2008.11.25 奥華子 SHIBUYA AX

これまで頑なとも言えるほどKey弾き語りを貫いてきた奥さん。今回、初めてサポートを
従えての全国ツアーを行いました。
同日同会場で昼間に従来どおりの弾き語り、夜にバンドスタイルで、という2回まわしの強行軍。
そのあたりに奥さんの弾き語りに対する思い入れを感じずにはいられません。
昼夜ともほぼ2時間の公演でした。 ..

 「もちろん一人で弾き語り!」

普段あまりライブで歌われなかった楽曲が選ばれており、いつもの弾き語りとはいえ新鮮な
印象を受けました。カバー曲はあらずもがな、ですが…。
声はやや疲れ気味のように聞こえましたが、M7では客席に合唱を求めて元気に歌って
いましたし、初のバンドライブを目前に興奮していただけなのかもしれません。
「バンドスタイルは他の人と通じ合っていくことだと感じた」「弾き語りは聴く人との間で
遮るものがない。これからも続けていきたい」とのことで、バンド形態に手応えは感じつつ
弾き語りへの思いをさらに強めた、というところでしょうか。
#「占いで『音楽活動を続けるなら名前がよくない』と言われた」とのことで、
 「奥(花の絵)華子」「奥華子。」になるかも…などと笑って語っていました。
#2階指定席の後列(D列)は舞台がとても見えづらい席でした。回避が妥当かも。

1 虹色の目
2 鳥と雲と青
3 変わらないもの
4 ガーネット
5 その手
6 明日咲く花
7 僕のクリスマス
8 三日月 [絢香]
9 透明傘
10 楔
11 境界線
12 押し花
13 あなたに好きと言われたい
(encore)
14 パノラマの風
15 笑って笑って


 「はじめてバンドで歌います!」

Key 佐藤準,Dr 長堀晶,Bs 石井裕二,Gt 黒田晃年 という4氏をサポートに迎えての夜の部。
初顔合わせは僅か一週間前(!)で、「不安だったけれど楽しかった」とのことでした。
実際に音を聴いてみると調整不足と感じる場面は殆どありません。譜面どおりの丁寧な
演奏で、寧ろ「これはレコーディングか?!」と感じてしまうほど。奥さんも多くの曲でPfを
弾きながら歌いますが、一部の曲ではピアノを離れハンドマイクで歌唱に専念する場面もあり、
これは期待どおり見事な安定感がありました。M13や15などは(弾き語りでも盛り上がりますが)
バンド形態ならではのハジケっぷりも披露。奥さんの挑戦的な試みであるバンド形態ライブは
成功をおさめたと言えるでしょう。

1 僕の知らない君
2 魔法の人
3 しあわせの鏡
4 ガーネット
5 HAPPY DAYS
6 パノラマの風
7 窓辺
8 恋
− CMソングメドレー(TEPCO〜いまのり〜マスト) 
9 白い足跡
10 迷路
11 あなたに好きと言われたい
12 やさしい花
13 僕のクリスマス
(encore)
14 明日咲く花
15 自由のカメ
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