CONNIE STEVENS [コニースティーヴンス]


ワーナー・ミュージック・ジャパンから、僕も制作に協力したシングル・コレクション「オール・オブ・マイ・ライフ」発売中! 

1938年8月8日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。本名コンチェッタ・ロザリー・アン・インゴリア。高校時代はレターメンのトニー・ビュタラ等とフォー・モストというコーラス・チームで歌っていました。TVドラマ「ハワイアン・アイ」のクリケット・ブレイク役に抜擢され、毎回劇中歌を披露して、そのキュートな歌声で世の男連中をとりこにしました。シングル「シックスティーン・リーズンズ」は全米3位を記録。ワーナーの看板スターとなりました。アルバムはスタンダードが多いけど、シングルはバラエティに富んだポップス。キャロル・キングにP.F.スローン、バート・バカラックまでこなす。女優としては映画「パームスプリングの週末」「二十歳の火遊び」「底抜け楽じゃないデス」「セックス・シンボル」などで好演。1963年にジェームズ・ステーシーと結婚。

 

  シングル

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  '58 WB-(No Number) Why Can't He Care for Me   Sammy Cahn - Harry Warren プロモーション・オンリーのシングルのようです。ジェリー・ルイス主演の映画「底抜け楽じゃないデス」 (Rock-A-Bye Baby) の中でコニーが披露している優しい曲。前奏がなく、可愛いコニーの歌声が聞けます。後半のオーバー・ダビングによるコーラスが素敵で、ひょうきんな感じで曲が終わりますが、それも愛らしいです。
Hit the Road to Dreamland   Harold Arlen - Johnny Mercer コニーのデビュー・アルバム収録のドリーミーなポップ・ソング。愛らしい歌声が魅力のコニーですが、この頃はさらに初々しいですね。両面とも同じハル・ハイディのオーケストラなので、A面もファースト・アルバム・セッションで収録されたと思われます。
  '59 FARO F-45-596 Between the Devil and the Deep Blue Sea 2:25 Koehler - Arlen エド・デイヴィスとコニーの曲ということでクレジットされていますが、「クーキー・クーキー」と同様に、歌ではなく、かけあいで、出番は中盤以降です。
(Love Me as Though There Were No Tomorrow) (2:55) Adamson - McHugh  
  '59 WB-5047 Kookie, Kookie (Lend Me Your Comb)
(クーキー・クーキー(櫛を貸して))
   Irving Taylar エド・バーンズとのデュエットで、全米第4位の大ヒットとなりました。曲というより、ひょうきんな音楽にあわせて、アイドルの二人が掛け合いをするスタイルですが、コニーの持ち味も活かされていて、なかなかの出来栄えです。エドの曲という扱いで、彼のアルバムに収録されています。
You're the Top
(あなたが一番)
  Cole Porter こちらはエド・バーンズのソロです。

@

 

-

WB-5092 Apollo
(アポロ)
 1:55 Freed - Silbert この曲がコニーのソロ・デビュー・シングルです。元気のいいハンド・クラッピングとドラムスで、快活なコニーがそのまま表現されているようですが、ヒットは記録しませんでした。
Why Do I Cry for Joey ?
ホワイ・ドゥ・アイ・クライ・フォー・ジョーイ
 2:15 Freed - Saxon - Sherwood これも人気のあるバラードです。AB面ともセカンド・アルバムに収録されました。

60

WB-5137
(東芝WB-2)

Sixteen Reasons
(シックスティーン・リーズンズ)

 1:57 Bill & Doree Post 全米第3位の大ヒットとなりました。あなたを好きなわけを16個、数え歌風に歌うロッカ・バラードで、コニーがささやくように歌うのが人気の秘密でしょう。
Little Sister
(リトル・シスター)
 2:11 R. I. Allen アルバム未収録の小品ですが、愛らしいコニーらしい曲に仕上がっています。バディー・コール・トリオの演奏です。
 

60

WB-5159
(東芝WB-7)

A Little Kiss Is a Kiss, Is a Kiss
リトル・キス / 小さなキッス

 2:23 Mecedes Valdes - Manny Kurtz 愉快なパーカッションをバックに、コニーが元気よく歌います。アメリカではこのシングルのみピクチャ・スリーブがついたようです。
Too Young to Go Steady
(年頃なのよ / トゥー・ヤング・トゥー・ゴー・ステディ)
 2:11 Jimmy McHugh - Harold Adamson セカンド・アルバムからのカットです。全米第71位を記録しました。コニーお得意のバラードです。

61

WB-5217 And This Is Mine
(アンド・ジス・イズ・マイン)
 2:11 Hal David - Burt F. Bacharach バカラックによる名曲です。迫力の歌いだしから、流れるようなきれいなメロディー。文句のつけようのない傑作です。日本のベスト盤に収録されなかったのが不思議なくらいです。ドイツ語バージョン"Du Bist Mein"も録音されています。右の写真は楽譜です。
Make-Believe Lover
(メイクビリーヴ・ラヴァー)
 2:47 Ervin - Drake コニーのコケティッシュな魅力があふれるポップ・ソング。特にこの曲では幼ささえ感じます。

 

61

WB-5232

If You Don't Somebody Else Will
あなたがしなけりゃ

 1:52 Mathis - Hamilton - Fautheree このシングルも80年代の日本のベスト盤には収録されなかったので、ちょっと聞きなれない気がします。まるで童謡のような楽しい曲で、子供たちが手をつないで輪になって踊りそうな雰囲気があります。
The Greenwood Tree
緑の森で
 2:19 Ray Stanley ほのぼのした曲ですが、バックが派手でない分、コニーの歌唱力を引き出しています。
61 WB-A 5238

Man Soll Sich So Schnell Nicht Verlieben
(恋は慎重に)

 2:08 Buchholz - Berling コニーがドイツ語で歌う珍品です。楽しい作品で、英語盤が出ていればヒットしたかもしれません。コニーのドイツ語は、よくわかりませんが流暢な気がします。演奏はシンプルですが、アップ・テンポのためか、電子オルガンにも意外にチープ感はありません。
La Le Lu
(ラ・レ・ルー)
 2:49 Gaze こちらもドイツ語で、A面に負けていない素敵な曲で、「ラリルー」と歌うところはがとってもかわいいです。リズムがくるくる変わり、シンプルな演奏とブリッジの豪華なオーケストラの対比が面白い。ドイツ語はもう一曲、「Du Bist Mein (アンド・ジス・イズ・マイン)」も録音しています。
 

62-6

WB-5265
(東芝7B-2)

Why'd You Wanna Make Me Cry for
小さな涙

 2:06 Gerry Goffin - Carol King 全米第52位のヒットを記録しました。人気ライター、ゴフィン&キングの作品です。ドラムスとオーケストラでイントロからワクワク、哀愁を帯びたストーリー性のある展開で、コニーのシングル曲の中でもベストといえるデキです。

Just One Kiss
(ジャスト・ワン・キッス)

 2:20 Cole - Haley コニーの十八番のスローなバラードです。ちょっとレイジーなオールド・スタイルで始まり、コニーの伸びやかなボーカルが映えるクライマックスへと導きます。

62

WB-5289
(東芝7B-8)

Mr. Songwriter
(ミスター・ソングライター)

 2:20 Rogers - Murray 全米第43位のヒット曲で、ファンにはおなじみの曲です。コニーの可愛さ爆発といった感じで、シャウトするところでさえ、舌足らずで愛らしくあります。ペリー・ボトキン・ジュニアがアレンジと指揮をしています。
I Couldn't Say No
(イヤとは言えなかったの)
 2:34 Gerry Goffin - Ripp - Carol King ゴフィン&キングによる、涙涙の名曲です。ストリングスにパーカッションがうまく絡み、とても効果的な雰囲気が出ています。
 

63

WB-5318

Hey, Good Lookin'
(ヘイ、グッド・ルッキン)

 1:55 Hank Williams 4枚目のアルバム「ハンク・ウィリアムス・ソング・ブック」の1曲目に収録されていました。元気のいいこの曲は、コニーにぴったりです。ハンク・ウィリアムスの1951年のヒットです。
Nobody's Lonesome for Me
俺はひとりだ
 2:13 Hank Williams ピアノがメインのスロー・テンポのバラードです。これも「ハンク・ウィリアムス・ソング・ブック」収録曲です。
 

63

WB-5380
(東芝BR-1069)

Little Miss-Understood
(悲しきミステーク)

 2:02 Botkin - Garfield ペリー・ボトキン・ジュニアのペンによる、哀愁漂うミディアム・ナンバー。日本人が好むタイプの曲でしょうか、僕も大好きな一曲です。
There Goes Your Guy
浮気なボーイ・フレンド
 2:33 Tipton - Cole バック・コーラスとの掛け合いが聞ける、前衛的な曲です。プロダクションとしては、かなりチャレンジしたものではないでしょうか。
 

64

WB-5425
(WB P-1758)

They're Jealous of Me
(恋のジェラシー・ゲーム / ジェラス・オブ・ミー)

 2:39 Gerry Goffin - Carol King これもキャロル・キングとゲリー・ゴフィンの黄金コンビによるグレートな一曲。例にもれず、素晴らしい出来栄えです。1982年に日本のCMに登場してクローズ・アップされ、翌1983年にはこの曲をひっさげて第12回東京音楽世界大会にも出場しました。60年代には未発表でしたが、来日記念盤として「シックスティーン・リーズンズ」とのカップリングでシングル発売されました。
A Girl Never Knows 2:01 P.F. Sloan - Steve Barri こちらもおなじみの職人ライター、スローン&バリの作品です。スペクター調のポップ・チューンで、B面にしておくのがもったいない感じです。デビッド・ゲイツとルー・アドラーのプロデュースです。

K

 

65

WB-5610

Now That You've Gone (Puisque Tu Pars)
ナウ・ザット・ユーヴ・ゴーン

3:05 Ballay - Clark - Newell 全米第53位のヒット曲。壮大なコーラスとオーケストラが似合う、美しくも哀しいメロディアスな名曲となっています。このシングルと次のシングルを収録した4曲入りEP(HWB 327-05 写真右)が、南米でも発売されています。
Lost in Wonderland
(ロスト・イン・ワンダーランド)
 2:02 David Gates デビッド・ゲイツのペンによるドリーミーなナンバーで、ファンタジーな世界に誘ってくれます。B面にしておくのがもったいない素敵な曲です。
 

65

WB-5656

Something Beautiful

 2:01 Miller - Atkins テンポの良い楽しい曲です。単調な曲ではありますが、ハイハットが鳴り続け、賑やかな感じに仕上がっています。
In the Deep of Night  2:30 Mills - Reid 転調がバラエティに富んでいて、いくつもの曲のパーツを組み合わせたような楽しさがあります。

 

66-1

WB-5691

Don't You Wanna Love Me

 2:48 Gerry Goffin - Carol King 淡々としたリズムとコーラスですが、耳に残り、思わず口ずさんでしまう魅力があります。
In My Room
(イン・マイ・ルーム)
 2:37 Paul Vance - Lee Pockriss ヒット・メイカーのヴァンス&ポクリスの作品です。ウォーカー・ブラザーズのヒット曲「孤独の太陽」として有名です。

 

66

WB-5804

That's All I Want from You

 2:31 Rotter - Rotha イントロからワクワクさせてくれる、古いながらも聞きやすくて素敵なグッド・チューンです。コニーも伸びやかに歌っています。
All of My Life
(オール・オブ・マイ・ライフ)
 2:42 Miller - Powers とても素直な魅力にあふれたポップ・ソングです。レスリー・ゴーアも吹き込んでいます。

 

66-7

WB-5834

Most of All
(モースト・オブ・オール)

 2:18 G. Geld - P. Udell おもちゃ箱のようなインストが特徴的なポップ・ソングです。66年、カウシルズのデビュー曲(全米118位)です。
How Bitter the Taste of Love  2:08 Cook - Greenaway アップ・テンポで、ホーン・セクションが華々しい、グルーヴィ・チューン。バンド全盛の時代らしい、ヒット曲といったプロダクションです。

 

66-11

WB-5872

It'll Never Happen Again
イットル・ネヴァー・ハプン・アゲイン

 2:04 Tim Hardin フォーク・シンガーのティム・ハーディンによる作品で、コニーにとっても異色作といった感じの曲です。しかし、コニー・フランシスやジョニー・リバースも同時期に録音しており、意外に時代の主流だったのでしょうか。
What Will I Tell Him
(何んて言ったら良いのかしら)
 2:10 DeVorzon - Chandler 1963年の映画「パーム・スプリングの週末」のサントラに収録されていた曲です。落ち着いた佳曲です。

 

68-3

MGM-13906

Chinderella Could Have Saved Us All

 2:42 Barden シンデレラを題材にしたファンタスティックでミステリアスな曲。
Wouldn't It Be Nice (to Have Wings and Fly)  2:21 Clifford リズムがしっかりしたマイナー・タッチの曲です。コニーが声を絞り出すようにして歌うのが切ないです。ハリウッド・パレスに出演したりして歌っていました。
 

70

BELL-866
(BELL-88025)

5:30 Plane
(涙にお別れ)

  Jimmie Webb ジミー・ウェッブによる哀愁漂うポップ・チューンで、すべてがかっこいい最高の出来栄えとなっています。疾走感があって、ドラムスのイントロに始まり、オーケストラもアップ・テンポでムードを盛り上げてくれます。ベル・レコードにとって、フィフス・ディメンションに続く大物アーティストの移籍第2弾として報じられました。THE JEAN TERRELL SUPREMES も録音している曲です。
She'll Never understand Him (Like I Do)
彼は私のもの
 3:30 Jackie De Shannon - Randy Newman かのジャッキー・デシャノンとランディ・ニューマンによる共作です。スローからロマンティックに盛り上がります。日本盤シングルのジャケットではタイトルにミス・プリントがあり、"Him"が抜け落ちています。

  70 BELL-922

Keep Growing Strong

  Linda Creed - Thom Bell タイトルこそ異なりますが、スタイリスティックス(1971年)で有名な"Betcha by Golly, Wow"「ゴーリー、ワウ」です。この奇妙なタイトルは、「うわー」とか「神にかけて」とか訳されてるようです。たくさんのアーティストにカバーされている名曲ですが、実はコニーこそがオリジナルです! このシングルの両面を、作者でもあるソム・ベルがプロデュース・編曲・指揮しています。
Tick - Tock  3:08 Walter Marks A面にも劣らない魅力的な曲です。タイトル通り、時を刻むようなビートの利いたテンポのよいサウンドです。ゴージャスな演奏も素晴らしいです。

 

72

BELL-45,234

Simple Girl

  Graham Nash グラハム・ナッシュの"Simple Man"がオリジナルですが、スローにして、演奏もカントリー臭さをなくし、まったくタイプが異なるバラードに仕立て上げました。これがコニー?と耳を疑うような、声の感じや歌い方にびっくりします。最後の"Alone"の直前のブレスが、とてもセクシーです。
Take Me Back to Roses and to Rainbows   Kim Carnes - Mike Settle 穏やかなムードで始まり、徐々に盛り上がる、ドリーミーなバラードです。作者は元ニュー・クリスティ・ミンストレルズで、1981年に「ベティ・デイビスの瞳」の大ヒットで有名となるキム・カーンズ。この頃のキムは、映画「バニシング・ポイント」や、アーチーズのようなアニメ「シュガー・ベアーズ」で作曲の才能を発揮していた時代です。このシングルは両面"Simple Girl"のデモ盤のほうが多く出回っているので、このB面はめったに聞けません。
      WB PRO  Toys for Tots U.S. Marine Corp. 0:20
0:20
- WBスター9人によるクリスマス・メッセージ集。それぞれ15秒程度のメッセージが収録されていますが、コニーは可愛い声で2トラック収録されています。各トラックごとに針が進まないようにできています。
   ? Prevent Blindness T5 1044 (60 seconds commercial)   - 各種著名人による語りのCMレコードで、A面に1分間CM4本と10秒CM3本、B面に30秒CM6本と20秒CM3本が収められています。コニーは、A面4トラック目で、1分間CMを担当しています。

 

アルバム

CONCHETTA ('58 WB W-1208)
コニーのデビューアルバム。20歳のキュートな魅力あふれる1枚。彼女の本名に由来するアルバム・タイトルですが、 本名は"Concetta"で、微妙にスペルが異なっています。当時日本では発売されなかったと思われます。
A1 Blame It on My Youth 2:14 Lavant - Hayman  
A2 They All Laughed 2:35 George & Ira Gershwin "Shall We Dance"
A3 Looking for a Boy 2:37 George & Ira Gershwin "Tip Toes"
A4 The Trolley Song 2:37 Blane - Martin  
A5 Polka Dots and Moonbeams 2:45 Burke - Van Heusen  
A6 It's a Lovely Day Today 2:27 Irving Berlin "Call Me Madame"
B1 Why Try to Change Me Now 2:20 Coleman - McCarthy  
B2 Hit the Road to Dreamland 2:57 Arlen - Mercer  
B3 I Know Why (and So Do You) 3:10 Warren - Dubin "Sun Valley Serenade"
B4 On a Slow Boat to China 2:31 Frank Loesser レッサーのペンによる1948年の作品。
B5 Too Young 2:42 Dee - Lippman 1951年、ナット・キング・コールのミリオン・ヒットです。
B6 Spring Is Here 1:57 Rodgers - Hart "I Married an Angel"



CONNIE STEVENS as "Cricket" in the Warner Bros. Series "Hawaiian Eye" ('60 WB W-1382)
TVドラマ「ハワイアン・アイ」でクリケット役を演じ、一気にブレイクしたとき発売された名作。全米第3位「シックスティーン・リーズンズ」などのシングル・ヒットをはじめ、ドラマの中でもおなじみの曲がズラリ。コニーの歌声もノリにのっています。オーケストラは4組が担当し、デビュー・アルバム収録曲の再演A2,A5,B2,B6がハル・ハイディ、初期シングルであるA1,A3,B1,B4がドン・ラルケ、ハワイアン・アイのサントラに収録されてたB5がウォーレン・バーカー、A4,A6,B3がカール・ブラントです。
A1 Sixteen Reasons シックスティーン・リーズン 1:58 Bill & Doree Post 全米第3位のファースト・ヒット・シングル。楽曲の良さに加え、コニーの甘えるような魅力が全開ですね。
A2 On a Slow Boat to China (オン・ア・)スロー・ボート・トゥ・チャイナ 2:33 Frank Loesser 再演
A3 Too Young to Go Steady 年頃なのよ 2:12 Jimmy McHugh - Harold Adamson スロー好きにはたまらない、コニーのコケティッシュなバラードです。
A4 A Little Kiss Is a Kiss Is a Kiss リトル・キス (小さなキッス) 2:26 Mecedes Valdes - Manny Kurtz とってもおキャンなコニーの魅力が爆発です。
A5 Why Try to Change Me Now なぜ私を変えさせる 2:35 Coleman - McCarthy 再演
A6 Love of the Month Club ラヴ・オブ・ザ・マンス・クラブ 2:05 Frisch - Tobias イントロのホーンから、やられてしまいます! もう、楽しさいっぱいのコニー・アイランド!
B1 Apollo アポロ 1:56 Freed - Silbert コニーのデビュー・シングルです。ハンド・クラッピングが冴える元気いっぱいの曲です。
B2 Too Young トゥ・ヤング 2:39 Dee - Lippman 再演
B3 Lulu's Back in Town ルルがまちにやって来る 1:52 Warren - Dubin これも楽しい、テレビでもおなじみのノリノリ・チュ−ン!
B4 Why Do I Cry for Joey ? ホワイ・ドゥ・アイ・クライ・フォー・ジョーイ 2:16 Freed - Saxon - Sherwood コーラスもムードを高めてくれる、スローなバラード。
B5 Let's Do It レッツ・ドゥ・イット 3:07 Cole Porter 1928年のミュージカル「パリ」の挿入歌です。原曲は長い曲ですが、バースと2コーラス目の前半を省略して歌っています。サントラ「ハワイアン・アイ」に収録されていたものを、そのまま流用しています。
B6 The Trolley Song トロリー・ソング 2:38 Blane - Martin これも前アルバム収録曲の再演です。コニーの歌唱力もアップして、より垢ぬけた仕上がりを見せています。



FROM ME TO YOU ('62 WB W-1431)
西ドイツでの録音です。ウェルナー・ミュラーのオーケストラにのせて、映画主題歌などをおおらかに歌います。異国ムード漂うB-2、B-6あたりも聴きものです。
A1 Our Very Own アワー・ヴェリー・オウン 3:22 Young - Elliott 1950年の同名映画の主題歌。「われら自身のもの」
A2 Wild Is the Wind 荒野を渡る風 3:40 Tiomkin - Washington 同名映画の主題歌より。
A3 The Long Hot Summer 長い暑い夏 2:59 North - Cahn 同名映画の主題歌
A4 Have You Got Any Castles, Baby ? ハヴ・ユー・ゴット・エニィ・キャッスル、ベイビー? 3:08 Whiting - Mercer 映画"Varsity Show"より。
A5 My Own True Love マイ・オウン・トゥルー・ラヴ 2:18 Steiner - David 1939年の映画「風と共に去りぬ」より。「タラのテーマ」という邦題でも有名です。
A6 Dancing in the Dark ダンシング・イン・ザ・ダーク 2:42 Schwartz - Dietz 1931年のミュージカル「ザ・バンド・ワゴン」の挿入歌でした。映画「さまよう青春」にも使用された曲です。
B1 Return to Paradise 楽園に帰る 2:25 Tiomkin - Washington 同名映画の主題歌です。
B2 The Girl Friend of the Whirling Dervish 回教徒のガール・フレンド 3:14 Warren - Dubin - Mercer 「ハワイアン・アイ」の中でも歌われました。ベット・ミドラーの歌でも有名です。
B3 Because You're Mine ビコーズ・ユー・アー・マイン 2:36 Brodszky - Cahn 同名映画の主題歌
B4 Wonderful Copenhagen ワンダフル・コペンハーゲン 2:15 Frank Loesser 映画"Hans Christian Andersen"より。
B5 I've Got My Love to Keep Me Warm 恋に寒さを忘れて 2:35 Irving Berlin 映画"On the Avenue"より。
B6 Hajji Baba ハジ・ババ 2:43 Tiomkin - Washington 映画"The Adventures of Hajji Baba"主題歌。




HANK WILLIAMS SONG BOOK ('62 WB W-1460)
かのハンク・ウィリアムスの名曲をコニーが歌います。カントリーってのも、クリケット役でやんちゃなイメージのあるコニーにはピッタリかも。
A1 Hey, Good Lookin' ヘイ・グッド・ルッキン 1:58 Hank Williams コニーにぴったりな元気のいい曲です。オーケストラのかっこよさとコニーの歯切れのよいパワフルな歌い方がマッチしたベスト・ソングで、シングルとしても発売されました。ハンク・ウィリアムスの1951年のヒットです。
A2 I Can't Help It (If I'm Still in Love with You) どうにもならない
(どうにもできない)
2:45 Hank Williams これもハンクの1951年の作品です。
A3 Your Cheatin' Heart ユア・チーティン・ハート 2:05 Hank Williams 1950年の作品。
A4 Jambalaya (on the Bayou) ジャンバラヤ 1:59 Hank Williams カーペンターズのカバーでも有名な楽しいカントリー・ソングです。
A5 A Teardrop on a Rose バラに涙を 2:53 Hank Williams  
A6 You Win Again ユー・ウィン・アゲイン 2:26 Hank Williams  
B1 Settin' the Woods on Fire 森に火をつけて 2:02 Rose - Nelson  
B2 I'm So Lonesome I Could Cry アイム・ソー・ロンサム・アイ・クッド・クライ 2:56 Hank Williams  
B3 Cold, Cold Heart コールド、コールド・ハート 2:47 Hank Williams 1951年の作品。
B4 Honky, Tonkin' ホンキー・トンキン 1:44 Hank Williams  
B5 Nobody's Lonesome for Me 俺はひとりだ 2:19 Hank Williams 「ヘイ・グッド・ルッキン」のB面としても、シングル・カットされました。
B6 May You Never Be Alone ほっといてくれ 2:25 Hank Williams アルバム・ラストを飾るのは、肩の力がすっと抜けたような穏やかな曲です。



Tradition... A Family at Christmas ! / Connie Stevens, Joely & Tricia Leigh Fisher ('93 Shane Productions)
コニーと二人の娘によるクリスマス・アルバムです。コニーにとっては、実に30年ぶりのアルバムということになります。ジョエリーとトリシア・レイは、コニーの別れた夫であるフィッシャーとの子達。つまり映画「スター・ウォーズ」のレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーとは異母姉妹ということになります。老いたコニーとは対照的に、みずみずしい歌声を披露してくれます。
1 Overture (Joy To The World / Hark! The Herald Angels Sing / We Three Kings (Instrumental) / Connie's Message / We Wish You A Merry Christmas) / The Most Wonderful Time Of The Year 5:08  Traditional / Johnny Marks 「もろびとこぞりて」「We Wish You Are Merry Christmas」などの有名曲を、少年少女合唱団等とメドレーで元気に聴かせてくれます。
2 The Christmas Song / Silver Bells (C) 4:00 Mel Torme - Robert Wells / Ray Evans - Jay Livingston さすがコニーの歌唱力といった感じでしっとりと聞かせてくれます。
3 Jingle Bell Rock / Rockin' Around the Christmas Tree (CJT) 2:56 Joe Beal - Jim Boothe / Johnny Marks 楽しいロッキン・クリスマス・メドレーです。3人が和気あいあいと歌っていて、これぞクリスマスという雰囲気です。
4 Please Come Home for Christmas (JT) 3:02 Charles Brown - Jene Redd 娘二人が歌うロッカ・バラードです。この時点ではコニーよりも、みずみずしい二人のボーカルに圧倒されます。これはイイ!
5 I'll Be Home for Christmas (C) 3:03 Kim Gannon - Walter Kent コーラスともども、厳かな感じで歌われます。
6 Away in a Manger / O Come, O Come Emmanuel (TJ) 3:40 Martin Luther - Jonathan E. Spillman / Traditional コニーがデビューした50年代後半にレコーディングした"Away in a Manger"を、娘たちが歌います。
7 Christmas Always Brings You Here (T) 4:26 Tricia Leigh Fisher - Josh Schultz トリシアがソロで歌うのオリジナル・ソングです。哀愁感漂うポップ・ソングに仕上がっています。
8 Silent Night (C) 3:38 Joseph Mohr - Franz Gruber おなじみ「聖しこの夜」ですが、演奏のアレンジも非常に現代風になっています。
9 Grown Up Christmas List (J) 3:56 David Foster - Linda Thompson ジョエリのソロ曲です。しみじみと聴かせます。
10 Santa Claus Is Comin' to Town (C) 1:55 Fred Coots - Haven Gillespie 60年代のコニーを彷彿させる元気一杯の曲です。やっぱりコニーにはこの手の曲がお似合いです。
11 Feliz Navidad (C) 3:03 Jose Feliciano ホセ・フェリシアーノのオリジナル。ギターが印象的な楽しい曲で、イタリア語(?)を交えて歌います。
12 Have Yourself a Merry Little Chiristmas (C) 5:04 Hugh Martin - Ralph Blane 再びスローなバラードで、厳かなクリスマスを演出します。
13 Finale : O Holy Night / What Child Is This / Angels We Have Heard on High (C) 5:39 J.S. Dwight - Adolphe Adam / 1曲目の「Overture」と同様、「グロリア」「グリーン・スリーブス」といった有名どこをメドレーで聴かせてくれます。
14 Auld Lang Syne (JTC) 1:08   これは「蛍の光」で、3人がアカペラで締めくくります。
* Everyday Should Be Christmas (C) 3:39   同年の編集アルバム"The Holiday Collection volumeU"(MCA HAND 22116) に収録されていました。ディオンヌ・ワーウィックやメリサ・マンチェスター、ベリンダ・カーライル、ショーン・キャシディらが収録され、豪華かつ貴重な一枚となっています。どちらのアルバムが先に企画されたかはわかりませんが、うれしいことですね。



We Wish You a Merry Christmas ('59 W-1337)
当時のワーナーのスターが勢ぞろいしたクリスマス・アルバムです。「ハウィアン・アイ」で共演したボブ・コンラッド、ポンシー・ポンス、「パームスプリングの週末」で共演したタイ・ハーディン、「クーキー」でデュエットしたエド・バーンズ、007で有名なロジャー・ムーア、そのほかエフレム・ジンバリスト2世、ピーター・ブラウン、レイ・ダントン、エディ・コール、ドロシー・プロヴァイン、クリント・ウォーカーといった豪華な顔ぶれです。
A3 Away in a Manger 神のみ子の   (Traditional) コニーのソロです。おごそかに歌います。
A2 Deck the Halls with Boughs of Holly ホールを柊で飾って   Adapted by Carl Brandt ワーナー・オール・スターズの一員として参加しています。
B8 We Wish You a Merry Christmas クリスマスおめでとう   Adapted by Carl Brandt ワーナー・オール・スターズの一員として参加しています。


Hawaiian Eye ('60 W-1355)
TVシリーズ「ハワイアン・アイ」のサントラ盤ですが、コニーは1曲だけ披露しています。
A3 Let's Do It レッツ・ドゥ・イット   Cole Porter コニーのセカンド・アルバムにも、そのまま収録されています。


Palm Springs Weekend ('63 W-1519)
ご存じ「パーム・スプリングスの週末」のサントラです。トロイ・ドナヒューの"Live Young"がヒットしました。
A5 What Will I Tell Him 何んて言ったら良いのかしら   DeVorzon - Chandler カスケーズやバリー&タマレーンズで有名なコンビの作品です。落ち着いたきれいな曲です。後にワーナーでのラスト・シングル"It'll Never Happen Again"のB面としても発表されましたが、ここではステレオで収録されています。



Laugh - In '69 ('69 Reprise RSLP 6335)
スペシャル・ゲストとして1曲に参加しています。
B1 Vacation in     Judy Carneとの共演です。残念ながらテレビの音声をそのまま収録したもので、音は平坦な仕上がりです。


Cole Porter in Paris  ('73 Bell Systems PH 36508)
NBCテレビのミュージカル・スペシャルのサントラ盤です。無地の白ジャケットに緑の単色刷りが貼られた、いかにもプライベート盤です。しかし、モノラルながら意外に音が良く、聴きがいのある素晴らしいアルバムで、一般発売されなかったことが残念です。'72年9月に収録され、'73年1月17日に放映されました。
No. TITLE ARTISTS WRITERS TIME COMMENT
A1 "Rosalie" Medley:
It's All Right With Me
Dianna Carroll Cole Porter 2:06  
- I Concentrate On You Perry Como Cole Porter 2:09  
- Be a Crown Connie Stevens Cole Porter 1:15   
- Well, Did You Evah? Louis Jordan and Perry Como Cole Porter 0:31  
- From this Moment On Dianna Carroll Cole Porter 1:49  
- In the Still of the Night Perry Como Cole Porter 2:18  
A2 "Kiss Me, Kate" Medley:
We Open in VenIce
Dianna Carroll, Connie Stevens, Louis Jordan and Perry Como Cole Porter 0:24  
- Another Opnin' Connie Stevens Cole Porter 0:11  
- Wunderbar Louis Jordan Cole Porter 0:19  
- So In Love Perry Como Cole Porter 0:26  
- Too Darn Hot Dianna Carroll Cole Porter 0:34  
- Always True to You In My Fashion Connie Stevens Cole Porter 0:50  
- Where is the Life that Late I Led? Louis Jordan Cole Porter 0:27  
- Were Thine That Special Face Perry Como Cole Porter 0:30  
- Brush Up Your Shakespeare Dianna Carroll, Connie Stevens, Louis Jordan and Perry Como Cole Porter 0:39  
- So In Love ( Reprise ) Dianna Carroll, Connie Stevens, Louis Jordan and Perry Como Cole Porter 0:49   
B1 "Can - Can" Medley:
Give Him the Ooh-La-La
Dianna Carroll and Connie Stevens Cole Porter 0:43  
- C'est Magnifique Louis Jordan Cole Porter 0:42  
- Can-Can Dianna Carroll and Connie Stevens Cole Porter 0:28  
- I Love Paris Perry Como Cole Porter 1:22  
B2 Anything Goes Dianna Carroll Cole Porter 1:37  
B3 Easy to Love Charles Aznavour Cole Porter 2:26  
B4 My Heart Belongs to Daddy Connie Stevens Cole Porter 1:22  
B5 Do I Love You? Louis Jordan Cole Porter 2:00  
B6 It's De-Lovely Twiggy Cole Porter 1:51  
B7 Ridin' High (Instrumental) Cole Porter 3:02  
B8 You're the Top ! Louis Jordan, Dianna Carroll, Twiggy and Connie Stevens Cole Porter 1:48  
B9 Begin the Beguine Perry Como Cole Porter 1:35  




The Littlest Angel (MERCURY SRM-1-603)
これもNBCテレビのミュージカル・スペシャルのサントラ盤です。特殊ジャケットで、開くとちょっと飛び出す絵本っぽくなってます。
A5 You Can Fly   Lan O'Kun  


Bruce Roberts ('77 Elektra 7E-1119)
ブルース・ロバーツのアルバムに、1曲ゲスト参加しています。
B3 The Car Song   Bruce Roberts - Diane Bulgarelli 楽しいウキウキ・ソングです。コニーは、曲の最後で、ロバータ役で早口なおきゃんな声で参加しています。


The Ultimate Collection ! ('?? TeenAger 619)
デンマーク製のコレクターズCD。WBの主要なヒット曲と、MGM、BELLのシングル曲を網羅した30曲入り決定盤。さらに特筆すべきは、ここでしか聞けないソース不明なレア曲が2曲収録されていること。
28 La La Means I Love You ララは愛の言葉 4:07 Thom Bell - William Hart この時代を反映した、どこかサイケでメロウなフィラデルフィアR&B作品。デルフォニックスの1969年の全米第4位のヒット曲で、ソム・ベルの楽曲ということからしても、コニー版はBELL時代のアウトテイクの可能性が高いでしょうか。それともカタログに載っていないシングルなのかも?
29 I Don't Know   4:12   こちらは少し元気が加わったポップ・ソングに仕上がっています。