日 本 経 済 の 歩 み
(国内総生産は、1994年度以降:2005年基準、1993年度以前:2000年基 準。実 質経済成長率は連鎖方式による。ただし1994年度以前は固定基準年方式による)
年度 実質経済成長率 国内総生産(名目) 経 済 状 況
2009
平成21
−2.1%
473兆 8592億円
2008 年9月のリーマンショック後に急激な景気悪化に陥った日本経済は、2009年3月を景気の谷として持ち直し局面となりました。これは新興国向け輸出とエコ カー補助金・家電エコポイント制度などの経済対策にけん引されたもので、設備投資や住宅投資などは弱く、自立的な回復には至りませんでした。
2008
平成20
−3.7%
489兆 5201億円
日本経済 は2008 年2月を景気の山として、景気後退局面に入りました。2008年度上期はアメリカ経済の減速や原油価格の高騰によるコスト増加から景気悪化が進み、下期 は9月のリーマン・ショックを契機とする世界同時不況下で、輸出の急激な落ち込みに伴って景気は急速に悪化しました。
景気の谷 2009年3月
2007
平成19
1.8%
513兆 0233億円
2007 年度の日本経済は、年度前半は景気回復が続きましたが、2008 年2月をピークに景気後退に入りました。これまで景気回復を支えてきた企 業部門は、改正建築基準法の影響による住宅着工の減少や原油・原材料価格 の高騰、サブプライム住宅ローン問題に端を発するアメリカ経済の減速などにより、勢いが徐々に弱まり、設備投資及び輸出の伸びが鈍化しました。家計部門 は、賃金が伸び悩む中で、年度後半、消費者マインドの急激な悪化を受けて、個人消費は横ばいで推移しました。
景気の山 2008年2月
2006
平成18
1.8%
509兆 1063億円
2006 年度の日本経済は、2005年半ばに踊り場的な状況を脱し、年前半にかけて企業部門、家計部門、海外部門がバランスよく回復しました。売上高の増加に伴って年度を通して企業収益が改善し、設備投資は高い伸びを示し、民間需要中心の経 済成長が続きました。しかし賃金は年半ば以降横ばいとなり、家計部門に弱さがみられました。
2005
平成17
1.9%
505兆 3494億円
2005 年度の日本経済は、年央にはIT関連財の在庫調整が終了し、アジア向け・ アメリカ向けを中心に輸出が増加するとともに、引き続き生産が拡大しました。企業利益は原油高の影響があったものの高水準を維持し、設備投資が積極的に行われました。また個人消費も、雇用環境が 改善する中で緩やかな増加を続けました。
2004
平成16
1.5%
502兆 7608億円
2002 年1月を谷として回復に転じた日本経済は、2003年度以降、世界経済の回復による輸出と設備投資に支えられ堅調に回復しました。
2004年度に入ってからは、年度後半、世界的なIT関連の在庫調整局面などを受け一時的に景気の回復が減速しましたが企業部門の改善にも広がりがみら れ、遅れていた家計部門のマインドも改善し個人消費が増加する好循環となり、景気はいっそう回復の足取りを強めました。
2003
平成15
2.3%
501兆 8891億円
2003 年度の日本経済は、 米国をはじめ世界経済が徐々に回復に向かう中で、輸出と設備投資が増加し、 回復の動きが一段と強まり、2年連続のプラス成長となった
2002
平成14
1.1%
498兆 0088億円
2002 年度の日本経済は、 実質経済成長率が再びプラス成長となっ た。年度前半、米国経済の好調やIT市況の回復に伴い、米国・アジア向け の輸出が回復し、景気の待ち直しが見られた。また年度後半、景気回復に減速感が見られたが、国内民需が持ちこたえたためプラス成長となった。
2001
平成13
−0.4%
501兆 7106億円
2001 年度の日本経済は、 米国経済の減速と世界的なIT製品の需要後退により輸出が減少した。年度後半は米国の同時多発テロがこの傾向に拍車をかけ、実質経済成長率は98年度以来3年ぶりのマイナスとなった
景気の谷 2002年1月
2000
平成12
2.0%
510兆 8347億円
2000 年度の日本経済は、実質で2年連続のプラス成長となった。
これは、情報技術(IT)関連が年度を通じて好調だったことから、設備投資が前年度比7.2%増と3年ぶりの 増加となったことが大きな要因である。住宅投資は0.1%減で2年ぶりの減少となった。
景気の山 2000年11月
1999
平成11
0.5% 506兆 5992億円
1999 年度の日本経済は、実質でプラス成長となった。
これは、民間最終消費支出が2年連続してプラスとなり、また設備投資は2年 連続マイナスとなったものの、年度後半、情報技術(IT)関連が好調で持ち直しがみられたことなどによる。
1998
平成10
−1.5% 510兆 9192億円
1998 年度の日本経済は、実質成長率がマイナスとなった。
マイナス成長となったのは、、金融機関が自己資本不足を背景に貸出を慎重に なった影響などから、中小企業の設備投資が減少し、次いで大企業の設備投資も減少に転じたこと。またアジア経済危機の影響などから輸出が減少に転じたこと などが主な要因である。
景気の谷 1999年1月
1997
平成9
0.1% 521兆2954億円
1997 年度の日本経済は、前年度までの景気回復傾向から一転して停滞状況となっ た。
これは、1997年4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減、消 費税率の引き上げや特別減税の終了などによる国民負担増、金融システム不安をきっかけとした家計や企業心理の冷え込み、さらにはアジア通貨・経済混乱が影 響したことによる。
1996
平成8
2.7% 515兆 9439億円
日本経済 は、1993 年10月を底に緩やかな回復過程を辿り、1996年度前半は、前年度の財政・金融政策の影響を受け引き続き回復基調となった。年度後半は、円安、設備投資 の回復、消費税率引き上げを前にした駆け込み需要もあって、民間需要を中心に景気回復傾向が持続した。
景気の山 1997年3月
1995
平成7
2.7% 504兆5943億円
日本経済 は、1993年10月を底に緩やかながら回復基調を辿っていたが、1995年1月の阪神・淡路大震災、3月以降の急激な円高等の外的なショックが重なり、 景気回復に一時的な足踏みが見られた。
これに対し、財政面では、緊急円高対策や過去最大規模となる経済対策がとら れ、金融面では、公定歩合の二度にわたる引き下げ等の金融緩和措置がとられた。
このような政策的対応や情報化投資などに牽引されて、景気は再び緩やかな回復に向かった。
1994
平成6
2.3% 495兆6122億円
戦後2番 目の長期にわたる景気調整期を経験した日本経済は、1993年10月に底を打ち、2年半に及ぶ景気後退局面を脱した。
その後、円高の進行や阪神・淡路大震災といった外生的な要因が加わったもの の、景気は個人消費や住宅建設の増加を背景に緩やかながら回復に向かっ た。
1993
平成5
−1.0% 480兆 6615億円
日本経済 は、長引くストック調整にバブルの崩壊、急激な円高などが加わり、戦後2番目の長期にわたる景気調整を経験したものの、1993年10月にようやく景気後退局面を脱し、その後緩やかな回復過程に入った。
景気の谷 1993年10月
1992
平成4
1.1% 483兆8375億円
1991 年2月以降、調整過程に入った日本経済は、1992年度において設備投資のストック調整が本格化するなど景気の後退が一段と強まり、低迷状況を示した。
1991
平成3
2.2% 472兆2614億円
1991 年度の日本経済は、これまでの内需主導型の力強い拡大から、ストック調整の局面を迎えるなど、穏やかに減速し調整局面に入った。
1990
平成2
6.0% 449兆 9971億円
1990 年度の日本経済は、前年度に引き続き堅調な個人消費と力強い民間設備投資に牽引され、内需主導型の拡大を続けた。
景気の山 1991年2月
1989
平成1
4.3% 414兆7429億円
1989 年度の日本経済は、景気上昇から3年目に入り、消費税の導入があったものの、物価は比較的落ち着いた動きを示し、個人消費と民間設備投資に牽引された自律的な性格の強い内需主導型の拡大を続けた。
1988
昭和63
6.7% 386兆7361億円
1988 年度の日本経済は、景気上昇から2年目に入り、景気拡大を牽引する需要の主役が個人消費と民間設備投資へと移行し、生産の増加が雇用の拡大を通して所得を 高め、企業収益を増加させるなど内需がさらに内需を拡大させるという自律 的拡大の成長パターンが形成された。
1987
昭和62
5.0% 359兆5089億円
1987 年度の日本経済は、前年度の成長鈍化から急速な景気上昇となった。円高や原油価格低下のメリットが波及したこと、在庫や設備調整が進み、企業が投資増に転じうる環境 が整ったこと、また金融緩和基調が持続したことに加え、6兆円規模の緊急経済対策の波及効果や企業の内需転換努力などが重なり、景気は内需を中心に自律的 拡大過程に入った。
1986
昭和61
2.8% 341兆 9205億円
1986 年度の日本経済は、前年度に引き続き拡大テンポが緩やかとなった。
これは、対外貿易収支の大幅黒字を是正する必要性が高まったこと、また、円 高、ドル安の進展と相まって、外需主導型の経済成長を続けることができなくなったことによる。
一方、非製造業等の内需関連では、物価の安定や円高メリットの浸透などによ り総じて堅調に推移し、いわゆる景気の二面性が顕著となった。
景気の谷 1986年11月
1985
昭和60
4.5% 327兆 4332億円
1985 年度の日本経済は、83年初からの景気の回復、拡大基調から次第に拡大テンポが緩やかなものとなった。
これは、85年から86年にかけてのドル安、原油安、金利低下という世界経 済の動きの中で、日本経済もこれらの変化に大きな影響を受けたことによる。
景気の山 1985年6月
1984
昭和59
3.9% 306兆8093億円
1984 年度の日本経済は、83年初を景気の谷として順調な拡大を続けた。
これは、アメリカ経済の急速な拡大とドル高が続いたため輸出の伸びが大き く、また、これを背景とした生産の拡大から企業収益が増加し、設備投資も大きな盛り上がりをみせたことが要因である。
1983
昭和58
1.7% 286兆2782億円
1983 年度の日本経済は、3年間にわたる長期の景気後退から脱却した。
この原動力となったのは、アメリカの景気回復に伴う輸出の増加である。これ に伴い鉱工業生産は着実に増加し、企業収益も大幅に改善した。また設備投資も年度後半から持ら直した。
1982
昭和57
2.6% 274兆 5722億円
1982 年度の日本経済は、世界の同時不況とアメリカの高金利により、これまでの輸出主導型の経済の基礎的条件が制約されたなかで、国内需要が我が国経済の成長を 支えた。
民間消費は、物価の安定と若干実質所得が伸びたことにより、前年度に比べて やや明かるさがみられた。また、民間住宅投資は、低水準ながらも増加に転じた。
景気の谷 1983年2月