THE ANGELS
"My Boyfriend's Back" のヒットで知られるエンジェルスは、リード・シンガーのペギー・サンティグリアとオールバット姉妹の3人組です。なんといっても、そのコーラスワークが魅力で、ペギーの少々鼻にかかったハスキーなボーカルと、かわいらしいオールバット姉妹のコーラスは無敵です。彼女らはバック・コーラスとしての活躍も良く知られますが、白人ガール・グループの最高峰であり、CDの発売がないなど、正当な評価を得られていないのが残念です。リード・ボーカルは何度もメンバー・チェンジしており、このカタログはオールバット姉妹を中心とした編集としています。一時期リード・ボーカルを担当したバーナデット・キャロルをはじめ、最高のボーカリスト達です。
Phyllis "Jiggs" Allbut / Barbara
Allbut
Bernadette Carroll / Linda Jansen (Jankowski) / Peggy
Santiglia / Jean Thomas / Toni Mason
/ Debra Swisher
写真 | 発表年 | レーベル | アーティスト名 | タイトル | 時間 | 作者 | ライナー・ノーツ | |
1960 | Astro 202 / Astro 203 | The Starlets | P.S. I Love You | 2:42 | Jenkins - Mercer | オールバット姉妹によるスターレッツは、Linda Malzoneやバーナデット・キャロル(すぐソロに転向)と組んでスタートしました。このデビュー曲はスローなバラードですが、おとなしすぎてあまり印象に残りません。 | ||
Where Is My Love Tonight | 1:52 | B. Allbut | バーバラのオリジナルで、かなり可愛いポップ・ソングに仕上がっています。ちなみに、アストロというレーベルはAB面で別のレーベル番号を使っていました。 | |||||
1960 | Astro 204 / Astro 205 | The Starlets | Romeo and Juliet | 2:37 | Tillet - Vitiello | 「ロミオとジュリエット」というロマンチックなテーマですが、かなり騒々しい感じのひょうきんな曲です。サックス・ソロもあったり、途中スローに転調し黒っぽく歌ったりと、聴き応えのあるプロデュースになっています。 | ||
Listen for a Lonely Tambourine | 2:18 | Beach - Krondes | 情緒たっぷりのドリーミー・ソングです。 | |||||
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1961 | Caprice 107 | The Angels | 'Til | Charles Danvers - Carl Sigman | オールバット姉妹が、リード・ボーカルにリンダ・ジャンセンを迎えて、ついにエンジェルスとしてデビュー。泣けるバラードで、全米第14位のヒットとなりました。邦題は「愛の誓い」です。写真はソノシート盤です。 | ||
A Moment Ago | Barbara Allbut | 邦題は「あのひととき」です。ゆったりとしたメロディーにスタッカートを挿入した曲で、メンバーのバーバラのオリジナルです。ローカル・ヒットを記録しています。アメリカ盤では、レーベル面に"A Moment Ago"と書かれているのに、"Cotton Fields"が収録されている盤もあるので要注意です。 | ||||||
- | 1962 | Caprice 112 | The Angels | Cry Baby Cry | Morris Bailey Jr. | 全米第38位のヒットです。前作に引き続き、バラードでヒットを狙いました。 | ||
That's All I Ask of You | Harmon - Granahan - Farrel | これも定番のロッカ・バラードです。ローカル・ヒットを記録しています。 | ||||||
- | 1962 | Caprice 116 | The Angels | Everybody Loves a Lover | Richard Adler - Robert Allen | 全米第103位。これまでと趣向を変え、明るいポップ・ソングをシングル・カットしました。オリジナルはドリス・デイの、1958年全米第6位のヒットです。邦題は「エヴリバディ・ラヴス・ア・ラヴァー」。 | ||
Blow Joe | Rudy Clark | 明るく楽しい作品で、伸びやかなボーカルがすがすがしく感じられます。ハッチ・デイビーによるスリリングなイントロ・アレンジにワクワクします。電子オルガンがブリッジに使用されているのも特徴的です。 | ||||||
1962 | Caprice 118 | The Angels | You Should Have Told Me | 2:27 | D. Jordan - A. Wayne - E. Greenwich | アルバムには未収録ですが、なかなか味のある曲です。オールバット姉妹のコーラスはいつも可愛いです。 | ||
I'd Be Good for You | 2:26 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | こちらもアルバム未収録です。語り調のパートもある泣き節のバラードです。エコーの効いたエンディングも当時のロッカ・バラード風です。この曲の作曲がFeldman/Goldstein/Gottehrerで、一緒に仕事をしたことがきっかけで、「私のボーイフレンド」が誕生したといわれます。 | |||||
- | 1963 | Caprice 121 | The Angels | Cotton Fields | Dave Fisher | 清楚な感じのきれいな曲です。リード・ベリーによって1940年に発表された曲ですが、その後もエルビス・プレスリーや、ビーチ・ボーイズやクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなどによっても録音されています。 | ||
(A Moment Ago) | Barbara Allbut | 大ヒットデビュー曲 "Till" のB面にも収められていた曲です。 | ||||||
1963-9 | Ascot 2139 | The Angels | (Cotton Fields) | Dave Fisher | レーベルを替えて、ついでにB面も差し替えて、前シングルを再発売。全米第119位のヒットを記録しました。 | |||
Irresistible | 2:09 | Brass - Levine | 伸びやかなボーカルで、とても好感の持てるポップ・ソングです。アルバムには未収録でした。実は、"Blow Joe"の焼き直しですが、こちらの方がヒット性が高い仕上がりになっています。 | |||||
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1963 | Smash 1834 | The Angels | My Boyfriend's Back | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | スマッシュ・レーベル移籍第一弾が、3週連続第1位を獲得したこの大ヒット曲「私のボーイフレンド」です。ついにペギーとオールバット姉妹が合流し、最もメジャーなエンジェルスが登場しました。オールバット姉妹の可愛いコーラスに、ペギーのパンチの効いたボーカルで、文句ありません。この曲は元々シュレルズ用に用意された曲でした。ちなみにLinda Jankowskiはグループを離れ、Carol Lynn Brentの名でソロ・デビューしています。 | ||
(Love Me) Now | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Marty Sanders | 正直言って、地味目で捨て曲のような雰囲気です。邦題は「ラブ・ミーナウ」。アルバムとは別バージョンで、アレンジはほぼ同じですが、ややスローな歌い方です。 | ||||||
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(Mercury M-1075) | The Angels | Someday My Prince Will Come | Larry Morey - Frank Churchill | 邦題「夢のプリンス」 | |||
The Hurdy-Gurdy Man | 邦題「ハリー・ガリー・マン」 | |||||||
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1963 | Smash 1854 | The Angels | I Adore Him | Art Kornfeld - Jan Berry | 全米第84位。邦題は「チョコレート・デイト」です。ジャン・ベリーが作曲に携わる、サーフィン&ホット・ロッド・テイストの曲で、僕もそうですが、「私のボーイフレンド」よりもこの曲のほうが好きだという人も多いようです。 | ||
Thank You and Goodnight | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Marty Sanders | B面ながら第25位のスマッシュ・ヒット。バラードの名曲に数えられています。 | ||||||
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1963 | Smash 1870 | The Angels | Wow Wow Wee (He's the Boy for Me) | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | 第43位までチャート・アップした、賑やかなアップ・テンポな曲。楽しいけど、個人的にはもっと落ち着いて聞かせて欲しい気がします。邦題は「すてきなインスタント・デート」。 | ||
Snowflakes and Teardrops | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | スローでホントに可愛い曲です。静かに降る雪を連想させてくれます。邦題は「雪に落ちた涙」。 | ||||||
- | 1964 | Smash 1885 | The Angels | Little Beatle Boy | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Peggy Farina | ビートルズのノベルティ・ソングで、あえてこの曲をシングルにしなくても良かったのにと悔やんでしまいます。 | ||
Java | ほとんど歌詞がなく、タイトルを繰り返すだけですが、愛らしい感じの曲です。邦題は「ジャワの夜は更けて」です。 | |||||||
- | 1964 | Smash 1915 | The Angels | Dream Boy | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Robert Spencer | 続いてパンチ不足のこの曲によって、エンジェルスはチャートから姿を消すことになってしまいます。 | ||
Jamaica Joe | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | アルバム未収録です。楽しいパーティ・ソングになっていて、心ウキウキします。 | ||||||
- | 1964 | Smash 1931 | The Angels | Boy from Cross Town | 2:40 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | アルバム未収録です。ホーン・セクションが狂い咲きといった感じで、一風変わっています。強烈なドラムスと、ペギーの力の入ったリード・ボーカルにやられてしまいます。 | |
World Without Love | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | マイナーでシリアスな曲です。アルバムの中でもアクセントになっている曲でした。 | ||||||
1964 | Imperial 66014 | The Powder Puffs | (You Can't Take) My Boyfriend's Woody | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Freundlick - Kalina | エンジェルスのサーフィン&ホットロッド・チューンをカバーしていますが、オリジナルには及びません。オールバット姉妹は、ペギーに代わるリード・ボーカリストとしてジーン・トーマスに白羽の矢を立てたようですが、いくつかのプロジェクトを試みたものの継続的な活動には至りませんでした。 | |||
Woody Wagon | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | A面のインストゥルメンタルです。 | ||||||
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1964 | APT 25080 | Angie & Chickletts | Treat Him Tender, Maureen (Now That Ringo Belongs to You) | 2:19 | Lazizza - Lombardo | ジーン・トーマスがボーカルをとる新しい名前のグループで、語りから始まるエンジェルズ・タイプの可愛い曲です。この歌は、ビートルズのリンゴ・スターがモーリン・コックスと結婚することになり、リンゴのファンが「モーリン、リンゴに優しくしてね」と歌う内容なのです。マイナー盤と思いきや、日本でもキングからアンジーとチクレッツ名義で、「しあわせモーリン」という邦題で発売されています。 同時期にフェルドマン・ゴールドスタイン・ゴッテラーのプロデュースによるThe Chic-letsも"I Want You to Be My Boyfriend"をリリースして活躍していますが、そちらはダイアン・クリスチャンがリード・ボーカルです。 |
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Tommy | 2:28 | Badner | 明るい曲調ですが、「トミー」を連呼して、ホント切ないロッカ・バラードに仕上がっています。メロディーの最後が、パティ・デュークの"Don't Just Stand There"「やさしくしてね」(1965年全米第8位)と非常に似ています。 | |||||
1965 | Bang 504 | The Beach Nuts | Out in the Sun (Hey O) | 2:35 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | ジーン・トーマスを含むエンジェルスに、ストレンジラヴズ(Richard Gotteher、Robert Feldman、Jerry Goldstein)を加えた編成です。チーム名からも想像できる南国風の曲で、マリンバなんかも聞けます。バナナ・ボート風のお遊び的な企画曲でしょう。全米第106位。写真はイギリス盤です。 | ||
Someday Soon | 2:32 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | テンポの良い元気のいい曲です。途中に挿入されるハンド・クラッピングも楽しく、歌詞的にはタイトルの繰り返しと「ア〜」「ウォ〜」が中心です。このシングルを最後に、ジーンがグループを離れます。 | |||||
1965 | Jubilee 5571 | Toni Mason | One More Tear | 3:09 | B. Crewe - H. Davies | ドラマチックに盛り上がる佳曲です。トニ・メイソンのソロ名義ですが、ハローズの布石となるシングルです。バックにオールバット姉妹が参加しているように思われ、コーラス部では思わずニヤッとしてしまいます。 | ||
Shadow of Your Love | 2:22 | Ted Daryll | 朗々と歌われる、大人のムードたっぷりの曲です。 | |||||
1965 | Congress CG-244 | The Halos | Just Keep on Loving Me ! | 2:39 | Martin - Goehring - Deborah | オールバット姉妹が、パワフルなトニ・メイソンをリード・ボーカルに添え、ハローズとして再出発した第1作です。可愛いエンジェルスとは一線を画し、R&B色による新しい方向性を打ち出したグループです。この曲は"World Without Love"にも似たタイプの曲です。 | ||
Do I ? | 1:48 | Andrew - Maheu - Kaye | 明るくテンポの良い佳曲です。ヒット性十分のポップ・ソングです。 | |||||
1965 | Congress CG-249 | The Halos | Since I Fell for You | Buddy Johnson | きれいなバラードです。エンジェルスを彷彿とさせる、ちょっと古いタイプの曲です。 | |||
You're Never Gonna Find | Shayne - Semmer | スペクター・サウンドのような分厚いインストゥルメンタルをバックに、情緒たっぷりに歌い上げます。 | ||||||
1965 | Congress CG-253 | The Halos | Baby What You Want Me to Do | 2:19 | Jimmy Reed | ジミー・リードのクラシックです。ハーモニカがフィーチャされたレトロっぽいパワフルなR&B作品です。 | ||
Hey, Hey Love Me | 2:28 | Honniger - Shayne | グループ・サウンズ的なムードのある曲です。 | |||||
1966 | Congress CG-262 | The Halos | Come Softly to Me | 2:20 | Troxel - Christopher - Ellis | 「ダン・ドゥ・ビ」というオールディーズらしいコーラスに、現代風のインストゥルメンタルがうまくマッチしており、60年代も後半のヒット曲といった感じです。 | ||
He's Just Too Much | 2:17 | Maheu - Blackburn - Kaye | ゆるやかなイントロから転調して盛り上がります。 | |||||
1967 | RCA Victor 47-9129 | The Angels | I Had a Dream I Lost You | Ted Daryll | 再びエンジェルスが始動しました。リード・ボーカルはピクシーズ・スリーにいたデブラ・スウィッシャーが担当しています。この曲は、ささやくようなイントロから、ドラマチックに盛り上がります。 | |||
What to Do | P. Margo - M. Margo - H. Medress - J. Siegel - P. Kahan | リード・ボーカルが目立ちすぎない分、オールバット姉妹のコーラスが効いています。作曲はトーケンズの面々で、明るいポップ・ソングで親しみやすいデキ映えです。 | ||||||
1967 | RCA Victor 47-9246 | The Angels | Go Out and Play | 2:35 | L. Holdridge - E. Fearon | 単調な繰り返しとコーラスで聞かせるアップ・テンポの曲です。 | ||
You'll Never Get to Heaven (If You Break My Heart) | 3:14 | B. Bacharach - H. David | バカラック作品らしく、ホーン・アレンジを始めとする曲のイメージに一ひねりあります。 | |||||
1967 | RCA Victor 47-9404 | The Angels | You're The Cause of It | 2:27 | Martin - Miller | ハッチ・デイビーがアレンジを担当しています。60年代後半的な曲作りがなされており、なかなかカッコイイです。 | ||
With Love | 2:36 | Daryll | 流麗なワルツで、きれいなバラードに仕上がっています。 | |||||
1968 | RCA Victor 47-9541 | The Angels | The Modley : Moments to Remember-Theme From a Summer Place-One Summer Night | 2:44 | Stillman - Allen / Discant - Steiner / Webb | 3曲のメドレーですが、それぞれが絡み合って1曲に編まれています。企画もの的な匂いがして、ちょっと懲りすぎを感じさせます。 | ||
If I Didn't Love You | 2:28 | Trade Martin | ソウルフルなソリッド・チューン。黒いパーカッションに、キンキンしたギターも聞けるかなりロックな1曲です。A面よりもインパクトがあると思います。 | |||||
1968 | RCA Victor 47-9612 | The Angels | The Boy With the Green Eyes | 2:59 | Neil Diamond | リード・ボーカルのデブラが去り、スターレッツ時代の旧友バーナデッド・キャロルが合流し、さわやかな声が冴えるポップ・ソングとなっています。モンキーズの成功などでノリにのっているニール・ダイアモンドの作品で、かつてのエンジェルスのイメージが戻ってきました。"Boy"や"Eye"といったキー・ワードも嬉しいです。 | ||
But for Love | 2:39 | Cashman - Pistilli - West | 軽快なカントリー・タッチのさわやかな曲です。A面としても通用する、素晴らしい完成度です。カスケーズなどがカバーしています。 | |||||
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1968 | RCA 47-9681 | The Angels | Merry-Go-Round | 2:51 | Neil Diamond | 前作に引き続き、ニール・ダイアモンドがペンを執り、バーナデッド・キャロルがリードを歌っています。そのせいかイメージも似ていますが、ホーンが多用され、より新しい時代のプロダクションになっています。 | |
So Nice (Samba De Verao) | 2:47 | Gimbell - M. Velle - P. Velle | ささやくような落ち着いた雰囲気の、ヒュージョン系ポップ・ソングです。なかなか面白いレパートリーといえるでしょう。 | |||||
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1974 | Polydor PD 14222 | The Angels | Poppa's Side of the Bed | 3:18 | Ray Dahrouge | エンジェルスのキュートさはそのままに、ホーンやギターが洗練されて、随分現代的になっています。ペギーがリードに戻り、曲調もとてもポップで親しみ易いものです。 | |
You're All I Need to Get By | 2:47 | Nich Ashford - Valerie Simpson | The Marvin Gaye & Tammi Terrell のカバー曲です。 | |||||
- | 198? | Mercury 810 325-7 | The Angels | My Boyfriend's Back | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | かつてのヒット曲のリメイクというと、さすがにその歌声に20年の年月を感じさせます(もちろん良い意味ではなく…)。マニアには嬉しいですが、できればやめて欲しい気も…。 | ||
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ALBUMS
..AND THE ANGELS SING ()('62 CAPRICE) | |
A1 | And the Angels Sing | 2:06 | |||
A2 | Sentimental Journey | 2:07 | |||
A3 | Welcome to the Floor | 2:44 | |||
A4 | Cry Baby Cry | 2:51 | |||
A5 | River of Love | 1:45 | |||
A6 | A Moment Ago | あのひととき | 2:30 | ||
B1 | Cotton Fields | 2:23 | |||
B2 | My Devotion | 2:37 | |||
B3 | Everybody Loves a Lover | 2:05 | |||
B4 | Till | 愛の誓い | 2:27 | Charles Danvers - Carl Sigman | |
B5 | Blow Joe | 2:18 | |||
B6 | That's All I Ask of You | 2:07 |
My Boyfriend's Back (私のボーイフレンド)('63 SMASH MGS-27039 / SRS-27039) | |
ペギーをリード・ボーカルにした、完全無欠なポップ・アルバムです。表題曲の全米ナンバー・ワン・ヒットを含み、このアルバムも全米第33位のヒットとなりました。 |
A1 | My Boyfriend's Back | あたしのボーイフレンド | 2:13 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | ハンド・クラッピングをバックにしたモノローグ、パンチの効いたペギーのボーカル、可愛いコーラス。どれをとっても最高です。全米第1位を3週間獲得し、永遠のクラシックとなりました。 |
A2 | Someday My Prince Will Come | いつか王子様が (夢のプリンス) |
2:23 | Larry Morey - Frank Churchill | 1937年の映画「白雪姫」で使われた曲です。ムーディーなバラードで、最高のドリーミー・サウンドに仕上がっています。 |
A3 | Has Anybody Seen My Boyfriend | 2:00 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Marty Sanders | 「あたしのボーイフレンド」と同じテーマで迫ります。これも十分シングル・カットできる、素晴らしい仕上がりです。 | |
A4 | Till | 愛の誓い | 2:27 | Charles Danvers - Carl Sigman | caprice時代のヒット曲を再演しています。ペギーの歌唱と言う説もありますが、リンダの声のような気がします。権利を買い取って収録したのではないでしょうか。 |
A5 | The Night Has a Thousand Eyes | 燃える瞳 | 2:26 | Bejamin Weisman - Dorothy Wayne - Marilynn Garrett | テンポが良く、エンジェルス向きのポップ・ソングです。ハードなオーケストラ・アレンジに支えられて、シングル・ヒットも狙える極上のマスター・ピースです。1963年、ボビー・ヴィーのレコーディングが有名です。 |
A6 | Why Don't the Boy Leave Me Alone | ホワイ・ドント・ザ・ボーイ・リーヴ・ミー・アローン | 2:08 | Robert Spencer | 「ズン・チャチャ」というリズムに乗せて、「ダン・ダン・ドゥビ・ドゥ・ダン」というコーラスにやられちゃいます! |
B1 | He's So Fine | いかした彼氏 | 1:51 | Ronald Mack | シフォンズのカバーです。逆にシフォンズは「私のボーイフレンド」をカバーしてます。 |
B2 | Thank You and Goodnight | サンキュー・アンド・グッドナイト | 2:30 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Marty Sanders | スローなバラードの名曲に数えられます。「チョコレート・デイト」のB面ながら全米第25位にランクされました。 |
B3 | The Hurdy-Gurdy Man | ザ・ハーディ・ガーディ・マン (ハリー・ガリー・マン) |
2:30 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehre | 刻まれるリズムが楽しい、ガレージ・サウンドのポップ・ソングです。ドイツ語のレコーディングもあることからして、彼女らもお気に入りの1曲でしょうか。 |
B4 | World Without Love | ワールド・ウィズアウト・ラヴ | 2:21 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehre | ペギーの内省的なリードが素敵!と思ったら、オールバット姉妹のコーラスはさらに内省的で素晴らしい。 |
B5 | (Love Me) Now | ラヴ・ミー・ナウ | 1:53 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Marty Sanders | 「シュビ・ドゥ・ワワ」というコーラスも楽しい小品。全編低いトーンなので、ペギーのボーカルのパンチもジャブ程度でしょうか。演奏も軽いタッチで、埋め草的な作品と思われます。 |
B6 | The Guy with the Black Eye | ザ・ガイ・ウィズ・ザ・ブラック・アイ | 2:23 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Robert Kalina | 「あたしのボーイフレンド」にそっくりな曲です。 |
A Halo to You ()('64 SMASH MGS-27048 / SRS-27048) | |
ちょうどビートルズ旋風が吹き荒れ、ビートルズの影響が感じられます。とはいっても作風ということではなく、彼らの曲をカバーしたり、テーマとした歌を収録しているということで、正直安直な感じを受けます。 |
A1 | Wow, Wow, Wee (He's the Boy for Me) | すてきなインスタント・デート | 2:03 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | 全米第43位。パーティっぽいサーフィン・ソングで楽しさいっぱい。最初はタイトルからして、あまりにおっぴらげな歌かとも思いましたが、曲としてのまとまりも感じられます。 |
A2 | Java | ジャワの夜は更けて | 1:47 | ほとんど歌詞がなく、タイトルを繰り返すだけですが、なかなかいい味が出ています。 | |
A3 | I Want to Hold Your Hand | 抱きしめたい | 2:24 | John Lennon - Paul McCartney | ご存じビートルズの大ヒット曲。ほぼユニゾンで歌われていて、正直面白味がありません。 |
A4 | Louie, Louie | ルイ・ルイ | 2:29 | Richard Berry | キングスメンの1963年のヒット曲として知られています。 |
A5 | (You Can't Take) My Boyfriend's Woody | 2:03 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Freundlick - Robert Kalina | ファルセットも多用された、元気のいいサーフィン・ソング。ベースとギターが面白いですが、ちょっと音が悪いのが欠点。 | |
A6 | (He Is) The Kissing Kind | 2:02 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Breland | テンポの良い元気な曲で、ペギーの歌い方も超パワフル。 | |
B1 | I Adore Him | チョコレート・デイト | 2:30 | Art Kornfeld - Jan Berry | 全米第84位。ジャン・ベリーがペンを執ったサーフィン・ソングということも注目です。これまでのエンジェルスとは一味違った、素晴らしい作品に仕上がっています。 |
B2 | Little Beatle Boy | リトル・ビートル・ボーイ | 2:18 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Peggy Farina | ビートルズのノベルティ・ソングで、メンバーのリンゴのことを歌っています。デキは悪くありませんが、特に新しさも感じられないバラードで、なぜシングル・カットしたのか不明です。 |
B3 | Snowflakes and Teardrops | 雪に落ちた涙 | 2:34 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer | ドリーミーなバラードです。A1のシングルB面でした。 |
B4 | Guess the Boy Don't Love Me Anymore | 2:21 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Peggy Farina | バラードが続きます。しかもかなり古いタイプの…。 | |
B5 | By the Time You Read This Letter | 2:43 | |||
B6 | Dream Boy | 2:30 | B. Feldman - J. Goldstein - R. Gottehrer - Robert Spencer | アルバムを締める静かなバラード。 |