鉄道旅行 お勧め路線
車窓の景色が綺麗なところ、鉄っちゃん的興味の湧くところなど、思いつくままに紹介します。
北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州
【北海道】
○宗谷本線
稚内到着直前(抜海−南稚内)に見える利尻島の美しさ。夜行列車の疲労感もすっ飛びます。
ひと頃「駅そば日本一」と評されたこともある音威子府(おといねっぷ)駅の立ち食いそば。昔は乗り換えの合間にホームで食べることができましたが、今では待合室で細々と営業しているようです。列車の本数が少ないこともあり、食べるのはかなり大変かも。
○石北本線
夏の終わりに見られる網走湖のサンゴ草。赤い絨毯を敷き詰めたような光景。
今はなき湧網線にはかないませんが....。
○釧網本線
オホーツク海沿いの北浜−浜小清水付近。ハマナスなどの可憐な花を眺めるも良し、冬場の流氷で埋め尽くされる姿も圧巻。
釧路湿原を横切る茅沼駅付近では丹頂に出会えることも。
○室蘭本線(白老−沼ノ端 付近)
広大な原野をひたすら真っ直ぐに突っ切る鉄路。半端じゃありません。
【東北】
○五能線
荒れる日本海、打ち寄せる波しぶき。断崖上を走る列車は迫力があります。
初めて出かけたときは台風通過直後で怖いくらいでした。
○只見線
トンネルと鉄橋の繰り返し。新緑や紅葉の季節が素敵。
【関東】
○鶴見線 海芝浦駅
ホームの下は運河です。20年ほど前はクラゲの姿しか見えなかったけれど、近頃は魚釣りをする人がいるとかいないとか。
改札の外はT社の工場敷地、小さな公園から出ようとすると守衛さんに叱られます(笑)。
○上越線 土合駅
トンネル内の駅。時刻表にも「土合駅は下りホームまで約10分かかります」と記されているように、500段弱の階段をたっぷり上り下りする必要があります。
○営団地下鉄有楽町線 新木場駅
木目を活かした落ち着いた内装の駅。
【中部】
○中央本線 上諏訪駅
ホームに風呂があります。まだ入ったことないけど....。
○篠ノ井線 姨捨駅
スイッチバックを楽しめるのは各駅停車だけ。緑の盆地を眼下に見おろす雄大な眺めをじっくりと味わいたいものです。
○黒部峡谷鉄道
トロッコ列車で有名ですね。かつては素堀りのトンネルが残っていて、側壁のないトロッコではなかなかの迫力だったのですが、さすがに安全面の配慮からかコンクリで固められたようです。
とはいえ現在でも探検ムードたっぷりの路線です。特別車両より一般のトロッコ車両のほうが面白いかも。
○近鉄内部線、北勢線
線路幅762mm。向かいに座っている人と膝をつき合わせるような感じの狭い車体がかわいい。
【関西】
○阪急電鉄(梅田−十三)
民鉄唯一の三複線区間。梅田駅を同時に発車した各線特急・急行のデッドヒートはワクワクします。
○神戸電鉄(新開地−鈴蘭台)
神戸の中心街から一気に山登り。その変わり方がなんとも面白い。
○山陰本線(餘部鉄橋)
落下事故以後、防護柵が設置されてしまいましたが、それでも十分高さを感じることができます。高さは高千穂鉄道にかないませんが、海を見渡せるロケーションはこちらが上。
【中国】
○広島電鉄
廃止された各都市の中古車や色とりどりの広告電車が市内を走りまわっています。
○木次線
スイッチバックあり、延命の水(出雲坂根駅)あり、各駅停車の旅が楽しい路線。
そば屋さんが駅の委託管理を受けている亀嵩(かめだけ)駅もあります。私にはちょっと....。
○山陰本線(浜田−益田)
海のたくさん見える区間。岩に生える松の緑と海の青、白い波が美しい。まさに石見の国です。
冬に乗ると、また違った印象になります。
【四国】
○土佐電鉄
高知市内を十字に走ります。終点の「桟橋通五丁目」は電停らしきものもなく、引き込み線のようなところ。また伊野−後免の路線は「ごめん」「いの」と平仮名で書かれた行き先札をぶら下げてコトコトと走っています。
○土讃本線 阿波池田駅
うどんの「聖地」四国にありながら、そば粉たっぷりの黒っぽいそばを食べさせてくれます。
【九州】
○鹿児島本線 門司港駅
重厚な造りの駅舎と頭端式のプラットホーム。九州の玄関口として、あるいは旅の終着駅として、印象深いところです。
○長崎本線
干満の差が激しい有明海。行きと帰りで車窓の景色が大きく変わることも。
○高千穂鉄道(深角−天岩戸)
地上105メートルの鉄橋。わざわざ徐行運転してスリルを味合わせてくれます。
○肥薩線(人吉−真幸)
ループあり、スイッチバックあり。運転席の後ろ、かぶり付きで楽しみたい路線。
真幸駅の石庭は見物です。
(作成:99.10.09 更新:99.12.01)
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