ファンコントロールスイッチ、ファンインジケータの追加

純正のフォグライト用スイッチと同タイプの物を使用して、ラジエーターファンの制御スイッチと、
ファン動作時のインジケータを追加してみました。

設置場所は、EPSの下側。ファンスイッチの為に、準備されているとしか思えない場所です(笑)
純正スイッチが、ピッタリと収まります。

アフターアイドル時や、渋滞時、高速道後の一般道走行等に、非常に効果的です。
ファンの羽の融解防止や、バッテリー液の沸騰防止に効果があります。(←実話)

【ラジエーターファンについて】
ラジエーターファンは、アシスタントヒューズボックス表側 18Pカプラ 1番(緑) により制御することができます。
このラインを、0V(GND)に落とすことにより、ファンリレーが作動し、ファンを回転させることができます。
純正では、この端子に サーモスイッチと、ECUからの制御線が接続されており、
サーモスイッチでは水温93℃で、ECUではA/Cコンプレッサー稼動時に、端子を 0V(GND)に落とし、
ファンを回転させるように制御しています。

【ファンコントロールスイッチ
1番(緑)より、スイッチ経由で、0V(GND)に落とす回路を構成する事により、ファンの回転、停止を
任意に操作する事ができます。

【ファンインジケータ】
1番(緑)より、ランプ経由で、+12V(IG2)に接続する回路を構成する事により、ファンの回転時に
インジケーターを点灯させる事ができます。

【準 備】
ファンスイッチ&インジケータ増設キット(笑)



純正フォグ用スイッチ(35180-S0A-003)
4Pコネクタ(エーモン:1124)

EPSの下にスイッチを装着する場合は、ロアカバーを外したときに一緒に配線が
くっついてきてしまうので、ハーネス部分で分割できるようにしておきます。

写真では、ギボシ加工していますが、装着時に、4Pコネクタに変更しました。


【作業手順】

結線図です。

配線は、4ヶ所だけです。


1.エアコン裏側 8Pコネクタにて、IG2、ILLUMI、GND の接続を行います。

8Pコネクタ フォグ用SW
IG2 2番(黒/黄) ---------- 4番 (図:A)
ILLUMI 3番(赤/黒) ---------- 8番 (図:B)
GND 1番(黒) ---------- 6番、7番 (図:C)

フォグスイッチ(本物)の横にスイッチを設置する場合は、
メーター裏からでも信号が取れます。




2.アシスタントヒューズボックス表側 18Pコネクタ 1番(緑)と、フォグ用SW 5番を接続します(図:D)

 PGM-FI ECU からでも配線できますが、こちらの方が、
 作業しやすいと思います。



【動 作】

ファンSW サーモSW ECU ファン インジケータ
手動 水温93℃以上で
自動on
A/Cコンプレッサ
稼動時
自動on
off off off off off
off on on on
on off
on on
on off off
off on
on off
on on

ファンスイッチを on にすると、強制的にファンを回転させます。インジケータも点灯します。
ファンスイッチを off にすると、従来どおり、サーモスイッチと ECU により、自動制御されます。
インジケータランプは、ファンスイッチの on/off に関わらず、ファンが回転すると、点灯します。
スイッチは、フル配線なので、夜間照明もバッチリです(笑)


【コネクタマップ】

以下のコネクタマップは、全て、ハーネス側から端子側を見る形で表記しています。

【純正フォグ用スイッチ 8Pコネクタ】

1 NC 4 IG2
5 ファンコントロール
6 アース
2 NC 7 アース
3 NC 8 ILLUMI

【エアコンユニット 8Pコネクタ】
1 アース 4 赤/白 エアミックスモータ
5 赤/黄 エアミックスモータ
6 緑/白 ブロアモーター制御
2 黒/黄 IG2(7.5A) 7
3 赤/黒 ILLUMI 8 白/黄 +B(7.5A)

【アシスタントヒューズボックス表側 18Pコネクタ】


1 ファンコントロール 7 黄/緑 外気温センサ
2 赤/緑 +B(20A) 8 黒/黄 コンデンサファンリレー
9 L.フロントフォグライト
3 黒/黄 ELDユニット 10 黒/黄 A.C.ジェネレータ
11 ABSコントロールユニット
12
13
4 白/青 +B(30A) 14 若葉/青 ホーンリレー
15 緑/白 PGM-FI ECU
5 +B(40A) 16 ABSコントロールユニット
17 赤/黒 L.フロントポジションライト
6 青/赤 A/CプレッシャSW 18 茶/黒 アース




【ご注意】
加工部位に関連している部分の メーカー保障は、無効(有償)になります。
また、年式により、配線の色が異なる場合があります。

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