昇仙峡テクテク日記

先日インターネットの懸賞で、なんとデジタルカメラが当選した私は、 最近旅行に出かけていなかったストレスもあり、主人を口説き落としてこの 連休のうちに撮影旅行を計画(^^)v
今回の行き先は甲府の「昇仙峡」。実は行き先を決めたのは前日の午後。 しかも、本屋で情報誌を立ち読みして適当に決めたといういい加減さ。今から トラブルの予感が・・・(^^;)

前日、新宿駅で確認した所、7時台の甲府方面の特急電車の指定は満席との 事だったので、早起きして自由席で行く事に。
休日の朝だというのに5時過ぎに起きて6時過ぎに家を出る。外はなんだか どんよりとして、時折小雨がぱらつく怪しげな天気。主人がまたしても「雨 かも知れないね」と不吉な一言。もう、やめてよね、この間の小田原だって あなたが余計な事言うから雨になっちゃったんじゃない!!と激怒する私。 「君が雨女なんじゃないの?」と言われ、「えっ・・・」そ、そうなのかしら? でも取敢ず、昨日の天気予報では山梨方面は晴れると言っていたし、山の天気 は変わりやすいし・・・と訳のわからない理屈で自分を納得させつつ出発。
新宿では、少し時間が空いてしまったものの、 8時02分のかいじ号が始発だったので、無事席も確保し、買っておいたサンドイッチ をほおばる。 新しい車両ではないけれど、いかにも電車の旅という感じがする。
少々曇り空の窓外の風景に一抹の不安を覚えながらも、電車は一路目的地へ。 甲府までは約2時間の距離。お弁当を食べたり本を読んだりしているうちに あっと言う間に到着。
さてと・・・夕べ一応インターネットで周囲の情報を集めてはみたものの、今 一つ不安が残る。改札を出てどうしようかと思っていた所に、「昇仙峡へ行く お客様は・・・」という声が聞こえる。ふとそちらを見ると、JRの職員さんが 何かクーポンのような物を売っているらしい。そのクーポンというのが、JR 東日本が主催している、「小さな旅 会員券」というもので、甲府から昇仙峡 付近までの往復のバス代、途中の影絵美術館の入館料、ロープウェイ代、そして 昼食代が2割引(何件かの指定店から選ぶ)の特典がついて、2,600円。 なんの予備知識も無い私達には、それがどのくらい得なのかは解からなかった けれど、行き当たりばったりになるよりはと、取敢ずクーポンを購入。 後で、計算してみたら、昼食代の割引きも含めると、 一人約7〜800円近く安かったみたい。1円でも節約したいという方は是非どうぞ(^^)
昇仙峡散策の入り口、天神森まではバスで約40分。バスを待っている間にふと 前を見るとこんな車が止っていた。温泉旅館の送迎用に使用しているようだけど、 ちょっとレトロっぽくて面白いので、パチリ。
天神森から昇仙峡のロープウェイ乗り場までは、徒歩で約90分程度の距離。 名物のトテ馬車(一人1000円)に乗って、ガイドの説明を聞きながら巡る 方法もあるけれど、なんだか馬が気の毒に見えたのと、今回の目的は写真撮影とい う 事もあって、徒歩で散策。多少の坂道はあるけれど、割と平坦な道が続く。 ずっと川沿いになっていて、あちこちに「オットセイ岩」「えぼし岩」など、 ユーモラスな名前のついている奇妙な形の岩が点在していて、思ったよりも快適なお散歩(^^) 主人と私は面白がって、それらの岩や他の名前の無い岩に勝手に呼び名をつけて ふざけたり、今にも落ちてきそうな岩のトンネルをくぐり抜けたりと、結構楽しみ ながら歩いたので、長時間歩いているというストレスもあまり感じずに散策。 後でどっと疲れが押寄せてはきましたけど・・・(^^;)
もちろん、下手ながらも目的の写真もたくさん撮ったけれど、風景の写真って、 とっても難しいんですね(^^;)
4km近く歩くと、この散策コースのメイン、「仙娥滝」。高さ30m程の 小さな滝だけれど、結構水量もあって、迫力があります。階段を登ると、急に 開けた場所になり、あちこちにお土産物屋さんが軒を連ねているて、その一角 からは、滝の落ち口ものぞく事もできます。
お土産物屋さんの一角で名物の「巨峰ソフトクリーム」が売っていたので、 一休みしがてらパクリ。ちょっと酸味が利いていて、バニラとの相性もぴったり(^^) ほかにも季節物で、桃ソフトもあるらしい。甘い物が好きな方は、是非お試しを。
5分程歩くと藤代清治・山下清両画伯の作品が展示してある、影絵美術館が見え てくる。美術館の見学を後回しにして、先にロープウェイに乗ろうと歩いていると とてもこおばしい香りが鼻をくすぐる。どうやら、店先の石炉で、川魚を焼いて 売っているらしい。お店のおばさまの声に導かれ、誘惑に勝てずにここでも 一休み(^^;)焼き立ての岩魚をほおばると、 これが香ばしくて、とても美味しい。
川からの涼しい風と、石炉で焼いた川魚がとても合う。川には時折鴨が飛んで きたりして、なんとものどか。日本酒で一杯・・という気持ちにさえなってくる・ ・ が、今日のところは自重して、お茶で我慢、我慢(^^;)
面白い事に、このお店で魚を焼いてくれたお店の二人は、二人とも異国の女性。とて も 流暢な日本語を話すので違和感は無いけれど、なんとも不思議な雰囲気。ついでに 言えば、ここのお店には「元祖 石炉川魚焼き」というノボリがあったけど、 本当かなぁ?(^^;)
何はともあれ、美味しい岩魚で幸福感を味わいつつ、ロープウェイへ。約5分程で 終着のパノラマ台につく。ここからはお天気が良ければ、富士山、南アルプスなど が 臨めるらしい・・・が、この日は残念ながら富士山は見えない。 ふと、横を見ると展望台からまだ道が続いていて、向こうの小高くなった丘の上の ような所に人が何人かいるのが見えたので、お天気も晴れてきて気持ちよくなって きたので、ついでに歩いていってみる。すると、ちょっと足場は悪いけれど、より 見晴らしの良い場所に辿りつく事ができた。いい風も吹いていて、汗もきもちよく ひいていく感じ。眺めもいいので、ここでも何枚か記念に写真をパチリ。
しばらく景色に見とれてから、お腹も空いてきたのでロープウェイで下る。 予定通り、影絵美術館の中にあるレストランで食事をしようと思い、取敢ず美術館 のエントランスへ。 食事を済ませてからゆっくりと見学しようかなぁ・・・と思い、受付でチケットと ドリンク券をもらってレストランを探しているうちに、何故か展示室に入ってしま った。仕方がないので、取敢ず見学する。私は不勉強で知らなかったけれども、 藤代清治画伯の影絵というのは、電力会社ののCMなんかでお馴染で、なるほど見覚えがある。 テレビ画面などで見るものと違い、実際の作品は、後ろから光をあてられて、とて も幻想的で素敵(^^)
その後は、裸の大将でお馴染みの山下 清画伯の作品。彼の作品は貼り絵だけしか 知らなかったけれど、ペンで描いた作品も展示されている。中には昇仙峡をモチー フにした作品も展示されていて、とても興味深い。
一通り作品を見学し終え、気に入った絵のハンカチを購入して進むと、ラウンジの ような所に出た。どうやら、レストランへは、作品を見学してからでないと入れな い 仕組みになっているらしい。よく出来ているもんですね(^^;)
何か、あっさりとした物が食べたかったので、そば祭りだというポスターに惹かれ 二人とも温かい蕎麦を注文。そういえば散策の途中には、そば畑もあったっけ。 どんな物が出てくるか期待しつつ、出てきた蕎麦を見てびっくり。おつゆの中に、 まるで素人が打ったかのように太さがまちまちの麺が入っているし、見た目もペラ ペラ していてちょっとコシが無さそう。でも仕方ないので、口に運んでみると、これが 見た目とは大違いで、しっかりとコシもあって美味しい(^^)不思議・・・ でも、このお蕎麦、本当にプロが打ったんだろうか?・・・(^^;)
お蕎麦を食べ終え、珈琲などを飲んでいるうちに、気づくと時間は午後4時を過ぎ て いたので、そろそろ帰り支度を。半分眠りそうになりながら、バスにゆられて甲府駅へ到着。 二人とも疲れていたので、帰りは指定席を予約して帰路へ。
帰りの電車では、近くの席の人達が、トランプゲームをしている団体もいたりして、まるで スキーのシュプール号のようだったけれど、これも電車での旅ならでは。
珍しくお天気にも恵まれ、大したトラブルもなく、忙しかったけれど充実した一日 でした(^o^)v

もうちょっと昇仙峡