久々に、映画で絵心を刺激されまして描いてみました。映画「天使と悪魔」から、急逝した前ローマ教皇の侍従(カメルレンゴ)です。
<以下、映画のネタばれがありますので、これから見る方はご注意ください>
映画を見てから原作を読んだのですが、なんか、ドラマの筋書きが全然違う・・・。
原作を読むと、彼の心の深い〜〜所での苦悩と葛藤が描かれています。
自分を導いてくれた前教皇を信じ、また神を愛していた純粋無垢な若き司祭。彼の本性はまぎれもなく天使だったのですが、自分の身の上に関する信じがたい事実が明らかになったことで、彼の心は一変して悪魔になってしまったのでした…、というのがおおよその筋書きです。
映画では、このあたりが説明不足で、あれだけの大それた陰謀で観客を引っ張ったわりには、結末はちとお粗末だったかな・・・という感じがしなくもありません。
でも、やはり映像の影響は大きくて、あのローマやバチカンの重厚で豪華な風景をイヤというほど見せられて、一気に絵心を刺激されてしまいました。創作にはこういう刺激がやっぱり必要ですな。
映画ではユアン・マクレガーがカメルレンゴを演じてましたが、原作には「30代後半、栗色の髪に緑の瞳」というビジュアル設定があったので準じて描いたつもりですが、どうみても20代ですよね(^^; しかも顔のアップがないと、緑の瞳かどうかは見えません。
ところで、やたらと目立つ文様は、ドラマの重要なアイテムとなっている「イルミナティ・ダイヤモンド」です。
イルミナティとは、この世にはもう存在しないはずの最古にして最強の秘密結社で、長年カトリック教会から弾圧されてきた科学者の集団。その中核には、かのガリレオがかかわってきていたというのが今回の歴史浪漫なのでした。
科学の4大元素、すなわち、土(earth)・空気(air)・火(fire)・水(water)が、この文様の中には描かれています。よく見ると、文字が左右対称に「描かれて」いるんですね。ガリレオなんかが噛んでいた組織ならば、本当にこういうのがあったのかと思わず騙されそうになりましたが、実は今回のドラマのためにデザインを含めて考えられたそうです。アルファベットは、統一的なデザインがしやすいのかもしれませんが、昔、レタリングを学んでいたこともあり、この文字のデザイン性の高さにはかなり惹かれました。
↓「イルミナティ・ダイヤモンド」を拡大するとこんな感じ。
*左から右上に向けて「earth・air・fire・water」って読めますよね。
映画では、これが焼きごてとして、黒の法服の前をはだけさせられたカメルレンゴの白い胸に・・・(ぎゃ〜〜(^^*)
このシーンが、一番、耽美で色っぽいシーンでしたね〜♪
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