塗装の種類と工法
     珍言采家は購入後9年の建売です。
    購入時は既にオープンハウスになっていたので、それ以前から建っていたはずです。
    ちなみにオープンハウスとは、不動産屋もしくは売主が販売を開始しても直ぐに売れず、どなたでも見に来て下さい状態のものです。
    通常は、不動産屋が販売開始前に買主の候補に見せています。
    早いときは、図面だけでも買主を募集します。
    売れなかった理由は、販売価格と公庫の融資の地域の差です。
    我が家から700m離れた坂戸市に入っていたら、公的融資は500万程度違っていました。

     そう言う訳で、築10年物と見てよいでしょう。
    外壁の種類は、防火サイディングにモルタル吹き付け塗装です。
    サイディングの種類は、バブルがはじけた後少なくなった(ほとんどなくなった)ボードを重ねたタイプです。
    現在は重ねない面一がほとんどです。
    屋根は一般的なコロニアルです。

     新築の建売は吹き付けが多く、その寿命は6年から8年と言われています。
    珍言采家も9年を過ぎていますから、サイディングや出窓の角部分に細かいクラックが発生しています。


コーナーに隙間が(角の内部はプラ材で保護していますが)

     また北側の壁には苔が少し見られます。
    北側の屋根には、かなり多くの苔が発生しています。
    風呂場のドア周りの工事、それにシロアリ対策も終わりましたので、そろそろ外壁の再塗装を本気で考える時期になりました。


我が家で一番酷い個所かな(雨水が浸透しています)

     外壁の塗装には、高価な順にセラミック系、ウレタン系、ゴムネタ系、リシン吹き付け等があります。
    見栄えも価格に比例します。
    対年数はここ数年で大きく普及したセラミックが20年と言われていますが、地震や車の振動それに四季のヒートショックに弱いので、初期の塗装は大なり小なりクラック等を発生しトラブルも多いようです。
    また珍言采家のようなサイディングは基本的に動くので、不向きと言われています。
    ウレタン系は10年、ゴムネタ系は8年と言われています。
    リシン吹き付けはほとんど無くなったようですが、短いもので4年と言われています。
    これらの年数は、防水効果が落ちて建物内部の劣化が始まる目処です。


釘が錆びて膨張し内部が割れます
(どうしてこんな処理をしているのだろう?)

     工法としてはゴムネタ系をローラー/刷毛塗装後に、エアでセラミックを打ち込む非常に高価なものがあります。
    しかし一般的には洗浄後に、ローラーと刷毛でシーラー(下塗り)+中塗り+上塗りが多いです。
    中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。
    要は2度塗りです。
    吹き付けは塗りを何度重ねてもモルタルの角が弱くてクラックが入りやすく、またシンナーを吹き付けているのか塗料を吹き付けているのかわからない工事が多いと感じます。

    カビや苔は高圧洗浄で落としますが、薬剤を使う業者もいます。
    薬剤の中にはバイオ洗浄を謳う業者もいますが、その効果ははっきりしていません。
    あまり酷い場合はバーナーでカビや苔を焼くそうですが、やったと言う話しは聞いたことがありません。

     コロニアルの屋根は、どこもケレン(腐食や汚れを削り取る)+洗浄作業後にシーラー+シリコンベストを塗装するようです。
    ケレンや洗浄をいいかげんにすると、数年で塗装が剥がれます。