ADSL 導入の記録

ADSL の導入までには、色々と手続きがあり 申し込みから使えるようになるまでにも日数がかかるため、 不安になることが多いと思います。 そんなわけで、私が導入するまでの様子を記録としてまとめてみました。

今後、また何か変化があれば、更新していくつもりです。

導入まで

AirH"

定額でインターネットを使える環境として、ADSL や CATV のインターネット接続サービスの導入を検討していました。 その中でも テレビはままつ の CATV は中京地区のテレビ放送も見られるようになるということで、 特に魅力的です。 しかし、加入電話を持っていない私にとって ADSL は面倒そうだし、 CATV も工事の関係で面倒そう。 そんなわけで、電話を使っていないアパート暮らしにとって、 工事等が不要で最もお手軽そうな AirH" を契約することにしました。

2001年9月24日

AirH" 端末 MC-P300 を 8,800円で購入。 つなぎ放題コースと年間契約割引 で契約。

2001年9月25日

販売店か DDI ポケット で手続きがうまくいっていなかったようだが、 この日から使えるようになる。

使ってみたところ、タイムアウトが頻発し、期待外れ。

2001年10月29日

DDI ポケットのネットワーク設備が増強 されて、 何とか我慢できる程度の使い勝手となる。

2002年1月17日

DDI ポケットより、 128kbps パケット通信サービス『オプション 128』の提供開始について 発表される。 先行利用しているユーザーには何もしてくれない様子。

2002年9月19日

128kbps パケット通信に対応したコンパクトフラッシュ型の AirH" カード AH-N401C が 10月4日に発売されると知る。 可動型アンテナが有利であるということは、PHS の長い使用経験から感じていたので、発売後すぐに機種変更することを決める。

2002年10月4日

AH-N401C を 9,800円で購入し、オプション 128 を追加契約。 前機種 MC-P300 は 500円で下取り。 32kbps の 4倍というわけにはいかないけれど、それでも体感上は 64kbps PIAFS ぐらいの使い勝手となる。

手軽さが魅力の AirH" ですが、 使い始めの頃は輻輳が激しくてなかなか繋がらなかったり、 繋がっても、リクエストに対する反応が鈍く、タイムアウトも多いなど、 いらいらする場面が多くありました。 こうした状況は、ネットワーク設備の増強等で次第に改善され、 取り敢えず使えるようになりました。

オプション 128 で 128kbps にして、通信速度の遅さも余り気にならなくなったものの、 今度は使用料の高さが気になってきました。

ADSL

NTT 西日本 から B フレッツ サービス提供の案内が入った封筒が届いたことから、 これまで二の足を踏んでいた他のサービスの導入を検討することに。

2002年11月17日

NTT 西日本浜松ビルの「ブロードバンド無料体験会」で話を聞く。 やはりアパートで B フレッツを使うのは面倒な点が多いとのこと。

B フレッツの代わりに薦められたのが、 フレッツ ADSL。 NTT 終了ビルからの線路距離長は 3.3km で充分使えるのではないかとのことで、 ADSL の導入を前向きに考えることに。

17時33分、Panasonic hi-hoまとめて ADSL-e コース のタイプ 2 (専用回線タイプ) を Web から申し込み。 説明してもらった NTT 西日本の方には申し訳ないと思いつつ、 フレッツ ADSL より安価で、窓口がまとまる点で、 イー・アクセス のものを選択してしまう。

2002年11月21日

20時26分、イー・アクセスより電話を受ける。 運転免許証等の身分証明となるものが必要とのこと。

20時48分、ファクシミリで運転免許証のコピーを送付。

2002年11月25日

21時12分、イー・アクセスより、NTT への開通手続きを開始した旨のメールを受信。

2002年11月29日

21時51分、イー・アクセスより、 回線適合調査通過と工事予定日を知らせるメール受信。 局内および宅内の工事予定日は 12月6日とのこと。

2002年11月30日

10時12分、hi-ho より経過報告のメールを受信。 ADSL 接続用 ID は (一般AP接続用ID)@ea.hi-ho.ne.jp になるとのこと。

2002年12月2日

イー・アクセスより「適合調査通過のお知らせ」の郵便葉書が届く。 宅内工事は 12月6日の午前とのこと。 利用可能予定日は翌営業日。6日は金曜日で週末を挟んでしまうため、翌営業日は 9日となる。

2002年12月4日

レンタル品の ADSL モデム (Aterm DR202C) が届く。 接続先の設定 (ID、パスワード) だけ済ませておく。

2002年12月6日

10時40分頃、日本電話施設 の係員が 2人来て、電話回線の宅内工事を実施。 モジュラージャックを確認し、 NTT? と電話で連絡を取りながら、信号の導通を確認している様子。 「650 ですね。分かりました。」とのやりとり (信号強度の確認をしているのだろうか)。 作業は5分ほどで終了。工事料金は0円。

11時頃、ADSL モデムの電源を投入。 LED の表示を見て、LINK の確立、PPP の認証確立を確認。 回線リンク速度は下り 2.3 から 2.4Mbps、上り 0.8Mbps 程度、 よくある計測サイトや Opera に表示される速度を確認したところ、 実効速度は下り 1.3 から 1.4Mbps 程度 (但し変動は大きい)。 概ね良好な使い心地。 利用可能予定日 (9日) 以降、イー・アクセス側で回線品質の最適化が実施されるとのことで、 それからはまた速度が変化するかも。

2002年12月10日

一応、イー・アクセス側で回線品質の最適化が実施されたと思うけれど、 ADSL モデムが表示する状態も使い勝手も特に変化無し。

2002年12月28日

度々、通信中にリンクが切断されるので、 どうせ大した効果はないだろうと思っていたノイズ対策製品を試しに導入。 モデムに付属のモジュラーケーブルを アーベルツイストシールドモジュラーケーブル ATLT-20FC に変え、 パッケージに「12Mbps 対応」のシールが貼られた ノイズフィルター (雷ガード内蔵) TEL-DSLSPF (中身は 日立フェライト電子 の HT-F20102) も接続したところ、回線リンク速度が 50 から 100kbps 程度向上。 しかし、肝心の時々切断される症状は目立った改善がない様子。

2003年1月21日

ADSL モデムの新しいファームウェアが公開されたので (Broadband Watch の記事)、 更新してみたところ、経路損失の表示値が 44dB から 55dB になったものの、 時々切断される症状は殆ど解消した様子で、とても満足。 また、回線リンク速度の表示には目立った変化はないものの、 実効速度は 1.9 から 2.0Mbps ぐらいに向上した感じ。

ADSL のサービスが展開された当初は、 加入電話を持っていないと色々面倒そうな印象があって (Yahoo! BB は今でも電話回線共用タイプでないと受け付けていない) 諦めていましたが、後に専用回線タイプでも Web から簡単に申し込めるようになったようです。

ADSL で不満なのは、申し込みから使えるようになるまでの期間が呆れるほど長いこと。 これでも当初より随分改善しているようなのだけれど、11月17日申し込みで 12月6日に工事というのはやはり長く感じます。 また、基本的な社会基盤である水道もガスも電気も、 土日に使用開始の申し込みや検査を受け付けてくれるのに、 宅内までの電話回線を管理している NTT は平日でないと動いてくれないというのは何故なんでしょう。 ADSL の設備工事に手間がかかるのは仕方ないとしても、 設備工事に直接関係しないサービス体制については、 もう少し改善してもらいたいものだと強く思いました。

12Mbps のサービスで 1から 2Mbps となっているけれど、 最初から謳い文句ほどの速度は期待していなかったし、 AirH" の 128kbps より速ければいいやと思っていたので、概ね満足です。


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