独り言

あれこれ

2004年2月9日

この冬は無事に乗り越えられるかなと思っていたけれど、 ついに熱が出てしまいました。でも、そろそろ回復するはず。

ユリイカ

というわけで、先日、「ユリイカ」の DVD を入手、見てみました。 物語は、福岡県甘木市でバスジャック事件が発生するところから始まります。 この事件で生き残ったのは、バス運転手と、中学生と小学生の兄妹だけ。 それぞれ心に深い傷を負い、バス運転手は家族を捨てて消息を絶ち、 事件をきっかけに家族が崩壊した兄妹は二人だけでの生活をします。 それから 2年後、元運転手は、中学生と小学生の兄妹、 兄妹の従兄と奇妙な共同生活を始めた後、 小さなバスを手に入れ、再生の旅に出て行くというお話です。 17歳の少年による西鉄バスの乗っ取り事件もありましたが、 映画の撮影はそれより前になるようです。

物語もとても良かったんですが、何より阿蘇の場面 (阿蘇神社、大観望展望所、中岳火口など) は印象的でした。 特に、大観望 (阿蘇の北側の外輪山にあり、阿蘇五岳を望む展望所) の場面は、 4年半ぐらい前に行ったときのことを思い出しました。 あれは、阿蘇に行く途中でばあちゃんが亡くなって、 葬儀が終わった後に両親と一緒に行ったんじゃなかったかなぁ。 あの雄大な絶景は、阿蘇ならでは。 そのとき、 父さんが「大観望」とかかれた石碑に座っていたのを写真に撮っていたんだけれど、 それが、映画の場面で主役 (バス運転手) の役所広司さんが腰掛けた場所と全く同じだったんでびっくり。 写真を撮ったのと、映画の撮影と、どっちが先になるんでしょう。 それから、阿蘇神社の駐車場で聴こえた学校のチャイムの音。 あれは母さんの卒業した学校かな。

物語も良かったし、役者も良かったし、本当に色々な意味で見所の多い映画でした。

2004年2月2日

ちょっと待って、神様

もう1カ月も前になってしまいますが、 1月3日付の中日新聞に折り込まれていた「週間テレビガイド」。 1面に掲載の特集は、翌週から NHK 総合で放映される連続ドラマ 「ちょっと待って、神様」に出演する「宮崎あおい」でした。 ドラマは、交通事故で死亡した主婦 (泉ピン子) が、 かすり傷で済んだ女子高生 (宮崎あおい) の体を借り、 少しの間だけ現世で生きるというもの。 大島弓子さんの「秋日子かく語りき」という漫画が原作。 なんかちょっと面白そうだし、舞台は名古屋だし (学校のシーンでは 愛工大名電高校の校舎と「中学生日記」のスタジオが使われたとか)、 あおいさんはなかなか可愛らしいしということで、 1月5日からのドラマを見てみることにしました。

しかしまぁ、見て驚いたのは、あおいさんの演技力。 事実上の二役やっているから分かりやすいというのはあるかもしれないけれど、 特に、一瞬見せる表情とか仕草とかがすごくて、 それは演劇とかドラマとかについて全くの門外漢の私が感じるほど。 それで、最初は軽い気持ちで見始めたのに、 気付いてみればドラマの世界にすっかり引き込まれていました (物語にも引き込まれて漫画も買ってしまいました)。

ついでにと思って、彼女がほかにどんな作品に出ているのかな調べたら、 色々な映画賞を取ったらしい「害虫」、「ユリイカ」、 テレビコマーシャルでは、味の素「クノール カップスープ」 (味わい篇お話篇朝のからだ 家族篇朝のからだ 散歩篇朝のからだ 階段篇)、 サントリー「緑水」などが出て来ました。

映画「害虫」は、近くで DVD を売っていたのを見つけて、思わず購入。 これは、様々な不幸が重なって堕落 (という言い方は適切じゃないかもしれないけれど) していく女子中学生の混乱を描いた作品。 最後には救われたりするのかなと思ったら、そういうわけでもなさそうで、 なんかすごい作品でした。 この「害虫」で主演する彼女も堂々たるもので、見事に圧倒されました。

九州で起きたバスジャック事件で生き残った人たちのその後を描いたという長編映画 「ユリイカ」は、我がふるさと阿蘇も舞台になっているとのこと。 それならこれも是非見なければ。

「緑水」のコマーシャルは、当時、 出演者が誰なのか全く知らなかったけれど、印象に残っていて、 第2弾 が放映されていた当時、 (確か) A 嬢と
「『緑水』の CM に出てる女の子、すごい可愛いよね。」(A)
「『メイク ユー キラキラ』ってやつ?」(わ)
「そう、それ。あの子ね。」(A)
「お、あれは確かにいいね。」(わ)
なんて話をしていたのを思い出しました。 あれに出ていたのも彼女だったとは (ほかに 第1弾 も有り)

そういえば前述の中日新聞の記事によると、彼女は最近カメラに凝っていて、 一眼レフのシャッターを切ってフィルムに写すのが好きなんだとか (ニコンのインタビュー記事 もありました。いきなり FM3A というのがまたすごい)。 ほかにも、仕事の時でなければ化粧はしないとかで、 これまた、なかなかいいですね。すっかり気に入ってしまいました。

やっぱり今度は是非、 「スジナシ」で、 台本無しの即興ドラマを演じる宮崎あおいさんを見てみたいものです (やっぱりスジナシかい)。 共演の 泉ピン子さん、 安達祐実さんはもう出ていますしね。


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