RON DANTE

 1945年、ニューヨーク州ステイトン・アイランド生まれ。ロン・ダンテは、セッション・シンガーとして、アーチーズの「シュガー・シュガー」(全米1位)やカフ・リンクスの「トレイシー」(全米9位)でボーカルを担当し、その声を世間に広めました。しかし、自分の名義で発表した数々のシングルは、ヒットには恵まれませんでした。むしろ1973年以降のバリー・マニロウのプロデューサーとして大活躍しています。

SINGLES
(コンスタントにシングルを発表した、アーチーズやカフ・リンクス、ディタージェンツは除いてあります)

IMAGES RELEASE LABEL ARTIST TITLE TIME WRITERS NOTES
63 Almont 307 Ronnie Dante Little Lollypop 2'03" R.Dante-T.Wynn-D.Jordan 女声コーラスにあわせ、流れるようなメロディーの曲。
Funny 2'25" V.Testa-A.Alfano ウォーキング・テンポなのに、途中からホーンを交えてロンが熱唱します。楽しそうなタイトルからは想像できない不思議な曲。
64 Music Voice 503 Ronnie Dante Don't Stand Up In A Canoe 2'40" Snyder - Vance ひょうきんで楽しいポップ・ソング。
If You Love Me Laurie 2'19" Snyder - Vance ちょっぴりサイケな曲。ベース・ギターの音が印象的。ハッチ・デイビーの影響でしょうか。
65 Musicor 1058 Ronnie Dante Look At Me (You Did It) 2'06" Paul Vance - Lee Pockriss 60年代中期らしいオーケストラをバックに、ロンの熱唱で始まります。ホーンを中心とした演奏も当時としてはなかなか凝ったもののように思います。ポップスらしいテンポ・チェンジも楽しい作品です。
There's Love 2'07" Vance - Bordes 理屈ナシに楽しめるポップ・チューンで、多重録音によるコーラスもイカシています。複数のギターをかき鳴らし、面白い効果をあげています。
65 Musicor 1090 Ronnie Dante In the Rain 2'34" Rosenfeld 当時はやりだった雷鳴で始まる、雨がテーマの曲で、Walking in the Rain や Crying in the Rain といった曲名も登場します。途中にはシャングリラスよろしく、車がスリップするSEが挿入され、ドラマチックな展開を見せます。
Poor Boys 2'53" Elgin - Keyes 落ち着いたメロディアスな佳曲です。
65 Musicor 1105 Ronnie Dante (Don't Stand Up In A Canoe) (2'40") Snyder - Vance 64年のシングルを再発売。
(If You Love Me Laurie) (2'19") Snyder - Vance 64年のシングルを再発売。
65 Musicor 1134 Ronnie Dante Hey Mom, Hey Pop 2:26 B. Travis - S. Rossi 楽しいポップ・ソングです。ロンのシャウトに、バック・ボーカルと演奏ののんびりしたムードが奇妙にマッチしています。
(Heart) Stop Calling Her Name 2:10 Kaufman - Travis - Harris テンポのいいポップ・チューンです。流麗なメロディーで好感度の高い作品です。
66 Columbia 43720 Ronnie Dante 221 East Maple 2'17" N. Levenson まだあどけないロンがジャケットを飾ります。「ダン・ディ・ダン」という歌いだしや、結婚式の鐘の音がSEに使われている楽しい曲。
Think 2'06" N. Levenson - R. Selig こちらは大人っぽい、しっとりとしたバラード。まとまりの良い、ヒット性の高い佳曲です。
66 Columbia 43862 Ronnie Dante Janie Janie 2'36" Ronnie Dante - Gene Allan 異国を思わせるイントロと間奏ですが、基本的に楽しいポップ・ソングになっています。
I'll Give You Things 2'24" N. Levenson まるで「ジェームス・ボンドのテーマ」のようなイントロです。そのせいかスパイ映画のオープニングにでも使われそうです。
66 Roulette R-4703 Noah's Ark Hold back the Sun 2'10" Gene Allan - Ronnie Dante スケアクロウによってもシングルとして発表されている、サイケなポップ・ソング。ムードたっぷりで、壮大なイメージがあります。このノアズ・アークは、ディタージェンツと同じく、ロンがポール・ヴァンス&リー・ポックリスと組んだグループです。
I Think I Wanna Love You Baby 2'24" Gene Allan - Ronnie Dante - Bob Feldman 最初に弾き語りのライブのように、ロンが曲名紹介します。アコースティックな演奏に、ボーカルをオーバー・ダビングした、非常にポップな親しみやすい曲です。
66-11 Reprise 0530 Franklin & Benjamin (Better Me Than You) 2'18" Hess - Thomas オールディーズ然としたコーラス・グループです。静かなアコースティックな曲で、途中に語りが入るあたりも聴き物です。これは、ロンとジョン・ウォルシュとジーン・アランが組んだチームです。
(Cara Sell (Your Pencils)) 2'15" Ronnie Dante - GeneAllan - Bob Feldman はつらつとした楽しいコーラス・ソングです。
67 Dot 17023 Ronnie Dante Gypsie Be Mine 2'47" Ronnie Dante - GeneAllan - Bob Feldman ジプシー・ソングらしいストリングスとパーカッションがフィーチャされている、哀愁漂う曲です。途中でブレイクがあり盛り上げますが、もう少しテンポ・アップした方が、よりジプシーっぽくなった気がします。
The Absence of Lisa 2'24" GeneAllan - Ronnie Dante 憂いをもつバラード佳曲。ロンのボーカルに適度なエコーをかけ、ピアノもシックな感じに仕上がっています。同年、ジミー・クラントンもシングル発売しています。
67 MGM 13774 Village East (Building with a Steeple) 2'27" Ronnie Dante - Gene Allan リード・ボーカルは女性。デル・シャノンの「恋する街角」に似たムードの曲です。ボブ・フェルドマンとジーン・アランと組んだグループです。
(Tumblin' Down) 2'45" Ronnie Dante - Gene Allan A面同様、女性のボーカルによる、ファンキーな作品。ママス&パパスがやりそうな曲です。
67 DATE 2-1572 Plant Life Flower Girl 2'51" W. Levine ビートルズをはじめとするイギリスのバンドっぽい、テンポの良い愛すべきポップ・チューンです。
(Say It Over Again) (2'28") A. Kasha - J. Hirschhorn - W. Levise, Jr. こちらはロンのボーカルではありませんが、A面同様、小気味いいロック・バンド向けの曲です。
68 Mercury 72789 C.G. Rose Sayonara Baby 3'06" Ronnie Dante - Gene Allan 日本語の「サヨナラ」が使われている、日本人としてはうれしい曲。きれいなバラードで、途中に女性の語りも入っていて、涙ものです。アーティスト名の「C.G.」とは、ロンの本名の "Carmine Granito" に由来します。
Man of the Family 2'44" Ronnie Dante - Gene Allan 少々重いイメージの曲。
68 Mercury 72812 Ronnie Dante "He's" Raining in My Sunshine 2'44" Ronnie Dante - Gene Allan 66年にジェイ&アメリカンズによってマイナー・ヒットした曲です。ちょっと憂いを持った美しいイントロ部と、サビがテンポの良い佳曲で、ヒット性も十分です。久々に本名を使っただけあって、かなり力の入ったプロダクションです。
Follow a Dream 2'42" Ronnie Dante - Gene Allan ドラムスが一発鳴って、聴く者を惹きつけます。A面同様、ロンのはつらつとした歌声が聞けます。演奏もかっこよくて、ちっとも古さを感じさせません。
68 Phillip 40614 Charity It Ain't Us Who Make the Wars 2'33" Gene Allan - Ronnie Dante ブロードウェイ・ミュージカル「ビリー」から。複数のボーカルが元気に歌っています。メイン・ボーカルはロンより低い声ですが、もしかしたらロンが回転を落としてダビングしているのではないかとも思えてしまいます。
Windy City Woman 2'45" S. Formosa - P. Milford ソウルフルなパワフルな曲。こちらの歌い方からすると、メイン・ボーカルはやはり別人でしょうかね。
69 United Artists 50538 Abrahamm & Strauss Lay A Little Love on Me 2'34" Paul Vance - Lee Pockriss 後にカフ・リンクスでも発表されることになるポップ・ソングです。カフ・リンクスのバージョンがメロディアスなのに比べ、こちらは刻まれたリズムがベースとなり、ウォーキング・テンポの小品です。このアブラハム&シュトラウスの実体は、ディタージェンツやノアズ・アークと同じく、ロンがポール・ヴァンス&リー・ポックリスと組んだ覆面グループです。
(Hey Pierre) Oh What a Wonderful Day 2'45" Paul Vance - Lee Pockriss 非常に気持ちの良いポップ・ソングで、途中マーチ調に転調するのも聞き物。やはり後に、ロン脱退後のカフ・リンクスによってカバーされ、タイトルの「ヘイ、ピエール」を「ミスター・ビッグ」と改めて歌われました。
69 Intrepid 75001 Two Dollar Question Aunt Matilda's Double Yummy Blow Your Mind Out Brownies 2'21" Paul Vance - Lee Pockriss アーチーズやカフ・リンクスの曲と言っても通用するような、ハッピーで楽しいポップ・ソングです。それもそのはず、前作同様、カフ・リンクスの作曲家であるバンス&ポックリスのプロダクションで、実は「サリー・アン」の原曲です。歯切れの良いロンのボーカルや、「トゥルトゥトゥ」というコーラスも素敵です。これまた、ロンとヴァンス&ポックリスが名前を変えただけのグループです。
Cincinnati Love Song 2'38" Paul Vance - Lee Pockriss 歩くようなテンポの落ち着いたラブ・ソング。途中に語りが入り、可愛い感じに仕上がっています。ちょっと早めにフェード・アウトしてしまうのが惜しいかも。
69 Apt 26004 Jonah P. Jones (It Ain't Us Who Make the Wars) (2'29") Gene Allan - Ronnie Dante 前年にチャリティでも発表されていた佳曲。こちらは女声も加わって、より明るいつくりになっています。
(Sunrise Highway) (2'30") Gene Allan - Ronnie Dante なかなか疾走感もあってかっこいい曲です。
69 Decca 32573 Pearly Gate Free 3'21" Chris Andrews デッカにおいては、カフ・リンクスとパーリー・ゲイトの2枚看板でした。このパーリー・ゲイトはJohn Walshとのチームで、シングル2枚を残しています。この曲は一つのメロディーの繰り返しで自由を謳歌しています。
Carole's Epic Song [inst] (3'22") John Walsh シンセサイザーを使用したファンキーなインストゥルメンタル曲。フェード・インから始まりフェード・アウトに終わる、ジャム・セッションの一部を収録したようです。
70 Decca 32663 Pearly Gate Daisey 2'10" Chad Garrett パーリー・ゲイト名義の2枚目。ストレートでポップな楽しい曲。ロンのファンとしては、こういった曲を待ってました。
What Do You Hear From Your Head [inst] (2'19") Richard Rome - John Walsh 1枚目同様、B面はインストゥルメンタル曲。ジャジーなセッション。
70 Kirshner 1010 Ron Dante Let Me Bring You Up 3'13" Jeff Barry - Andy Kim アーチーズの成功から、自分名義でのアルバム"Ron Dante Brings You Up"(邦題「 「青春のアイドル」) を発売することができ、そこからのタイトル曲をシングル・カット。邦題は「青空に抱きあげよう」(RCA SS-a970)です。躍動感あふれる曲で、それなりのプロモーションもありましたが、やはり大きな成功はできませんでした。
How Do You Know? 3'18" Jeff Barry - Andy Kim A面同様、売れっ子ライターのジェフ・バリーとアンディ・キムの作品です。邦題は「恋の秘密」で、前述のアルバムに収録されており、この2曲以外はすべてロンの作曲でした。
70 Kirshner 5007 Ron Dante Sweet Taste of Love 2'25" Ron Dante - Jamie Carr アルバムからのシングル・カット第2弾。邦題は「恋をかみしめて」。
C'mon Girl 3'07" Ron Dante - Jamie Carr A面と同じコンビによる作品です。シングルカットする際にストリングスが加えられ、味わい深くなっています。邦題は「カモン・ガール」。
72 Buddah 327 Webspinners Theme from Spider-Man 2'01" Stephen Lemberg 親しみやすいスパイダー・マンのテーマ曲です。ジャケット写真はフランス盤です。アルバムも発売されました。
Goin' 'Cross Town 1'59" Stephen Lemberg 軽いタッチの曲。日本盤では、"Such a Groove to Be Free"がカップリングされていました。
72 Scepter 12321 California Goldrush Chirpy Chirpy Cheep Cheep 2'25" Harold Stott このグループは、ロンがリッチー・アダムスとジョン・ウォルシュと組んだものです。タイトルからも想像できるとおり、アーチーズにも通づる楽しいポップ・ソング。乾いた感じはアーチーズ同様ですが、演奏面ではかなり充実しています。ミドル・オブ・ザ・ロードが1971年にUKナンバーワン・ヒットさせた曲のカバーです。
Let's Get It On Today 2'19" Ron Dante - Richie Adams ロンのオーバー・ダビングによるコーラスも冴える、かっこいいロックン・ロール曲。ロンがシャウトしています。
72 Scepter 12333 Ron Dante That's What Life Is All About 3'02" Toni Wine - Irwin Levine 静かなオープニングから、徐々にストリングスが加わって盛り上がります。タンバリンを使っているあたりは60年代のイメージも残しています。実は、このセプター・レーベルでは、アルバムも計画されていましたが未発表に終わっています。
Country Dog 2'19" Ron Dante - Jamie Carr 歯切れのよいホーン・セクションと流麗なギターが、ステレオで際立つポップ・ソングです。A面としても十分通じるインパクトがあります。
73 Bell 460 Bo Cooper Don't Call It Love 3'34" Bo Cooper - Gene Allan 70年代のベル・レーベルらしい、メロディアスで現在の歌謡曲にも通じるプロデュースです。
Christian 2'54" Bo Cooper - Gene Allan きれいなメロディーの曲です。シタールのようなギターもポイントです。
74 Bell 610 Ron Dante Charmer 3'21" Tim Moore 最初のピアノからワクワクさせてくれます。ホーン、ストリングス、ピアノ、ギター、そしてボーカルも最高にイカシています。乗りにのったポップ・ソングの最高峰です。
Yesterday Dreamin' 3'52" Ron Dante- Howard Greenfield 静かな夢見るようなメロディーで、気持ちの良いバラードです。
74 Bell 619 Ron Dante Midnight Show 3'18" Ron Dante - Gene Allan ストリングスとボーカルが最初から全開です。エコーの効いたギターがさらにムードを盛り上げます。少々大げさなプロダクションが特徴的です。75年にボビー・ヴィントンもシングル・リリースしています。
Christian 2'53" Bo Cooper - Marty Panzer 前出のボ・クーパーのバージョンをそのまま収録。しかしクレジットは、ロンが「ボ・クーパー」を使ったので、ジーン・アランも「マーティ・パンサ」を名乗ったのでしょうか?

スターバード
(カナダのコロンビア盤)
74 (CANADA) COLUMBIA C4-8046

(German) EPIC EPC S 2254
STARBIRD
(Starbuck)
Umbrella Man 2'39" Ron Dante- Howard Greenfield カナダでは「スターバード」、ドイツでは「スターバック」名義で発売され、本国アメリカではリリースされなかったようです。程よいエコーが施され、雨の雰囲気を醸し出しています。明るい曲調で、非常に親しみやすいポップ・ソングです。
Hot Lips Is Back 2'45" Ron Dante - Marty Panzer ロンが伸び伸び歌う、ノリの良いロック調の曲です。
75 RCA PB-10340 Ron Dante Sugar Sugar 3'03" Andy Kim - Jeff Barry RCA移籍後の第一弾は、アーチーズとしての大ヒット曲を、バリー・マニロウがディスコ調にアレンジ。パワフルですが、オリジナルのもつ楽しい雰囲気は半減しています。
Sugar Sugar Part 2 - - -
76 RCA PB-10651 Ronnie & the Dirt Riders Yellow Van 3'15" Ron Dante - Gene Allan サーフィン&ホット・ロッドの再燃にのって、バリー・マニロウのプロデュースで決めてくれた、かっこいい曲。コーラスもワクワク、海に繰り出したくなります。
Love Will Never Hurt You 3'03" Ron Dante - Gene Allan 爽快感のあるポップ・ソングです。
77 RCA PB-10898 Ron Dante How Am I To Know 3'23" Ron Dante - Phillip Nameanworth ちょっと憂いのあるギターが、ひと昔前の歌謡曲といったムードを醸し出します。
Skywriter 2'52" - 疾走感あふれるポップ・チューンです。こちらがA面でも十分ヒット性があります。
79 Infinity 50008
(12" Infinity 16003)
Dante's Inferno Ain't Misbehavin' (One Never Knows Do One?) 3'24" T. Waller - H. Brook - A. Razaf ダンテズ・インフェルノ名義の第一弾です。LPや12インチ盤が6'54というロング・バージョンなのに対し、シングルはショート・ミックス3'24を収録しています。
Round About Midnight 2'51" J. Jolis - K. Simone - B. Martin 全編がロンのボーカルによる、聞きやすいシティ・ポップスです。LPやこのシングルが2:51というショート・バージョンなのに対し、12インチ盤はロング・ミックス6:20を収録し、じっくり楽しめます。
- 79 Infinity 50018
(12" Infinity 16005)
Dante's Inferno Fire Island 3'45" Ron Dante - Gene Allan 日本でもシングル発売されました。邦題「ファイアー・アイランド」。赤い12インチ盤も存在し、そちらはLPと同じロング・ミックス6'42にショート・ミックス3'45をカップリングしています。むしろ7インチのシングル盤の方が珍しい気がします。
They're Playin' Our Song 3'58" Marvin Hamlisch - Carol Bayer Sager 邦題「プレイング・アワ・ソング」。
79 Infinity 50038 Dante's Inferno Brand New Key (from Skate Key Medley) 3:31 Melanie Safka / Ron Dante - Gene Allan アルバム収録曲のショート・ミックスです。ロンの軽いポップなタッチで始まり、モニカのファンキーでパワフルなボーカルにバトンタッチします。ラベルのタイトル・クレジットや作者クレジットが、まるで"Skate Key Medley"の前半である"Brand New Key"の部分だけが抜粋されているような表現になっていますが、しっかり後半の"Skate Key Boogie"の部分も含まれたメドレー曲となっています。
They're Playin' Our Song 3'58" Marvin Hamlisch - Carol Bayer Sager なぜか前作"Fire Island"のB面曲と同じ"They're Playin' Our Song"が再録されています。しかしプロモーション盤のB面には、A面"Brand New Key"のロング・ミックスがカップリングされています。レーベル面には6:41と記載(Fire Island のロングバージョンのタイムを誤記したのでは?)されていますが、実際にはLPと同じ5:23のバージョンです。
- 79 Infinity INF 116
(12" Infinity INFT 116)
Dante's Inferno Could It Be Magic 3'29" Barry Manilow - Adrian Anderson イギリスでは、この曲もシングル・カットされています。12インチ盤も出ています。
They're Playin' Our Song 3'58" Marvin Hamlisch - Carol Bayer Sager それでも、やっぱり、B面はこの曲なんですねぇ。
- 80 Handshake 02107 Ron Dante Show and Tell 3'16" Jerry Fuller アルバム "Street Angel" の先行シングルです。
God Bless Rock and Roll 2'51" Ron Dante - Howerd Greenfield
81 Handshake WS9-02552 Ron Dante Letter from Zowie 3'32" Frank Musker - Dominic Bugetti アルバムから2枚目のシングル。同年、シーナ・イーストンも"Letter from Joey"のタイトルで発表している曲。
Street Angel 3'21" Larry Weiss - Scott English
- 99 RKO/Unique ? Ron Dante Our Day Will Come 3'58" アルバム "Favorits" からのシングル・カット。
Temptation Eyes 3'11" Price - Walsh グラスルーツの代表曲です。
2012-3-22 Ron Dante Disney Girls 3:59 Bruce Johnston 音楽配信という形でリリースされたシングル曲。イントロに映画のムードが挿入され、コーラスやオーケストレーションも作りこまれた、転調が美しく味わい深いバラード曲です。
2015-12-5 The Naimz
(feat. Tony Burrows, Ron Dante & David Martin)
Golden Yearz 3:03 David Martin アーチーズで有名なロン・ダンテに、エジソン・ライトハウスで有名なトニー・バロウズとデビット・マーティンがコラボするという、正に夢のような企画、そしてドリーミーなポップ・ソングです。タイトル通り、歌詞に懐かしいヒット時代が歌いこまれ、ファンには涙ものです。CD "THE ORIGINAL CAST & FRIENDS  - The Ones That Got Away"にボーナストラックとして収録されました。
2020-10-16 Sunset Blvd Records Ron Dante Kiss the Girl (from The Little Mermaid) 2:55 Alan Menken -  Howard Elliott Ashman 1989年のディズニーアニメ映画「リトルマーメイド」で、サミュエル・ライトがカリプソ風に歌った「キス・ザ・ガール」ですが、ロンはすがすがしいヒットソングタイプに仕立てて聞かせてくれます。
M.R.C. Music, Inc. 9369 Ron Dante Hello Girl 2:09 元気いっぱいに歌われる、このまま発売しても十分ヒットできる完成度の高い作品です。ロン自らのダブル・レコーディングが気持ちいい。7インチのアセテート・デモ盤です。
70? Edwin H. Morris & Company, Inc. Ron Dante Love Is Hard 2:40 Lee Pockliss - Shelley Pinz 10インチのアセテート・デモ盤です。おなじみポックリスの曲ですが、ハードな仕上がりです。70年頃の作品でしょうか。

 


ALBUMS


Ron Dante Brings You Up (青春のアイドル)('70 Kirshner 106)
アーチーズとしての活躍で知名度がアップし、ルックスも悪くないところで、ようやくソロ・アルバムの発表となりました。アーチーズの影武者として活躍している時代であり、プロダクションも共通しています。ピンナップが同封されたりして、まさに邦題のようにアイドル的な扱いでした。
NO. TITLE JAPANESE TIME WRITERS NOTE
A1 Let Me Bring You Up 青空に抱き上げよう 3'13" Jeff Barry - Andy Kim 表題曲で、シングル発売もされました。ファズの効いたギター、サイケなキーボード、マリンバなど、アーチーズのプロダクションの延長にあり、安心して聞けるヒット・ソングとなっています。
A2 A Million Voices みんなで歌おう 2'39" Ron Dante ロンのダブル・レコーディングと、ハーモニーがきれいなバラードです。
A3 Go Where the Music Takes You 愛のミュージック 2'28" Ron Dante - Howerd Greenfield ハンド・クラッピングも効果的な親しみやすい、売れ線のポップ・ソングです。ニール・セダカの作曲コンビであるハワード・グリーンフィールドが歌詞を書いています。
A4 Joanna ジョアンナ 2'24" Ron Dante - Milford 同時期にボーカルをとったカフリンクスでも、女性の名前をタイトルに冠した曲が多かったですが、ここでもきれいなバラード曲を披露しています。
A5 Sweet Taste of Love 愛をかみしめて 2'25" Ron Dante - Jamie Carr このトラックも2枚目のシングルとしてカットされました。間奏にハープシコードが使われたポップソングです。
A6 Games 二人のゲーム 2'31" Ron Dante ロンの熱唱が聞けます。
B1 Lovin' Lady ラヴィン・レディ 2'30" Ron Dante - Milford ビートが刻まれるちょっとファンキーなパワフル曲です。サイケなキーボードもフィーチャされています。
B2 C'mon Girl カモン・ガール 2'54" Ron Dante - Jamie Carr 静かながら、盛り上がるメロディアスな曲です。シングル「愛をかみしめて」のB面でしたが、シングル・カットに際し、ストリングスが加えられています。マリンバもいい味が出ています。
B3 Muddy River Water マディー・リバー・ウォーター 2'25" Ron Dante - Gene Allan ノリノリのロックです。
B4 How Do You Know 恋の秘密 3'18" Jeff Barry - Andy Kim アーチーズっぽい軽いバブルガム・サウンドで、シングル「青空に抱き上げよう」のB面でした。このシングルAB面を除いて、ロンがすべての曲を作曲しています。
B5 Mr. Sun ミスター・サン 1'57" Ron Dante スキャットが楽しいポップ・ソングです。アーチーズ4枚目のアルバム「サンシャイン」が夏と太陽をテーマにした曲で構成されていたので、もしやそのアウトテイクなのではと感じます。
B6 Don't Let Love Pass You By あの娘をのがすな 2'37" Ron Dante ロンがシャウトする楽しいロック・ソングです。




The Amazing Spiderman / Webspinners ('72 Buddah BDS 5119)
スパイダーマンの、ラジオドラマ的なサウンドトラック・アルバムです。ストーリーが挿入されていますが、音楽として聴くにも、悪くない作品です。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
A1 Episode T' Peter's Nightmare 5'25" Stephen Lemberg
A2 Theme from Spider-Man 2'18" Stephen Lemberg シングル・カットもされた、元気いっぱいのテーマ曲です。
A3 EpisodeU' Spider-Man Remembers 5'18" Stephen Lemberg
A4 Such a Groove to Be Free 3'20" Stephen Lemberg 日本では、シングルカットされたテーマ曲のB面にはこちらが収録されました。
A5 Episode V' Spider-Man's Dilemma 3'33" Stephen Lemberg
B1 Episode W' A Strange Ally 1'23" Stephen Lemberg
B2 Stronger the Man 3'33" Stephen Lemberg
B3 Episode W' A Strange Ally (cont'd) 2'43" Stephen Lemberg
B4 Goin' 'Cross Town 2'02" Stephen Lemberg シングルカットされたテーマ曲のB面に収録されました。
B5 Episode W' From Beyond the Grave 6'13" Stephen Lemberg



Dante's Inferno ('79 Infinity INF 9014)
MONICA BURRUSS とのコラボレーションです。ディスコの時代で、7インチ・シングルとあわせて12インチ盤も発売されていました。それにしても、まるでショーを見てるような楽しさがあります。ロンの作品としては陰に隠れている感がありますが、これはとってもオススメな楽しい作品です。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE LP 7 12
A1 Fire Island 6'42" Ron Dante - Gene Allan 情熱的なディスコ・ソングです。2枚目のシングルで、12インチ赤盤も発売されました。 6'42" 3'45" 6'42"
A2 Skate Key (Brand New Key / Skate Key Boogie) 5'23" Melanie Safka / Ron Dante - Gene Allan 2曲がメドレーで展開されます。モニカのボーカルも頑張っています。3枚目のシングルともなりました。 5'23" 3'31" -
A3 They're Playing Our Song 3'58" Marvin Hamlisch - Carl Bayer Sager A1,A2,A4がシングル・カットされた際、すべてこの曲がカップリングされていました。とても親しみやすいポップ・ソングに仕上がっています。 3'58" 3'58" 3'58''
A4 Could It Be Magic 7'40" Barry Manilow - Adrian Anderson バリー・マニロウがペンをとっています。イギリスなどではシングル・カットされました。当時を偲ばせるドラマティックな展開のメロディーで、ヒット性十分です。 7'40" 3'29" 7'40"
B1 Open Up Your Heart 5'59" Monica Burruss ロンとモニカの掛け合いがすばらしい、情熱的なラブ・ソングです。モニカ自身の作曲です。 5'59" - -
B2 Round About Midnight 2'51" J. Jolis - K. Simone - B. Martin デビュー・シングルB4のカップリング曲でした。ロンだけのボーカルによる、捨てがたい佳曲です。LPの中にしては珍しくショート・バージョンで、フェード・アウトしてしまうのが残念です。 2'51" 2'51" 6'20"
B3 'T Ain't Nobody's Biz-ness If I Do 4'47" Porter Grainger - Everett Robbins 楽しい作品に仕上がっています。 4'47" - -
B4 Ain't Misbehavin' (One Never Knows Do One?) 6'54" J. Waller - H. Brook - A. Razaf 前曲から間髪いれずに始まります。かっこいいアレンジで、ショーの締めくくりといった感じです。デビュー・シングルとなりました。 6'54" 3'24" 6'54"



Street Angel ('81 Handshake JW 37341)
多彩な作曲家の作品を取り上げた意欲作で、プロデュースはロン・ダンテとポール・シェイファー。大人びたAOR作品になっています。ロン名義の貴重なオリジナル・アルバムといえます。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
A1 Street Angel 3'21" Larry Weiss - Scott English きれいなバラードの表題曲でスタートです。シングル"Letter from Zowie"のB面にもなりました。
A2 Show and Tell 3'16" Jerry Fuller 先行シングルとしてリリースされました。ミディアム・テンポのビートが刻まれる、この時代らしいモダンなプロダクションです。
A3 I Can't Stop 4'17" Richard Kerr - Troy Seals スローなバラードです。女声コーラスも魅力的です。
A4 Letter from Zowie 3'32" Frank Musker - Dominic Bugetti 非常にパワフルな楽曲で、2枚目のシングルとしてカットされました。あのシーナ・イーストンも同じ1981年に"Letter from Joey"というタイトルでリリースしています。
A5 God Bless Rock 'n' Roll 2'51" Ron Dante - Howerd Greenfield "Show and Tell"のB面としてシングル・カットされた、ロンが絞り出すように歌う、ファンキーなロック曲です。
B1 Jane 4'02" Desmond Child - David Wolfert ヒット性の高い壮大な展開をみせるボーカル、コーラス、ギター。エンディングに向かい淡々したテンポに転調して歌い続けるこのスタイルはMichael Nesmith の"Carioca"(1979)に似ています。
B2 Makin' Up 3'33" Gino Cunico - Albert Cambell - Gerald McMahon サックスが味わい深い、大人のポップ・ソングです。
B3 Stay All Night 3'11" Peppy Castro - Willie Weeks タイトルを歌う部分が、意表を突かれるディスコ調のメロディー・ラインに転調します。
B4 Don't Do That to Me Anymore 3'41" Jimmy Maelen - Michael Barbiero タイトルの繰り返しが印象深い、親しみ易いロック曲です。
B5 Sea Cruise 2'32" Huey P. Smith 文句なく楽しめるロックンロールです。演奏は新しいですが、50〜60年代のオールディーズ調のメロディーライン、コーラスにニコニコしてしまいます。



Favorites ('99 RKO/Unique RKO1023) Rock & Roll Legends Live !
('99 RKO/Unique RKO1008)
ロンの久々のニュー・アルバムは、60年代ポップスのカバーです。ロン自身が好んでいる曲を、のびのびとプレイしています。カフ・リンクスの2曲を演っているのもポイントですね。最も多くフィーチャされているグラスルーツ(1,3,5,7,9,11)については、ロンがプロデュースした同年のアルバム"Rock & Roll Legends Live !"(写真右) においてグラスルーツ名で発表されていたものです。こちらのアルバムは、オリジナルのイメージを壊すことなく再演するというコンセプトで、ほかにはマーク・リンゼイやスペンサー・デイビスらが自分の持ち歌をリメイクしています。
NO. TITLE JAPANESE TIME WRITERS NOTE
1 I'd Wait a Million Years 100万年の想い 3'05" Zekley - Bottler グラスルーツの1969年の15位のヒット曲です。オリジナルよりもややテンポを落としパワフルに歌う、オープニングにふさわしいロック曲です。
2 Windy ウィンディ 2'36" Ruthan Friedman ソフト・ロックの代名詞、アソシエーションの、1967年のナンバー・ワン・ヒット。メロディー・ラインとコーラスが優しいポップ・ソング。
3 Temptation Eyes 燃ゆる瞳 3'11" Price - Walsh これもグラスルーツの15位のヒット(1971年)。シリアスでかっこいいロックな前半パートから、親しみ易い後半パートに転調する黄金ポップスです。
4 Cherish チェリッシュ 3'32" Terry Kirkman 1966年、アソシエーションの全米ナンバーワン・ヒット。数々のカバーが存在する名曲です。
5 Where Were You When I Needed You 冷たい太陽 3'15" P.F. Sloan - Steve Barri ロンのボーカルが伸びやかで、ヒット性の高いトラックです。グラスルーツの1966年のデビュー曲ですが、この時点ではグループの実体がなく、作者のP.F.スローンらスタジオ・ミュージシャンが演奏したものだったのです。ところがレコードが全米28位のヒットとなり、あわててロブ・グリルらのメンバーが後付けで集められたという逸話があります。アーチーズも実体のないアニメのバンドだったので、どこか共通するところがあります。
6 Papa Was a Rolling Stone パパ・ワズ・ア・ローリング・ストーン 3'58" Norman Whitfield - Barrett Strong テンプテーションズ1972年のナンバー・ワン・ヒットとして有名で、グラミー賞を獲得しました。間奏のギターソロも聞きどころです。
7 Midnight Confessions 真夜中の誓い 3'16" Josie 1曲おきにグラスルーツの曲が登場します。これは1968年、第5位の大ヒットです。ロンの多重録音が良い効果を出しています。
8 Never My Love かなわぬ恋 2'59" Donald Addrisi - Richard Addrisi 1967年、アソシエーションの全米第2位のヒット。
9 Let's Live for Today 今日を生きよう 3'14" Mogal - Shapiro - Julien グラスルーツの名をとどろかせた名曲です。1967年第8位のヒット
10 Give Me Just a Little More Time ギヴ・ミー・ジャスト・ア・リトル・モア・タイム 3'33" Brian Holland - Lamont Dozier - Edward Holland Jr. - Ron Dunbar 1970年、チェアメン・オブ・ザ・ボードの曲ですが、1992年のカイリー・ミノーグのカバーが有名です。
11 Heaven Knows 神に願いを 2'32" Price - Walsh 1969年、グラスルーツ24位のヒット曲。
12 Our Day Will Come 燃ゆる初恋 3'58" Mort Garson - Bob Hillard ルビー&ザ・ロマンティックスの1963年の全米ナンバーワンヒット曲です。
13 Midnight Special ミッドナイト・スペシャル 2'19" (traditional) 昔から伝わるトラディショナル・ソングですが、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)が1969年にヒットさせました。ロンも楽しく歌っています。
14 Jackie Blue ジャッキー・ブルー 3'24" Steve Cash - Larry M. Lee ザ・オザーク・マウンテン・デアデビルズの1975年のヒットです。元はドラッグを歌った曲のようです。
15 When Julie Comes Around ジュリーは恋人 2'52" Paul Vance - Lee Pockriss カフ・リンクス2枚目のシングル曲で全米41位でした。もちろん、ロン自身のボーカルを自ら再演したもので、やはりいい曲はいいですね。
16 Tracy トレイシー 2'32" Paul Vance - Lee Pockriss これもカフ・リンクスの代表曲で全米第9位のヒット曲です。




Saturday Night Blast ('04 Artists Voice Records)
ロサンゼルスのバッファロー・サウンド・レコーディングによって録音されており、テッド・パールマンなる人物がすべての楽器とプログラミングを担当しています。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
1 Old Time Rock & Roll / Mony, Mony 4'19" Bob Seger / Tommy James - Bo Gentry - Ritchie Cordell - Bobby Bloom "Old Time Rock & Roll"は1978年、ボブ・シーガーの作品で、トム・クルーズの1983年の映画「卒業白書」(Risky Business)で使われたことで有名です。"Mony, Mony"はトミー・ジェイムス&ションデルズの1968年全米第3位の作品。
2 Rockin' Robin / Little Bitty Pretty One 3'30" Leon Rene / Bobby Day "Rockin' Robin "は、ボビー・デイ1958年の全米第2位のヒット曲。"Little Bitty Pretty One"は、そのボビー・デイがペンを執った作品で、サーストン・ハリスの1957年全米第6位のヒット。ここでは、ピーター・ヌーンがバック・ボーカルで参加しています。
3 Rock Me Gently 4'12" Andy Kim アンディ・キム、1974年のナンバー・ワン・ヒット。バック・ボーカルにアンディ自身が参加しています。
4 Happy Together 2'50" Bonner - Gordon タートルズ1967年のナンバー・ワン・ヒット。
5 Summer in the City 3'33" Mark Sebastian - Steve Boone ラヴィン・スプーンフルの1966年のナンバー・ワン・ヒット。アーチーズで共演したトニ・ワインがバック・ボーカルで参加しています。
6 Words / To Love Somebody / If I Can't Have You 4'51" Barry Gibb - Robin Gibb - Maurice Gibb ビージーズのメドレーです。"Words"は1968年、"To Love Somebody"は、1967年のヒット。"If I Can't Have You"は映画「サタデイナイト・フィーバー」の挿入歌で、Yvonne Ellimanが歌った曲です。
7 Anyone Can See 3'16"
8 I Go to Rio 3'29"
9 Tear Up the Dance Floor 3'51"
10 Even After 3'33"
11 Don't Lose Heart 4'04"
12 Angels Among Us 4'54"
13 If I Can't Have You (Full Version) 2'45"




Rockin' Christmas Party, Volume 1 ('04 Digital Musicworks International - DMI 879254001336)
ロン・ダンテのほかにルー・クリスティ、トミー・ルー、ゲイリー・ルイス、ボビー・ヴィー、クリス・モンテスが参加している12曲入りのクリスマス・アルバムです。前作と同じく、バッファロー・サウンド・レコーディングによって録音、リミックスが施されています。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
1 Rock & Roll Christmas 2'31"
7 Shine Your Light on Me 3'04"
10 Santa Claus Is Coming to Town 2'40"
12 The Christmas of Our Lives 4'30"




California Weekend ('06)
ロサンゼルスのバッファロー・サウンド・レコーディングによって録音されており、テッド・パールマンなる人物がすべての楽器とプログラミングを担当しています。それにしても、ロンは若い! 声も若いころと変わりないし、全編にわたってまぶしい夏を連想させるはじけたパフォーマンスを聞かせてくれます。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
1 Summer Medley (Sweet Soul Music / Devil With A Blue Dress On / Good Golly Miss Molly) 3'55"
2 California Sun 3'21"
3 Walkin' On Sunshine 3'57"
4 All Summer Long 3'38" なんと! ビーチ・ボーイズとの共演です。
5 California Nights 3'23"
6 Soak Up The Sun 4'11"
7 The Summer Wind 3'24"
8 (Summer In The City) (3'38") Mark Sebastian - Steve Boone トニ・ワインとの共演。ここから4曲は"Saturday Night Blast"収録曲を再収録した曲たちです。
9 (Rock Me Gently) (4'11") Andy Kim アンディ・キムとの共演
10 Rockin' Robin 2'54" Leon Rene ピーター・ヌーンとの共演。"Saturday Night Blast"では"Little Bitty Pretty One"を織り込んだ編集でしたが、その部分を取り除いて、小細工なしの一曲に仕上がっています。
11 (Old Time Rock & Roll) (4'18") Bob Seger / Tommy James - Bo Gentry - Ritchie Cordell - Bobby Bloom タイトル・クレジットは異なりますが、"Saturday Night Blast"と同じ編集で、"Mony, Mony"がメドレーで歌われています。
12 Tracy 2'23" Paul Vance - Lee Pockriss こちらは"Favorites"('99)とも異なる新しい録音で、おちついたムードで歌っています。あの印象的な「パパパパパパ〜」というスキャットはありません。こういうのもいいかも・・・。




Favorites  (2010 FUEL 302 061 834 2)
"Favorites"(1999)と"Saturday Night Brust"(2004)から選りすぐった曲たちと、新曲5曲を交えて、新たな"Favorites"が編集されました。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
1 (Old Time Rock & Roll) (4'23") Bob Seger / Tommy James - Bo Gentry - Ritchie Cordell - Bobby Bloom "Saturday Night Brust"(2004)より。タイトル・クレジットからは漏れていますが、"Old Time Rock & Roll"と"Mony, Mony"のメドレーです。
2 (I'd Wait a Million Years) (3'05") Zekley - Bottler "Favorites"(1999)より
3 (Heaven Knows) (2'32") Price - Walsh "Favorites"(1999)より
4 That's Alright Mama 2'23" .
5 (Windy) (2'36") Ruthan Friedman "Favorites"(1999)より
6 (Temptation Eyes) (3'11") Price - Walsh "Favorites"(1999)より
7 Billy Don't Be a Hero 3'18"
8 (Rock Me Gently) (4'21") Andy Kim "Saturday Night Brust"(2004)より
9 (Let's Live for Taday) (3'14") Mogal - Shapiro - Julien "Favorites"(1999)より
10 (Cherish) (3'32") Terry Kirkman "Favorites"(1999)より
11 Black Is Black 3'00"
12 (Rockin' Robin) (3'57") Leon Rene "Saturday Night Brust"(2004)より
13 (Happy Together) (2'46") Bonner - Gordon "Saturday Night Brust"(2004)より
14 Gimme Some Lovin' 2'55"
15 (Bee Gees Medley) 4'54" Barry Gibb - Robin Gibb - Maurice Gibb "Saturday Night Brust"(2004)より。Words / To Love Somebody / If I Can't Have You
16 (Give Me Just a Little More Time) 3'33" "Favorites"(1999)より
17 (I Go to Rio) 3'37" "Saturday Night Brust"(2004)より
18 (Midnight Confessions) 3'16" Josie "Favorites"(1999)より
19 Lay a Little Lovin' on Me 3'16"
20 (Even After) 3'34" "Saturday Night Brust"(2004)より



Happily Ever After (2010-4-6 Walt Disney Records)
ディズニーのウェディング・アルバム。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
11 That's How You Know 3:24 邦題「想いを伝えて」。女声コーラスが華々しく、幸せいっぱいなきれいな曲に仕上がっています。



Boomin' Reunion vol 1 (2011 MAX CAT RECORDS)
ロン・ダンテのほかにクリス・モンテス、レン・バリー、ルー・クリスティ、ブライアン・ハイランドが参加している11曲入りのアルバムです。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
4 Leader of the Raundromat 3:05 ディタージェンツの代表曲のリメイクです。もちろん、「リーダー・オブ・ザ・パック」のパロディ曲です。ここが初出だと思うのですが、他のコンピレーションからの転用でしょうか。
5 (When Julie Comes Around) 2:49 Paul Vance - Lee Pockriss カフリンクスの曲のリメイクですが、こちらは1999年のCD"Favorites"からの再録と思われます。


Air-O-Plane Ride (Sunshine, Soft & Studio Pop 1966-1970)
(エアロプレーン・ライド〜あなたの知らないソフト・ロック名曲集第七集)
(2021 TEENSVILLE RECORDS tv1051)
ティーンズヴィルからのサンシャインポップス集第8弾(日本では第7弾)として発表されたコンピレーションCDです。32曲ものレアな音源が収録されています。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
9 Don't Make Me a Memory 2:43 Al Kasha - Joel Hirschhorn このCDは日本でも発売され、邦題が「思い出にしないで」とつけられています。68年ころのデモ・アセテートで、爽やかなサンシャイン・ポップスに仕上がっています。トリニ・ロペスの兄弟である Jesse Lopez がレコーディングしたほか、リリースされませんでしたがママ・キャスが歌詞を大幅に変えて録音しているとのことです。Regent Sound Studios, Inc.のアセテート盤のようです。


Nothin' Succeeds Like Success (Unreleased 1960s Pop Gems Rescued From Acetates) (2024 TEENSVILLE RECORDS tv1065)
「貴重なアセテート盤を救う」という趣旨のコンピレーションCDです。特にデモ盤として日の目を見なかった貴重な録音は、世界に数枚しかないものであり、アセテートは傷みやすい材質であることから、こうしてCDとしてファンの手元に届くということは素晴らしいことです。
このアルバムにはロン・ダンテの歌唱による曲が3曲収録されており、ほかにも、エリー・グリニッチやビリー・J・クレイマー、ヴァン・マッコイ、ポール・アンカなどの有名どこが歌っていますが、半分のトラックは歌手が不明だったりします。アーチーズの曲をたくさん書いているリッチー・アダムスも収録されています。
NO. TITLE TIME WRITERS NOTE
3 Tomorrow Never Comes 3:00 とても聞きやすいコーラスも素敵なポップスに仕上がっています。正式リリースされなかったのが非常に惜しい作品です。付属のブックレットには1964年8月7日にカットされたとあり、盤にはAssociated Recording Studiosのラベルが貼られているようです。
18 Young Hearts, Young Hands 2:19 Richard Ahlert - Leon Carr 60年代後半の楽曲で、内省的なきれいなスロー・バラードです。Freddie Paris、Cathy Carlson、Jim 'Gomer' Naborsといったアーティストに歌われており、ロンもカバーしようとしていたのでしょうか。これもAssociated Recording Studiosのアセテート盤です。
34 Don't Fall in Love 2:20 Myles Chase 残念ながら、このロンのデモ・バージョンはイントロ部分がダメージを受けているとのことで、ロンの歌いだしから収録されています。これは1967年頃のデモで、Jimmy Angel、Jeff Neal、Ray Brownらも発表しているようです。A Famous Music Corporation というニューヨーク・ブロードウェイのラベルが貼られています。