青龍ロン登場



 「ふう〜〜、なんて東京は暑いんだ」
涼しい軽井沢から帰還したばかりの輝は、まぶしそうに太陽を見上げている。
鳴海 「ホントホント、暑くて過呼吸になっちゃいそうだ」
同じくヨーロッパ帰りのナルミーも、うんざりしたような顔で木陰に逃げていた。
かおる 「京都もメチャクチャ暑かったけど、東京も負けてないね」
 「みんなお帰り。二人がいない間に「北の守護神」の連載も終わりましたよ」
←あえてナルミーは無視

 「それはよかった。なかなか終わらない連載だったから、どうなるかことかと心配していたんだよ」
かおる 「その間、ずいぶん佑介くんと仲良くなったみたいだけど」 →ちょっと不機嫌そう
 「そうだね」
 「ふふふ…かおる君、やきもちかな?」
かおる 「ふん、そんなんじゃないよ。りう様とかおるは、強い絆で結ばれているんだからねっ」
鳴海 「こんなヤツ、朱雀高校にあげちゃいなよ。馨姫は僕がエスコートするからさあ」
かおる 「ナルミーも自意識過剰なところは全然変らないねえ・・・」

 「ところで、この小説の最後に出てくるイラストで気になるんだけど…」
かおる 「そうそう、このコ、何?」
 「あー、これね。僕の守護神」
一同 「守護神??」
 「実はここにいるんだ」
…と、龍は背中に手を回して小さな青い動物をつかむと、自分の肩に乗せた。
かおる 「わあ、かわい〜〜〜(^o^)」
鳴海 「タツノオトシゴの出来損ないみたいだな」
 「おいおい、隠れちゃったよ。鳴海くんが、そんなこと言うから…」
かおる 「いじめないから出ておいで〜」 
と、手を伸ばすと、意外と人懐っこく、青龍は馨の手に乗った。
かおる 「わあ、感動!」
 「あごの下をかいてやると喜ぶよ」←ネコかい;
かおる 「あ、ホントだ。ねえ、このコ、名前は何?」
 「イヤ、実はまだ特につけてなくて」
 「龍くんの龍くんじゃワケわからないしな。英語をもじってドラちゃんとか」
そう言ってから、全然ひねってないなと輝は思った。
かおる 「中国読みでロンは?」
鳴海 「ハリポタみたいだな」
鳴海が馨の手に乗っている青龍くんに手を伸ばすと
鳴海 「ぎゃー、か、噛んだ。僕の白魚の指を〜。おい高野、お前、こいつに妙な指示したんじゃないのか?」
 「そんなことするわけないだろう。きっと逆鱗に触れたんだよ」
 「龍の逆鱗って、ホントにあるんだ」
かおる 「そうだよ。いつもおっとりしているうちのりう様にも、そういうのがあるかもよ。気をつけたほうがいいよ>ナルミー」

杏珠
きゃ〜、ひかるさん、ひさしぶりなの〜♪
それで、これが噂の「りゅーちゃん」なのね。可愛いの〜(なでなで)
りゅーちゃん、はじめまして。杏珠もよろしくね。(ぺこり)
こんなに小さくても神様なんてすごいね〜。
りゅーちゃんて偉いね(さらになでなで)
佑介さんにはハクちゃんがいるし、いいなあ…。
杏珠もこういう神様が欲しいなあ…。(…って、ペットじゃないんだから

土御門佑介
あれ、鴻池さんと伏見くんもお帰り〜(こっちもナルミーは無視(爆))
連載小説も終わって、ちょっと落ち着きましたよね。
お、青龍くんも久しぶり。相変わらず可愛いね(^^)
(ハクと青龍くんがじゃれてる(笑))
名前は決まったのかな? 伏見くんの「ロン」もいいなと思うよ。普段は小さい龍だから「小龍(シャオロン)」もどうだろうと思うけどね。
え、杏珠ちゃんも? 
ん〜、神獣って結構たくさんいるからなあ…。鳳凰か朱雀(笑)を、普段の姿が小鳥にしてもいいんだけど(笑)。ちょっと「彼」に聞いてみようかな。

 「鳴海くんは、いったい何をやったんだ?」
ナルミー 「た、助けてくれ〜」←逃げ回っている
かおる 「バカだなあ。ホントにロン君を怒らせたんだな。本気で追いかけられているよ」
杏珠 「うーん、さすがにかわいそう。龍さん、何とかしてあげようよ」
 「そうだね。おお〜い、戻っておいで」←手を振る
佑介 「おおっ、戻ってきた。素直だな。龍のけっこういい相棒になるんじゃないのか?」
杏珠 「あは、また恥ずかしそうに、龍さんの髪の毛にもぐっている」
 「おい、首にくっつかないでくれよ。暑いよ〜;」
かおる 「あれ?もしかして雨?」
佑介 「こいつが降らしているみたいだな」
杏珠 「うわあ、涼しくなった」
かおる 「便利なコだねえ」

杏珠
佑介さん、本当に杏珠もそういう子と一緒にいられるようになるの?
いいなあ。そうなったら嬉しいなあ。ひかるさんが忙しくても寂しくなくなるし…。(おいおい)
でもこういう子と一緒にいるのって、なにか特別なものはいらないの?霊能力とか…。杏珠も見えるくらいは見えるけど、なんにも出来ないよ。それでもいいのかなあ。いつも一緒にいてくれる小鳥さんかあ…。やっぱりいいなあ…。(うっとり…)

 「あれ土御門くん、それどうしたの?」
佑介 「いえ、ちょっと…。杏珠ちゃん、こっちにおいで」 ←手招き
杏珠 「わあ、可愛い!」
佑介が持つ鳥かごには、カナリア似の小鳥が。
佑介 「この子を、杏珠ちゃんにあげるよ。大事にしてあげてね」
杏珠 「えっ!?」
かおる 「わあ、佑介くん、太っ腹! 高かったんじゃないの」
佑介 「買ったんじゃないよ(笑)。やり方を教わって、朱雀を呼び出したんだ。この子はその化身」
一同 「ええ〜〜っ!」
杏珠 「…本当にいいの? 杏珠、佑介さんみたいに霊能力とか持ってないよ…」
佑介 「(屈んで、杏珠ちゃんの目線に合わせる)それは関係ないよ。要は心の持ちよう次第さ」
杏珠 「…心?」
佑介 「そう。見えるものだけじゃなくて、見えないものも信じて見ようとする心。それがなきゃ、龍も風の神も見えないし、話し掛けられないだろ?」
杏珠 「…うん」
佑介 「それと、この子を心から信頼して慈しめば、必ずこの子も答えるから。杏珠ちゃんにはそれがあるから、絶対大丈夫だよ(^_^)」
 「…そういえばこの子、杏珠ちゃんのこと気に入ったみたいだ。外に出たがっている」
佑介 「出してみようか」
佑介がそっと外に出してやると、小鳥は素直に杏珠ちゃんの肩に乗った。まるで話しかけるように鳴いている。それに思わず顔が綻ぶ。
杏珠 「…ありがとう、佑介さん!」
佑介 「可愛い名前、つけてあげてね」

鳴海 「また忘れられてる…」

 「よかったね>杏珠ちゃん」
 「すっかり仲良しになってますね」
かおる 「そうなると、残すところは玄武か…」
 「亀か…校庭の池の噴水の周りにたくさんいましたよね」
 「この時期、みんなで甲羅干ししているな」
かおる 「あんまり神獣って感じはしないね。どちらかというと、ボーットしている…。丁度、体育祭一日目の「新入生歓迎10kマラソン」のゴールの雰囲気と似てない?」
 「みんなで地面にヘバってたなあ…たしかにカメが転がっている感じかも(笑)」
 「あの中に神亀がいますかねえ」
 「亀よりも、鳳凰とか麒麟の方がカッコイイな」
かおる 「もしかして会長はそのどっちかを飼いたいの?やめといたほうがいいよ。苦労するよ>きっと」
よもぎ 「うん、私もそう思う」

その当時、作者も含めて、まさかとんでもない美形な神亀が、学園の周辺にさっそうと現れるとは、誰〜〜も気づいていなかったのでした。

<おわり>

杏珠
「あふ…。ゆうべはこの子のお名前考えててあんまりねれなかったなあ…。
おはよう、ぴいちゃん。」
「ぴゅい」
「やっぱり『ぴいちゃん』はいやだよね。
んーと…んーと…。それじゃあ、無難に『朱夏ちゃん』はどうかな?
ちょうど夏だし、朱雀の司る季節って夏でしょ?」
「ぴ♪」
「あ、気に入ってくれた?じゃあ、朱夏ちゃんできまりね♪よろしくね、朱夏ちゃん♪」
「ぴぴぴ…♪」
「そのうちお話もしてくれるのかな?楽しみだなあ…。
そういえば麒麟の主っていうのも素敵だけど、それだと王様になる資格がないとダメなんだよね。(「十二国記」の影響でそう思ってる)すごーく大変だよね。一番大変かも…。どうかな…いつかひかるさんのところにも『お迎えにきました』って来るのかな?…えーと…でもそうなるともう逢えなくなっちゃうかもしれないよね〜。そんなのやだ〜。(>_<)」


当時のブログでいただいたコメントも入れさせていただきました。

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