![]() ◆ 初歩的整備のうんちく
それ以外自分のバイクでは交換したことがありません。 町中のバイク屋へ買いに行ったら、定価の11000円(値引きなし)と言われてビビリまくり買わずに帰りました。 結局東京パーツなる雑誌に載っていた横浜のバイク用品ディスカウント店で、5000円を見つけて交換しました。 今だったらどこのディスカウントストアでもそのくらいの割引率で簡単に買えます。 寿命の原因は電気的なものではなくて、ケースにクラックが入り液漏れしたことです。 今だったらエポキシ系の接着剤で塞いで使い続けます。 ・ブレーキフルード
珍言采はだいたい2年以内、早ければ1年で交換しています。 ブレーキフルードは、よくブレーキオイルと言われていますがオイルではありません。 吸湿しやすい液で、高温にも弱いものです。 規格はDOT3、DOT4と末尾の数字で識別され、数字が大きくなると高温に強くなりますが吸湿性も早くなります。 吸湿するとブレーキホースの中でスポンジーになりグニャとした感触で効きが悪くなります。 ボロボロで入手したKR−250がそうでした。 レース用バイクには吸湿による寿命より対温度を意識してDOT5規格を使うらしいのですが、一般のバイクでは寿命が短いと困るのでDOT4がポピュラーだと言われています。 ファミリーカーは、ディーラーが交換するとDOT3を入れられるようです。 間違えないために書きますが、高温とは気温ではなくフルードが接触するブレーキキャリパー内のピストンから伝わる温度です。 走った後にバイクからおりてブレーキディスクを触ると火傷する場合がありますが、あの温度はパッドを経由してピストンへ伝わっています。 つまりフルードはキャリパー内でいつも高温に曝されているのです。 次にフルードの価格ですが、下手な専門メーカー品を買うよりホンダ車用のDOT4を1L缶で買うのが600円程度なので一番安いようです。 ・点火プラグ
2ストロークでは消耗品と考えて高価な白金プラグは使用せずに、純正品をまめに交換した方がよいと思います。 日常のメンテについては、1000km程度に1回カーボンを落としていました。 カーボンの清掃については、よく雑誌等でワイヤーブラシで擦り落とすと書かれていますが、あれでは陽極の碍子の隙間まで落とせません。 私の方法はいたって簡単です。 プラグを外して逆さまに立て、キャブクリーナーを隙間に吹き込みます。 そうすると浸された部分のカーボンが溶解するので振って拭き取れば終了です。 ・エアクリーナ
価格も数百円です。 省資源/環境問題を考えると洗浄して再使用した方がよいとの意見もあります。 しかし洗い油(灯油)で洗浄して、その汚れた洗い油をどうすればよいのでしょう。 とりあえず珍言采は省資源を優先させ洗浄/再使用しますが、道路にぶちまけたりせずに自然乾燥させています。 しかしこれとて大気汚染です。 サービスマニュアルや雑誌を見ると洗浄にプラスチック製の四角い皿を使っている絵や写真が出ている場合が多いです。 この皿はカー用品の廃油受け皿を購入するより、写真用の現像バットを購入する方がかなり安価です。 しかしバットでの洗浄は、やってみて手が汚れるのと洗い油がたくさん必要なので、もっと簡単/少ない洗い油/手が汚れない方法を考案し実践しています。 先ずビニール袋にエアクリーナエレメントを入れて、少量の洗い油を注ぎます。 次に数分間よく揉みます。 汚れた洗い油を箱に詰めた新聞紙等に吸わせて、新しい洗い油を注ぎ揉み濯ぐ。 再度洗い油を排出したらエレメントをウエスで包んで絞ります。 最後にエレメントへ2ストロークのエンジンオイルを少量染み込ませて、ウエスで揉んで終わります。 スポンジのエレメントは10年間くらいはこれで使えますが、紙製は洗浄できません。 またスポンジがウレタン製だと10年近く使用するとボロボロに崩れてきます。 そうなるとキャブに破片を吸い込んで故障の原因となるので、あまり長期間使用するのはよくありません。 ・シリンダー内の清掃
2ストロークエンジンはわりと簡単にシリンダーを外してピストンリング等を交換できます。 でも清掃のためにシリンダーを度々外すのはとても面倒です。 そこで、キャブクリーナを活用します。 まずプラグを外します。 次に焼き鳥用の竹串をプラグ穴から入れます。 ギアをセカンドあたりに入れて、タイヤを手で回転させます。 竹串が最も上に来たときが上死点です。 この状態でプラグ穴からキャブクリーナを溢れるまで吹き込みます。 2ストロークでも上死点にしておけばシリンダー内に溜まったままになります。 15分くらいしてカー用品店で買ったバッテリー液用のスポイドで吸い出します。 シリンダーやピストンヘッドに付着したカーボンが溶けて真っ黒になったキャブクリーナが出てきます。 3000kmくらいで清掃すると効果があるようです。 以前、ネットニュースのfj.recでこの方法を書いたところウォーターハンマー現象に注意するようにフォローされました。でも2ストロークってピストンが下がるとクランク内にキャブクリーナが落ちるので問題無いようです。 ちなみにウォーターハンマーとは、シリンダー内に液体が入ると圧縮行程で気体のように体積が小さくならないので、行き場を失った液体がピストンが上がったときにシリンダーブロックの弱い部分を突き破ることです。 昔々4駆がザブザブと川に入ったりするとキャブから吸い込んだ水滴がシリンダーまで入ってしまい発生したそうです。 ・ブレーキパッドの交換
つまりここで書く意味がないので省略し、いくつかのノウハウだけにします。 ブレーキの鳴きを止めるために、珍言采はパッドの縁の面取りとブレーキグリスの塗布を行います。 面取りは小振りのヤスリで削ります。勿論新品は組み付ける前、日常の整備ではパッドを外して行います。 パッドを外したらついでにスプレー式のブレーキクリーナを吹き付けて、パッドの削れた微粉を洗い流すとベターです。 この後にブレーキグリスをパッドの裏側、パッドを押さえるプレート、キャリパーピストンに指で塗り付けると鳴き防止にそうとうな効果があります。 ブレーキが鳴く都度クリーナを吹き付ける人もいますが、珍言采はあまりお勧めしません。 ブレーキグリスの方が、何倍も効果が持続するのです。 このブレーキグリスですが、カー用品店にはあまり置いていません。少なくとも珍言采家の周囲20km圏にはありませんでした。 以前オートメカニック誌でメーカ名と品名を調べて取り寄せてもらおうとしましたが、カー用品店の店員から取り引きがないので入りませんと断られました。 しかし意外と身近な所から入手できました。車のディーラです。 珍言采家のマイカーはオートザムのAZ−3ですが、オートザムは純粋なマツダ系ではないので各社の車を扱っています。 車検整備に出したときに、試しにメカニックへブレーキグリスを使用していますかと尋ねると工具箱から日産の純正品を出して見せてくれました。 何に使いたいかと聞かれたのでバイクですと答えると、二輪だったらこのくらいで十分でしょうと使いかけをいただきました。 サービスが良かったのは、その若いメカニックがカワサキの400ccに乗っていたからかもしれません。 私が車を注文したときに、R1−Zでディーラへ行ったのをよく憶えていてくれたようです。 同じ時期にCR−Xを見にホンダプリモへ行ったときは、ヤマハのバイクが嫌いな態度でした。また「購入の検討はいかがですか」と一度も電話がかかってこなかったのは、そのプリモだけでした。 あとどのバイクにも効果があるか疑問ですが、RZ−250の場合はパッドの面に仮名ノコでスリットを入れると鳴きが止まりました。 RZはシングルローターで、フローティングでもなく穴あきスリット入りディスクでもありませんでした。 新車で購入後ある時期鳴きがひどかったのですが、この金ノコスリットでピタリと止みました。どうも濡れ雑きんをガラスのようなツルツルの面に張り付けて引っ張るとすごい摩擦が発生し音をたてるような現象だと思いました。 そこでパッドのツルツルをなんとかするために、スリットを入れ面をさらにヤスリで荒らしてみたのです。荒れた面はすぐにツルツルになって効果はなくなったようです。 RZのローターは、その後アナログのレコード盤のように溝が入り面が荒れたせいかパッドにスリットを入れなくても鳴かなくなりました。 |