TOMIX TCS パワーユニット N-DU202-CL PWM方式へ改造  

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TOMIX TCS パワーユニット N-DU202-CL (or DU201)をPWM方式へ改造します。

オリジナル回路はトランジスタコントローラですが、加速率および惰行の速度低下率共に速く、ミニレイアウト用の設定になっているため、線路長の長いレイアウトでは使いづらい、スケール感に乏しい(実感的でない)動きになってしまいます。

また、起動電圧設定がないため、マスコンノッチ1に入れても車両が動き出すまでに数秒から数十秒かかります。

これらを改善するためにPWM方式へ改造し、加速率、減速率、惰行減速率を広範囲に調整できるようにしました。

改造点:
・H8/3694FによるPWM回路
・加速率ボリューム:加速用アジャスタを使用
・減速率ボリューム:常点灯用アジャスタを使用
、起動電圧(手動運転用と兼用)ボリュームを追加
・「定速−惰行」切替スイッチおよび惰行減速率ボリュームを追加
・最高速度設定ボリュームを追加
・PWM周波数は20kHz(125Hzと16kHz切替から変更しました)

機能:
1.起動電圧調整により、加速(力行)ノッチ1よりスムーズ動き出します。
 (車両が『動き出す電圧』と『停止する電圧』に若干の差があり、この点を考慮して制御しています。)
2.加速率調整により速度の上がり方(電圧の上昇する時間)を調整できます。
3.減速率調整により速度の下がり方(電圧の下降する時間)を調整できます。
  また、ノッチ1から4に行くに従い速度の下がり方は早くなります。
4.起動電圧調整は手動運転用としても機能し、0−12V連続的に調整できます。
5.惰行減速率は最大-0.5V/分(1分で0.5Vづつ低下)まで調整可能です。(概算値)
6.PWM方式のため、起動電圧を設定することで、常時点灯機能が働きます。
7.最高速度設定ボリュームで上限速度を制限できます。
8.お気軽運転の加速、減速率の速いモードから、スケール速度重視のじっくり加速、減速率モードまで連続的に調整できます。