日本光測機工業が改名したタロンという大森のメーカーで1958年に発売したレンズシャッターカメラです。(タロンは1972年にソニーに吸収され、その後社長は柳原商事という別の会社を起こし印刷業などを行い、現在は柳原コーポレーションというビルマンションの事業を行っているようです)![]() ![]() ![]() レンズはタロナー4.5cm F1.9 元はシャッターメーカーだったのですが、このカメラのシャッターはCOPAL製のもので1/500までです。 巻き戻しのレバーはノッチを横にスライドさせるとポップアップするという凝ったギミックがあります。 以前、親父が使ってて引っ越すときに捨てたと思い込んでいたカメラ、親父がちゃんと持っていました。 シャッターはスローが怪しいですが、絞りはちゃんと動作していました。セルフタイマーは止まりそうで止まらない、いつ切れるか判らないくらいゆっくり(^_^;
また見る機会があると思いませんでした。そういえば、このカメラで親父に映された記憶がありません。撮影が面倒だったのでオリンパス35ECを購入したんでしょう(^_^;
距離計の二重像はグリスが固まっているようで動いてくれなかったので修理しました。
軍幹部を引き抜き、ここが固まってるだろうと予想していたプリズム部分、しっかり固まってました(^_^; 絞りも固くなっていたので、ネジ部分の固まったグリスをアルコールで溶かし、グリスを少し塗って動きが軽くなりました。
距離計ユニットを組みファインダーを覗いたところ距離計が無事動作しました。しかし、遠くを覗いて無限遠にしたのに二重像が重ならない(^_^;。距離計ユニットの穴がネジより全然大きくて上下左右自由に組めます(笑)どの位置にあったのか確認するの忘れた・・・ |