1965年に発売になったCanonレンジファインダー最終型です。 スペックについては キヤノンカメラミュージアムを参照願います。 7Sは7の露出計をセレンからCdSに変更し精度を上げ、アクセサリーシューを取り付けたようなものです。三脚用のネジ穴も少し中央側に移動しています。 私の手元にあるのは、改良型でフィルム巻取りクランクノブの大きさが大きくなり軍艦部の距離計調節部のカニ目フタの位置が変更されたもので、7SZという通称で呼ばれることもあるようです。 ![]() ![]() ファインダーが大きくて(後のF-1と同じ形状)眼鏡しててもピント合わせやすいです。35、50、85、100、135mmに対応します。 ![]() ![]() P(Populaire)と比べると、露出計を内蔵したためか高さが高くなっています。
Canon7sの50mmF1.2まで収納できる純正ケースです。
Canon7sの当時のカタログです。モデルさんの髪型のアップの仕方に年代を感じました。
露出計
シャッターは機械式ですが露出計内蔵で露出計用に電池を使います。電池使うので7sは人気が無いらしい。水銀電池が製造中止なので代替電池なのですが、ドイツ製の代替電池の電圧が高いからかTTL測光と比べてちょっと高めの値を示してます。高めだと思って人間が補正すれば問題ないレベルかもしれません。
電池の入れ方
MR9電池アダプターとVARTA V625U・LR9の差
キヤノン7Sの露出計の電池は元々MR9という1.35Vの水銀電池が指定なのですが、生産中止なので、VARTA V625U・LR9 1.5Vというアルカリ電池を使用していました。AE-1PやPと比べると露出が高めに出ていたので、関東カメラサービスのMR9電池アダプターを購入してみました。SR43に被せるような形で使用し1.5Vを1.35Vに落としてくれるという代物です。どれくらいの差があるものでしょうか。 |