参戦記 
   
  
  7月16日晴れ。気温は30度を超え、路面温度も60度近い。
  今回は足まわりを新調し、タイヤもGSコンパウンド&R15/225。
  車的にはほぼ文句のつけようが無い仕上がりと言える。
  エンジンパワーも前日のシャシダイで161.9psを記録した。 
  足のセッティング自体はまだまだこれからなのだが、
  まだ細かいことはあまり自分には関係ないだろう(笑)
  
  
予選 
  ●スタート時F1.6/R1.7
  ●終了時F(l)1.95-F(r)1.75/R(l)2.05-R(r)1.95 
  ●リミッター設定7500rpm 
  
  9時から予選開始。 今回から250クラスと200クラスが
  別レースになったため170は予選も台数が少ない。
  タイヤをホイールに組み込んだばかりなので、
  馴染ませるために3〜4週ほど12秒台で流して走る。
  確かにスパックスの足よりも挙動が滑らか。
  いつもなら不安を感じる飛び込みでとても安定感がある。
  ロール量の差はあまり感じなかった。 
  またもやP-LAPが作動しなかったので走行中にタイムは確認できない。
  アタックをかけ始めてすぐに、水色のフェンダーの車が前についた。
  ほぼ同じぐらいのタイムで走っていたのでじゃまにはならない。
  が、エンジンパワーはこちらの方が上なのか立ち上がりでは一気に車間が狭くなる。
  予選後にその車は4AGのエンジンであることが分かった。
  裏ストレートの伸びはテンロクにしてはいいと思う。 
  決勝ではこの車とからむことになるのだが....。 
  予選タイムは8秒台中盤でした。 
  
  
決勝  
  
  ●スタート時F1.4/R1.5
  ●終了時F(l)1.65-F(r)1.6/R(l)1.75-R(r)1.65
  ●リミッター設定7250rpm 
  
  完全に雲がなくなりピーカン。いったい気温が何度あるか分からない。
  路面は手で触るだけでも火傷しそうなぐらい。 
  グリッドに車を移動させようとスターターを回すがモーターの力がまるで無い。
  なんとか始動するが、グリッドに付いたら一度エンジンを停止させなければならない。
  金子氏がオフィシャルと協議している間に、エンジンスタートの時間がきてしまい、
  結局エンジンはかけたままでフォーメーションラップに。(ラッキー)
 総台数が13台ということで予選11位
  ^^;;;は後からだが、
  250、200クラスがいないため、いつもとは違うホームストレートの風景。
  ヘルメットの中が暑くて頭がボーとする....。
  シグナルレッドを確認しても一瞬何をするのか忘れそうになる。
  スタートはやや出遅れ、それでも順位は落とすことなく1コーナーへ。
  前2台をかわしたかったのだが、2台が横並びだったため青いフェンダーのケータの後につける。
  バックストレートでほぼ差がなくなるのだが、
  最終の進入で15mほどの差がつく。
  2、3周目も同じだ。その間に前のグループとの差が広がっていくのがわかる。  
  
  4周目、1コーナーと1ヘアで差を詰め、バックストレート立ち上がりで真後ろにつける。
  インに車を振って50m看板の位置で前車をパス。
  すでにステアリングを切って旋回に入っているのでブレーキに細心の注意をはらい、
  膨らむラインをなんとか修正、と、クリップやや手前で、茶色のケータが
  横になって止まっている。前を抜くのに精一杯で気付かなかった.....。
  イン側に必死でラインを寄せ、4速のままホームストレートへ。
  
 結局終盤まで最終コーナーは4速でまわることに。
  あのクリップで3速に入れて全開で脱出できればもっとタイムは伸びるだろう。 
中盤あたりから、足元が異様に暑くなった。
  エンジンからオイルを吹いて靴にかかっているんじゃないかと思うぐらい暑い。 
  特にアクセルペダルを踏む右足の先が熱い。
  後半は熱さとの戦い。水温は120度を差した。さらに上がればピットへ戻るつもりだった。
  これ以上の気温でレースをすることはあり得ないから、
  このレースで持てば熱管理は完璧ということになる。
1ヘアの進入でジャダーが発生する。ラインのせいなのか、
  空気圧の問題なのかわからないが、いままでなかったことだ。
  縦に車が揺れる感じで、収束するまでアクセルを開けられない。
  後で客席からとったビデオを見て確認したのだが、
  トップグループのラインと自分のラインは大分違っていた。
 
青いラインがトップグループのラインだ。
  自分の場合、進入時にスピードが殺しきれていないために、
  アウト側へ膨らんでしまっている。
  ジャダーの原因はこの辺にもあるのかもしれない。 しかも入り口で右に振ってしまっている。
  立ち上がりを有利にしようとクリップを奥にとっているのはよいと思うのだが、
  全開で脱出しても、アウト側の縁石にはまだ余裕がある。
  まだまだラインには改善の余地はあるようだ.....。
  
  
| 順位 | 車番 | ドライバー | 型 式 | 車 名 | 周回 | 所要時間 | トップ差 | Km/h | BEST TIME  | 
    周回 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 21 | 中津 宏昭 | KENT | ケータハムスーパーセブン | 15 | 16'29.322 | 111.622 | 1'05.177 | 3/15 | |
| 2 | 40 | 加藤 香平 | 4AG | バーキンセブン | 15 | 16'39.368 | 0'10.046 | 110.500 | 1'04.954 | 4/15 | 
| 3 | 29 | 野沢 一幸 | KENT | ケータハムスーパーセブン | 15 | 16'46.653 | 0'17.331 | 109.700 | 1'06.092 | 9/15 | 
| 4 | 70 | 市原 幸真 | BDR | ケータハムスーパーセブン | 15 | 16'47.023 | 0'17.701 | 109.660 | 1'05.891 | 2/15 | 
| 5 | 34 | 片桐 健二郎 | KENT | バーキンセブン | 15 | 16'56.566 | 0'27.244 | 108.630 | 1'05.968 | 14/15 | 
| 6 | 92 | 萱森 邦彦 | K16 | ケーターハムスーパーセブン | 15 | 16'57.226 | 0'27.904 | 108.560 | 1'06.396 | 14/15 | 
| 7 | 18 | 原 良至 | EA11R | カニッチーノ | 15 | 17'02.378 | 0'33.056 | 108.013 | 1'06.764 | 11/15 | 
| 8 | 89 | 大下 幸治 | ZETEC | バーキンセブン | 15 | 17'19.752 | 0'50.430 | 106.208 | 1'08.149 | 13/15 | 
| 9 | 35 | 吉田 辰美 | 4AG | バーキンセブン | 15 | 17'22.002 | 0'52.680 | 105.979 | 1'07.532 | 12/15 | 
| 10 | 49 | 島田 伸之 | KENT | ケータハムスーパーセブン | 14 | 16'33.229 | 1Lap | 103.771 | 1'06.338 | 2/14 | 
| 11 | 9 | 田中 繁 | NA6CE | ARTロードスターエリート | 14 | 17'25.918 | 1Lap | 98.543 | 1'12.652 | 13/14 | 
| 以 上 完 走 | ||||||||||
| 51 | 佐橋 裕朗 | BDR | バーキンセブン | 6 | 9Laps | 1'06.859 | 2/6 | |||
| 39 | 井口 隆徳 | KENT | バーキンセブン | 4 | 11Laps | 1'11.892 | 4/4 | |||
※タイムや順位はいつもどおりで変わらないが(泣)、よくよくリザルトを見てみると、
  自分の平均時速だけは上がってきている 
  。 (第1戦102km/第2戦104km/今回106km)
  一応それなりの努力の結果は出ていると思いたい.....。
  この調子であと2km/hひきあげれば(笑)きっと入賞。 
  特に3位に入っているAJ編集長なぞは、ベストタイムが6秒にもかかわらず、
  安定したタイムで上位入賞だ。今回のような気温が高くタイヤに負担がかかるレースでは、
  一発のタイムよりも、安定したハイペース(?)の方が有利か?
  
  しかし、上位陣のベストラップは前半に出ているのに、
  5位以下は後半にタイムが出ているのにはなにか原因があるのだろうか......。
  10位の人もたしか3周目にスピンするまでは上位だったはずです。