独り言

コンピュータ

2004年5月11日

Winny

Peer to Peer (P2P) のファイル共有ソフトウェア Winny、 その開発者が 5月10日、京都府警に逮捕されたとのこと。 自分では使ったことないけれど、自分の周りでは、パソコンを使い始めたばかりの人、 インターネットを使って間もない人でも Winny を使っているみたいで、本当に驚きます。 果たしてこのうちどれぐらいの人が、Winny を使うことの意味を理解しているのか。

で、この開発者が Winny 開発に当たって書いた掲示板のコピーを読んでみたんですが、 なんか、この人は逮捕されることを半ば覚悟して、 このソフトを公開したのではないかと思えてきます。 著作物が電子化され、それを流通させるネットワークも発達したことで、 我々は豊かな生活を送れるようになったかといえば、必ずしもそうは実感できません。 気付いてみれば、コピーコントロール CD (CD じゃないけれど)、デジタルテレビ放送の CPRM などで、善良な一般利用者による著作物の私的利用行為も厳しく制限される世の中。 そこに一石を投じるために Winny を作ったと考えられなくもないかなと。 そう考えると、Winny ユーザーは Winny の開発者に利用されていただけの存在に見えます。 そして逮捕。さて、これからが Winny 開発者の本当の戦いとなるわけです。 なんのこっちゃ。

あ、いや、これは私の勝手な仮説ですよ。それに Winny の開発者を擁護しているわけでも応援しているわけでもないので、 誤解なきよう。


戻る