2008.02.29 class,山根康広,酒井法子,中西圭三,JAYWALK,槇原敬之 東京国際フォーラム

R35 〜もう一度、妻と歌おう。〜

1990年代のヒット曲を集めたコンピレーションアルバム「R35」の好評を受けてか、企画ライブが
行われました。本公演のチケットは即日完売とのことでしたが、当日券の販売もありました。
観客層は35歳±10歳といったところ。やや女性が多いのは出演者が男性の歌い手中心だったことも
あるようです。

定刻をやや過ぎて、「R35」のTVCFに出演した桜井幸子さんの呼びかけMCから開演します。
同アルバムに収録された曲の際にはスクリーンに歌詞が映し出され、タイトルどおり一緒に歌うことも
できるという趣向になっていました。

演奏を自前でこなしたJAY WALKを除き、Gt 石成真人,Key 柴田俊文,Dr 河村“カースケ”智康 
Bs 有賀啓雄 4氏というベテランのサポート陣(一部打ち込みを併用)の伴奏により進んでいきます。

GtVo 津久井克行,GtVo 日浦孝則 両氏によるclassは1996年に一旦解散していましたが、2003年に
再結成したとのこと。のっけから代表曲を披露し、観客の気分を盛り上げます。
山根康広さんはM4のみギターを弾きながら。ほとんどMCはなく思い入れたっぷりに歌い上げます。
Special Guestとして登場した酒井法子さんは「『のりP』から『酒井法子』への変化の時期だった」と
当時を振り返り、M8では手話も交えて歌います。M9は中西圭三さんとのデュエット。
その中西圭三さんは自らの体型を顧みつつ「年輪を重ねてバームクーヘンのようになってしまいました」と
笑いを誘い、ダンサーを従えてのM11も身体を旋回させるダンスをぎこちなくも見せていました。
先の出演者は当時の曲ばかりを歌っていましたが、中西さんは間もなく発売予定のミニアルバムからも
1曲披露していました(M12)。
小休止してセットチェンジが行われ(この間、スクリーンにはリハ風景が映し出されていました)登場した
JAYWALKは重厚感たっぷり。デビュー曲のM13に続きヒットしたM14、そしてそれへのアンサーソングとして
書いたというM15を初披露しました。
再度の小休止には桜井幸子さんのインタビューが映されて場をつなぎ、トリの槇原敬之さんが出てきます。
ビールのCFで持田香織さんがカバーしたM16はやや季節外れではありますが、場内は大合唱。2/6発売の
新曲を挟み、「街でも『この曲で元気づけられた』と声を掛けられる」というM18を歌います。
アンコールではKey弾き語りも披露(2番からは各出演者も登場し一緒に歌っていました)という
サービスぶり。終演まで2時間30分のライブでした。

R35収録曲は90年代前半が中心。それから15年ほどが経ちますが、馴染みの音楽を通じて人がこれだけ
集まるというのは喜ばしいことです。高音が出なくなったり張りがなくなったりと歌い手としての経年
劣化は避けられませんが、「継続は力なり」これからもそれぞれの場で活動していってもらいたい
ものです。

1 夏の日の1993(class)
2 永遠の素顔(class)
3 Holiday(class)
4 恋という名の翼(山根康広)
5 Get Along Together 〜愛を贈りたいから〜(山根康広)
6 永遠の約束(山根康広)
7 世界中の誰よりきっと [中山美穂&WANDS](酒井法子)
8 碧いうさぎ(酒井法子)
9 愛が生まれた日 [藤谷美和子・大内義昭](酒井法子・中西圭三)
10 Woman(中西圭三)
11 Choo Choo TRAIN [ZOO](中西圭三)
12 GO FOR A WONDER(中西圭三)
13 JUST BECAUSE(JAYWALK)
14 何も言えなくて…夏(JAYWALK)
15 もう一度…(JAYWALK)
16 冬がはじまるよ(槇原敬之)
17 Firefly〜僕は生きていく(槇原敬之)
18 もう恋なんてしない(槇原敬之)
(encore)
19 どんなときも。(槇原敬之&more)
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