MEISTERCUP 200class
Round-02第2戦(05/05)
RESULT&REPORTin Tsukuba Circuit PHOTO:CHO-

タイムアタックに入ろうとペースを上げた時のことだった。 リアタイヤに巻き付いていたF3のタイヤカスもほぼとれて、 クルマも真直ぐ進むようになった。
しかし.....、油圧計の針が0を差した。 1年半
前のK&Kでケントエンジンを壊したときのことが頭をよぎる。

裏ストレートでクルマを寄せて止めようかどうか悩むが、 オイルを捲いた形跡もないので、できる限りゆっくりとピットへ戻る。 平間氏が下回りを覗き込む。
「オイルはふいてないよ」
そして地獄が油圧計を指で弾くと針が跳ね上がった。
予選時間は10分。もう時間はない。 ピットの路面を蹴って再びコースイン。全開で1周できるか?

裏ストレート、4速に入れたところでクルマが横にズレる。 まだタイヤカスは完全にはとれていないようだ。 最終を立ち上がったところでポストをみると、 まだフラッグは振られていない。 なんとか1周はできそうだ。 運良く他車にもからむことなくアタックに突入。 セッティングを変えたフロントは入り口からアンダーぎみ、 リアがSSなせいなのか、80Rでは あいかわらず大きくフロントが逃げる。 最終コーナーを立ち上がるとフラッグが振られる。

パーカルもP-LAPも作動していないのでタイムが分からない。 パドックへ戻ると林氏が結果を知らせてくれた。 「5.7」....。170クラスにも3台前にいかれ、 同じ200クラスは後ろに1台しかいない。 ただし、あの周回で5.7が出るならば4秒は楽にでるだろう。 クルマの動きはかなり素直な出来になっている。

決勝までは3時間以上もあるので車を弄る。 若干フロントの車高を下げる。 どうもふらふらする感覚があるので フロントのダンパーを調べてみたら、 減衰が下から3つめ(12段階調整)だったので、 上から3つまで締め上げる。

途中ADVANの人と五味さんと話す。 単純に048は038の2つ上のコンパウンドと同等、 (038SS=048M) 五味さんは今回048のMコンパウンドをチョイス。 ADVANの人曰く、SSコンパウンドは「あり得ない」チョイスで、 「カケにでた選択」でもSコンパウンドということだ。

とはいえ、いまどうこうできる問題ではないし、 (現場でタイヤを買ったツワモノもいたらしいが・笑) お金もない(笑)。 トーを調整しなおしたおかげでフロントの痛みは前回にくらべ まったくといっていいほどない。 今度リアタイヤを買うときはMかSを選択しよう。


いざ決勝へ。 時間が空きすぎてモチベーションは下がりまくり。 林兄に背中を叩いてもらってグリッドへ。

8列目アウト側、前列にはカニ目とテイストカーズバーキン。 両方とも170クラスのマシンだ。 ちなみに予選でベストタイムが出ていても 200クラス中では 順位は変わらなかった(泣)。 1つ上げるためには4.2秒以内が必要だ。 予選では3秒台は必須。2秒が出なければ入賞は狙えない。

レッドシグナルが消えスタート。 若干多めのホイルスピンだったがマズマズのスタート。 1コーナーまでで170クラス3台をかわすが、イン側が大渋滞で 入る隙間がない。そのままアウト側で踏ん張るが、 出口付近で関さんがスピン。こちらにノーズを向ける。 ダートに片輪を落してかわすが、イン側からは、 数台に先行されてしまう。

目の前は真っ白の鈴商バーキン。 エンジンはZETECとのことだが200クラスでのエントリー。 (レース中は170クラスと思っていました) ノーマルのエンジンの割りには裏ストレートでは 差がつめられない。俺のが遅いのか?(泣) しかしコーナーではやけに遅くてつっかえてしまう。 困るのが、ハコ車のようなラインをとるので、
イン側に入ろうとしてもかぶせられてしまうので抜くに抜けない。 あげくに170クラスのマシンからさらに1台抜かれる。

しかしその170クラスは最終コーナーでスピンアウト。 遠くに見えていたカニ目もだんだんとちかづいてくる。

ピットのモニター上ではレース後半にやっとペースが上がってきて 4秒台が出ているのだが、当の本人は立ち上がりで、 アンダーに終止苦しんでいた。 結局またしてもカニ目にはおいつけず、クラス8位でレースを終えた。