フィルムカメラ

Canon YL(6L)型


1958年に発売されたキヤノンレンジファインダーの最高級機と呼ばれたYL(6L)です。 スペックについては キヤノンカメラミュージアムを参照願います。
当時の価格は外部露出計と50mmF1.2付きで91,500円。
1958年の大卒初任給は1万3467円でした。2010年の初任給は20万5641円なので今の価値で140万円?正確な比較ではないかもしれませんが。
Canon6L Canon6Lセレンの露出計はPと共用。
ファインダーが50mm,35mm,Mgの切替で変倍式だったり外付けファインダーが距離計と連動して上下したりと凝ったギミックがついてます。
ファインダーを簡易化し、外付けファインダーのパララックス(視差)補正ピンを無くしてコストダウンしヒットした機種がP(Populaire)となります。
Canon6L Canon6L

専用の外付けファインダーを取り付けると、距離計と連動して上下し視差を自動補正します。
85mm Finder
85mm Finder85mm Finder
左:手前にピントを合わせた場合、右:遠くにピントを合わせた場合
85mm Finder
ホットシューとファインダー裏のメッキのピンの部分が連動してファインダーが上下
85mm Finder85mm Finder
左が専用の視差自動補正するファインダー、右が一般的な手動補正するもの。



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