日本語ワードプロセッサ

更新日時: 2000年 06月 17日 01:00:50


P.1 (デービーソフト)

「パーソナルパブリッシングプロセッサ」 (だったと思う)と銘打たれた NEC PC-8800 シリーズ全機種で動作するワープロソフト。 グラフィックを外字に見立てることにより、 テキストとグラフィックの混在編集が可能。 当時としてはかなり見栄えの良い文書が作成できたけれど、 ハードディスクを持たない8ビットパソコンではさすがに動作が遅かった。

ユーカラ WAVE (クレオ)

NEC PC-9800 シリーズ (MS-DOS) 用。 かつての「ユーカラ art Ver.2」と内容はほとんど同じ。 当時、アシストから日本語ワープロ「アシストワード」が 9,700円という低価格で販売され、その後、 1万円以下の低価格ワープロソフトが多数発売された。 「ユーカラ WAVE」もその一つで、価格は 9,800円。 強力なアンドゥ機能やオンラインヘルプ機能を持つワープロのほかに、 グラフィック編集やパソコン通信にも利用でき、 当時の低価格ワープロソフトでは最も高機能だった(と思う)。 欠点は拡張メモリに対応していなかったこと。

一太郎 HARMONY (ジャストシステム / ロータス)

ジャストシステムとロータスが共同開発した MS-DOS 用 統合ソフトウェア「HARMONY」に含まれるワープロソフト。 「一太郎 Ver.4.3」や「一太郎 dash」の機能限定版という感じ。 実は「ユーカラ WAVE」から乗り換えるほどの魅力を感じられず、 愛用するに至らなかった。
「HARMONY」はワープロのほかに「Lotus 1-2-3」互換の表計算、 データベース、エディタ(メモ)、通信機能を持つ。 私がよく使ったのは表計算とデータベース(住所録ぐらいだけれど)。

Microsoft Word for Windows 95 Internet Package (マイクロソフト)

その名の通り Windows 95 (Windows NT 3.51) 用ワープロで、 通称「Word 95」。HTML 編集や WWW ブラウザ機能を付加する 「Internet Assistant for Word 95」や 「インターネット エクスプローラ 3.0」のほか、 英和和英辞典が付属するパッケージ。
Windows 95 を使うようになり、これに対応したワープロソフトが欲しくなり、 当時の「一太郎 7」と比べてコンパクトなのが気に入って購入。 ジャストシステムの製品はどれも巨大だったのが嫌だった。
その後、Word は「Word 97」にバージョンアップしたけれど、 「Word 95」とはうって変わって巨大ソフトになってしまった…。 HTML への対応もまだ「Word 95」の方がましだった。

クラリスワークス 4.0 (クラリス)

Macintosh 用のクラリスワークスを見て、 グラフィックとテキストがシームレスに編集できていいなとか、 表計算やデータベース機能が付いてていいなと思って Windows 版を購入。 暫く使っていたが、システム要件が低い割りに動作が重いこと、 他のアプリケーションからコピーアンドペーストをしたときに スタイルの動作が不正になるのが気になって、使わなくなった。
でも、付属していた「研究社 新英和和英中辞典」と 「大辞林」の CD-ROM は今でも愛用中。

松風 (管理工学研究所)

MS-DOS 用として有名な「松」から派生した Windows 95 用の日本語ワードプロセッサ。動作の軽快さとカスタマイズ性の高さが特長。 当初はフリーウェアとして公開されていたので使用していた。 欠点は他のソフトウェアとファイル交換がしにくかったことか。 シェアウェアになってから使わなくなってしまった。
余談だが、管理工学研究所の日本語 IME に「松茸」という優れ物がある。 変換精度はお世辞にも高いと言えないけれど、コンパクトで動作は軽快。 カスタマイズの自由度も極めて高く、ローマ字入力や仮名入力以外にも、 G-Code や TUT-Code 、ポケベル入力などの特殊な(?)入力方式も利用できる。 私は普通のローマ字入力だけれど。

Microsoft Word 98 with IME 98 (マイクロソフト)

ノートパソコンに Panasonic Let's note を購入したけれど、 [Alt] キーが左下にしかなく、[Alt] + [半角/全角] キーが押しにくくなってしまった。 また、愛用していた IME 「NECAIIME95」が PC-9800 シリーズ用の Windows 95(と Windows NT 4.0)にしかなくて使えなくなってしまった。 そこで、キーのカスタマイズが可能な IME を探したところ、 「Microsoft IME 98」ならそれが可能だと分かり購入することにした。 それなら「Word 98」も一緒に揃えようと思ってこれを購入。

ロータス ワードプロ 98/2000 (ロータス)

「ロータス スーパーオフィス」は1万円以下で表計算、ワープロ、 個人情報管理(PIM)、データベース、プレゼンテーション、 画面録画などの機能が揃っている。 「Microsoft Office Professional Edition」 に近い製品構成ながらこの価格は貧乏学生に魅力的。
「ワードプロ」はスーパーオフィスに付いているワープロソフト。 ダイアログボックスを開いたり閉じたりしなくても文字、段落、 ページなどの属性を変更でき、その変更がすぐに反映される 「インフォボックス」機能は秀逸。 しかし、独特の操作性にはなかなか慣れず、 今でも時々使っているのだが使用頻度は低い。

一太郎 Lite 2 (ATOK 先取りキャンペーン版) (ジャストシステム)

機能の選択がまどろっこしかったり、余計な自動処理をする 「Word 98」は、次第に不満になった。
その頃、大学の友人が「一太郎 Lite」を買ったので見せてもらった。 従来の一太郎と違いコンパクトでなかなか良くできていると思ったが、 スタイル機能が削られている点に不満を感じた。 しかし、この不満点は「一太郎 Lite 2」で改善された。
その友人が使っていた「ATOK11」の変換精度も魅力だったので、 新しい「ATOK12」の付いた「一太郎 Lite 2」を購入。 「先取りキャンペーン版」なので、「ATOK13」 の単体版が発売された日に送られてきた。
現在、最も多用するワープロソフトとなった (でも文書作成の基本はテキストエディタかな)。 IME も ATOK13 を常用。


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