メーターの値 ( CF6−NA & Turbo の値です )

1.水温
  <ノーマル時>
   85℃ぐらいが最適だと巷では言われていますが。。。HONDAのエンジンは熱いです。
   街乗りエアコン未使用で 90〜98℃、エアコンを使用すると 80〜90℃ ぐらいで安定しています。
   高速では、止まらなければ、エアコンのON/OFFに関わらず、80〜90ぐらいで安定しています。
   高速でブンブン回して走っている時より、街乗りでトロトロ走って止まってを繰り返している方が
   高温になります。
   こんな温度でも、純正の水温計は、真中よりやや下を指しています。

  <ターボ装着後>
   街乗りでは、ノーマル時と殆ど変わりありません。
   高速や、峠の登りで、90〜100℃ぐらいになります。


2.油温
  <ノーマル時>
   温度が上がるのに時間がかかりますが、街乗りで 90〜100℃ぐらいで安定しています。
   こちらは、水温とは逆で、高速などでブンブン回して走っていると、高温になります。
   只今の記録、112℃。

  <ターボ装着後>
   こちらも街乗りでは、ノーマル時と殆ど変わりありません。
   高速や、峠の登りでは、90〜120℃ぐらいになります。


3.ATF油温
   ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)とは、オートマのミッションオイルの事です。
   街乗りでは、50〜60℃ぐらいを指しています。
   高速や、峠の登りで、90〜100℃ぐらいになります。
   変速ショックが大きいときは、油温が低く、加速が悪い時は、油温が高い状態にあります。

   ATFクーラーを装着する基準にしようと思って装着したATF油温計ですが、結果として、
   ATFクーラーは、不要ではないかと思います。

   ATが壊れる要因としては、ATFが高温な状態で粘度を失っている時に、ATに過負荷が
   加わった時ですが、この点については、ATFを、冷やした方が良いように思えますが、
   冷やし過ぎると変速ショックが大きくなり、結果としてATに負担がかかる訳です。

   ATFは、エンジンオイルと違い、温度が適温の範囲になければならないオイルの為、
   温度が高くても低くてもダメなオイルなのです。

   低温時にはATFを温め、高温時にはATFを冷却する為の機構。
   実はこれ、標準で装備されています。ご存知ですか?

   ラジエータの底部をATFが循環するようになっているのです。


4.バキューム・ブースト圧
  <ノーマル時>
   アイドリング時で -580mm/Hg、エアコンのコンプレッサーが回転しているときで -510mm/Hg
   ぐらいを指します。アクセル操作に対してものすごく敏感に反応します。
   アクセルを踏込むと、簡単に0まで上がります。
   タービンがついていなければ、0以上には上がりません(オーバーシュートもあり得ません)

  <ターボ装着後>
   アイドリング時は、ノーマルと同じ値を示しています。
   ノーマルと同様なアクセルワークをしていると、常時 0.2〜0.3kの過給がかかり、気が付くと
   後続車が一台もいない状況に陥ります。
   小径タービン故か、レスポンスが非常に良い為、交差点での右折時や、バイパスの合流などで
   勢い余って、アクセルを開け過ぎると、即、0.5kでフルブーストです。


5.油圧
  <ノーマル時>
   オイルが充分に温まった(90℃〜)状態では、アイドリング時に、1.2kg/muぐらいです。
   アクセルを踏込んで回転が上がるにつれ、油圧も上がり、レブリミット付近で 6.5kg/mm2 まで
   上がります。オーバーシュートで 7kg/mu近くまであがることもあります。
   初回エンジン始動時等、オイルが温まっていない状態では、アイドリング時でも、いきなり6kg/mu
   を指します。そのまま踏込んで加速しようものなら、8kg/mu近くまで圧がかかります。
   エンジン始動後、数十分間の急発進は、止めましょうね。

  <ターボ装着後>
   エンジンの回転域が変わる訳ではないので、ノーマル時と値は一緒です。
   オイルの粘度を変えると、油圧の変化に顕著に現れます。
   油温が90℃を超えたあたりで油圧を比較すると、純正オイルの10W-30の場合、アイドリング時で、
   0.4kg/mu、5,000rpm迄回しても4kg/muを超えず、かなりシャバシャバな状態になっている事が
   わかります。
   量販店で購入できる、ターボ用10W-50の場合は、アイドリング時で、1.2kg/mu、5,000rpm付近で
   6kg/muかかり、しっかりと油膜が形成されている事がわかります。
   実際のオイルの品質が、数値でわかるのでとても重宝します。


6.電圧
   エンジン停止時は、12.1Vぐらいを指していますが、エンジンを始動すると、13.8Vまで、
   跳ね上がり、通常この値をキープしています。
   バッテリーが過充電気味になってくると、レギュレーターからの電源供給がストップされるので、
   12.5Vぐらいまで落ちます。容量が不足気味になると、また供給が開始され、13.8Vに戻ります。
   ライトONなどで、高負荷状態になると、一瞬電圧が下がりますが、瞬時にレギュレーターの
   調整機能が働き、13.8Vを保とうと、必死に努力します。


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