付けがちゃんとされているように見えていたのですが、原因はここでした。


上の写真の精密ドライバーの先端部分が切れていた個所

     断線部分を半田付けして終わりです。
    その後特に問題なく動作しています。