LINDA SCOTT




ALBUM

STARLIGHT,STARBRIGHT ('61 CANADIAN AMERICAN SCALP-1005)
収録された全12曲が、すべて星づくしで、まさにスターのデビュー・アルバムです。リンダの声がかわいらしく、それでいて安定したハリのある歌唱力にメロメロです。
A-1 Starlight, Starbright 星は輝き 2:21 Weiss - Harmon スタンダードが多い中、これはオリジナル。アルバムトップを飾るにふさわしいデキ。シングルとしても"Don't Bet Money Honey"のB面ながら44位までアップ。
A-2 Stars Fell on Alabama アラバマに星落ちて 2:18 Parish - Perkins プロデューサーのハッチ・デイビーらしさが、あふれています。
A-3 You Are My Lucky Star 君は僕の幸運の星
(君は私のラッキースター)
2:19 Freed - Brown 文句なしのドリーミー・サウンド。1952年の映画「雨に唄えば」の中の曲。
A-4 Stardust スターダスト 3:15 Hoagy Carmichael - Mitchell Parish リンダが大らかに歌う傑作です。ナット・キング・コールのカバーが有名です。「シャボン玉ホリデー」のエンディング曲としても使われていました。
A-5 Little Star 可愛い星
(リトル・スター)
2:43 Arthur Venosa - Vito Picone 可愛いリンダにぴったりな、ヒット曲タイプ。大スキです。
A-6 I've Told Every Little Star 星に語れば 2:20 Hammerstein - Kern 思わず体が踊りだします。リンダのデビュー曲で、61年3月、チャートの3位を記録しました。
B-1 Count Every Star 星を数えて
(カウント・エヴリー・スター)
2:36 Sam Gallop ファンの絶大な支持を受けている、ムードいっぱいの曲。62年4月にシングル・カットされ、41位までチャート・アップした。
B-2 Blue Star ブルー・スター 2:57 Edward Hayman - Victor Young 流れるような気持ちよさ。ストリングスもステキ。
B-3 Catch a Falling Star キャッチ・ア・フォーリング・スター 1:42 Paul Vance - Lee Pockriss 1957年、ペーリー・コモのヒット曲で、名ソングライター・コンビのペンによる作品。リンダの可愛さ沸騰。
B-4 When You Wish Upon a Star 星に願いを 2:23 Ned Washington これは特にお馴染みの曲でしょう。速いテンポでヒット曲的なアレンジがいいですね。
B-5 A Thousand Stars お星さまがいっぱい 2:03 Eugene Pearson きれいな歌曲を、優しく歌い上げます。1954年 Rivileers の曲で、1960年のキャシー・ヤング(全米3位)、1961年のビリー・フューリー(全英14位)の歌で有名。
B-6 Land of Stars 1:58 Weiss - Harmon バック・コーラスが盛り上げるオリジナル作品。


GREAT SCOTT! (CANADIAN AMERICAN SCALP)
ファースト・アルバムからの7曲と、シングル曲を集めたベスト盤的な内容。おそらく、コングレスへの移籍によって、付け焼刃的にリリースされたのでは?
A-1 Count Every Star カウント・エヴリ・スター 2:36 Sam Gallop (ファースト・アルバムの再録)
A-2 Bermuda バーミューダ 2:09 Cynthia & Eugene Strother 「カナディアン・アメリカン」で最後のシングル。新レーベル「コングレス」の"Yessiree"と同時発売で70位。南米風の異色曲。
A-3 It's All Because どうしても 2:37 R. "Hutch" Davie "I Don't Know Why"のB面ながら、50位のヒットを記録。なかなかの佳曲。
A-4 A Thousand Stars お星さまがいっぱい 2:03 Eugene Pearson (ファースト・アルバムの再録)
A-5 I've Told Every Little Star 星に語れば 2:20 Hammerstein - Kern (ファースト・アルバムの再録)
A-6 Blue Star ブルー・スター 2:57 Edward Hayman - Victor Young (ファースト・アルバムの再録)
B-1 Don't Bet Money Honey かけごとはおよし 2:31 Linda Scott リンダのオリジナルで61年7月に全米9位の大ヒット。ストリングスも効いてて、僕もお気に入りの一曲。
B-2 Starlight, Starbright 星は輝き 2:21 Weiss - Harmon (ファースト・アルバムの再録)
B-3 Little Star 可愛い星(リトル・スター) 2:43 Arthur Venosa - Vito Picone (ファースト・アルバムの再録)
B-4 Lonely for You 想いはいずこ 2:23 Bernie Lawrence - Steve Lawrence "Bermuda"のB面として発表された。いまいちふっきれてないような曲調に戸惑いを感じる。
B-5 You Are My Lucky Star 君は僕の幸運の星 2:19 Freed - Brown (ファースト・アルバムの再録)
B-6 I Don't Know Why なぜかしら 2:23 Turk - Ahlert スタンダード曲をそつなくこなし、61年10月に12位のスマッシュ・ヒットを記録。


LINDA SCOTT (CONGRESS )   リンダ・スコットのグディ・グディ (KING MH(Y)-9)
もっとも多彩なポップスを聴かせてくれたコングレス時代のアルバム。スタンダード曲もあるけど、リンダらしい明るいイメージで、お気に入りの一枚。
A-1 I Wonder, I Wonder, I Wonder アイ・ワンダー、アイ・ワンダー、アイ・ワンダー 1:59
A-2 Sit Right Down and Write Myself a Letter 手紙でも書きましょう 2:30 Young - Ahlert
A-3 Never in a Million Years いついつまでも 2:26 Mack Gordon - Harry Revel
A-4 I'll Walk Alone ひとり淋しく 2:30
A-5 Yessiree イエスサリー 2:24 Linda Scott '62年2月、新しく設立されたコングレス・レーベルからの第1弾で、60位のヒット。元気いっぱいの曲です。
A-6 The Loveliest Night of the Year うるわしの宵 2:13
B-1 Goody Goody グディ・グディ 2:16
B-2 To Each His Own トゥ・イーチ・ヒズ・オウン 2:05
B-3 The Things I Love これが私の好きなもの 2:24 モノ・バージョンとステレオ・バージョンでは別のボーカルが収録されています。モノのほうが親しみやすいメロディーだと思います。
B-4 Through the Summer 夏が過ぎたら 2:20 Rudy Clark
B-5 Why Do Fools Fall in Love 恋はくせもの 1:34
B-6 Yours ユアーズ 2:35


HEY, LOOK AT ME NOW ('65 KAPP KS-3424)
リンダがもっとも歌いたかったスタンダード曲を、思う存分収録した、ラスト・アルバム。確かにリンダにあってるかもしれないけど、もっとポピュラー曲でヒットを連発して欲しかったよ。 
A-1 If I Love Again イフ・アイ・ラヴ・アゲイン 2:35
A-2 It All Depends on You イット・オール・ディペンズ・オン・ユー 2:30
A-3 Oh! Look at Me Now オー! ルック・アット・ミー・ナウ! 2:22
A-4 I Fall in Love Too Easily アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー 2:32
A-5 If I Had You イフ・アイ・ハッド・ユー 3:21
A-6 That Old Feeling ザット・オールド・フィーリング 2:00 心うきうきするヒット曲タイプの曲。
B-1 The Very Thought of You ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー 2:26
B-2 Close Your Eyes クローズ・ユア・アイズ 1:59
B-3 I Remember You アイ・リメンバー・ユー 2:26
B-4 These Foolish Things (Remind Me of You) 愚かなりわが恋 2:39
B-5 This Is My Prayer 夢見る想い(ジス・イズ・マイ・プレイヤー) 3:04
B-6 I'll See You in My Dreams アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス 2:15


SINGLEのみ収録曲

写真 レーベル タイトル 邦題 時間 作者 コメント
'59 Epic 5-9341 In-Between Teen 2:41 Linda Sampson 名義で発表されたデビュー曲です。淡々とした歌い方で、ちょっと物足りない感じがしますが、なかなか素敵なロッカ・バラードです。
Lover Of The Year 2:13
'61-3 Canadian American 123 Three Guesses 三つの言葉 2:14 Linda Scott 大ヒット曲"I've Told Every Little Star"のB面として発表された、リンダのオリジナル。なかなか味わいがあり、才能を感じさせます。後のCDで、異なるテイク3&4(2:39)も発表されています。
'61-12 Canadian American 132 Christmas Day クリスマス・デー 2:16 R. "Hutch" Davie - Weiss 企画モノのシングルで発表された(B面は別アーティスト)。いかにもクリスマスといったホーンやベルがフィーチャされている楽しい曲です。
'62-2 Congress 101 Town Crier 涙の街角 2:28 Linda Scott "Yessiree"のB面で、これもリンダのオリジナル。116位にランクされました。ストリングスが哀愁を感じさせます。
'62-9 Congress 106 I Left My Heart in the Balcony 涙のスクリーン 2:39 Jeff Barry - Artie Resnick 名作曲家のジェフ・バリーがペンをとった佳曲。泣ける。62年9月のシングルで74位。
Lopsided Love Affair ロマンス・キッス 1:57 Linda Scott まさにヒット曲。
Congress 108 I'm So Afraid of Losing You 2:32 Ruby Clark バラード曲。
The Loneliest Girl in Town 2:08 Hunk Hunter - Mark Barkan 明るい曲だけど、中途半端的なデキ。
Congress 110 Ain't That Fun 2:31 Jeff Barry - Tony Powers 声量のあるリンダがシャウト! アップ・テンポ向きの曲ながら、ミドル・テンポに抑えた憎い演出。Sit Right Down and Write Myself a Letter"とのカップリングで発表。
Congress 200 Let's Fall in Love レッツ・フォール・イン・ラヴ 2:05 - 楽しい軽めのティーン・ポップス。アイドルとしてのリンダにぴったりの曲。翌年にもCongress 206として再発売されました。
I Know It, You Know It 悲しい別れ 2:20 - 変わったテンポが印象的。
'64-1 Congress 204 Who's Been Sleeping in My Bed ベッドで泣いて 2:33 Burt Bacharach - Hal David バート・バカラックの名曲。独特のテンポながら、ステキなメロディーで、多くのカバー曲がある。64年1月に100位を記録。
My Heart マイ・ハート 2:19 定番のバラード。この手の曲が好きな人にはたまらないかも。
Congress 209 I Envy You アイ・エンヴィ・ユー 2:41 Larry Weiss めずらしくワルツ調のテンポを取り入れた曲。地味だけど、悪くない。
Everybody Stopped Laughing at Jeanie 悲しきジェニー 1:55 Kilgore - Kennedy ちょっと古めのロックン・ロールだけど、マイ・フェイバリット曲。
Kapp 641 Patch It Up 2:52 悲しく落ち込んだときに、もっと落ち込ませてくれる迷曲。曲自体は悪くないと思います。
Kapp 677 Don't Lose Your Head 2:33 これも何だか心にモヤモヤを残す曲。
Kapp 713 You Baby 2:28 ロネッツのバラードをアップ・テンポでやっちゃいました! スペクター風にオーケストラも豪華で、Goodです。
I Can't Get Through to You 2:43 リンダの泣き節としては、これが一番の秀作でしょう。
Kapp 762 Take a Walk, Bobby 1:54 Steve Karliski 思わず体も弾む、カントリー調のウキウキ・ソング。
Toys 2:31 Florence - Manley オーケストラも贅沢なグッド・チューン。
'68 RCA47-9424 They Don't Know You 3:14 Elgin - Arnell - Anisfield - Lisi なんとなく、リンダの終焉をイメージさせるマイナー曲。レーベルも変わって、時代にあったアレンジとなりました。
Three Miles High 2:10 Elgin - Arnell - Sherman アップ・テンポ曲で、ほっとさせてくれます。
'69 - I'm Gonna Make You Mine [by  Lou Christie]   - ルー・クリスティの曲に、エリー・グリニッチとともにバック・ボーカルで参加し、トップ10ヒット。




※ まぎらわしい同名のリンダ・スコットさん Linda (Flavell) Scott [UK]もいますが、こちらも可愛いです。 
   '69-5 First of All / The Answer's in My Eyes (CBS-4246)
    '69-9 The Composer / You Made a Fool Out of Me (CBS-4528)
    '71-1 Sweet Sweet Reason / You Wanted Me to Be Your Baby (BELL BLL-1138)