2008.02.02 Cessy,諫山実生,拝郷メイコ 江古田マーキー

LIVE FOR FREEDOM

◇Cessy
オープニングアクトとして登場。カラオケで4曲を披露。M3が終わるまで挨拶もなく、
その後ようやくアーティスト名(「せしぃ」)を名乗り、今後の予定を簡単に告げて
最後の曲を歌っていました。ネット上で検索しても情報を得ることができず、どういう
経歴の持ち主なのかなどさっぱりわかりません。

まさに「カラオケ」です。自身の作品を披露するでなく、さりとて歌唱に何か特徴が
あるでなく…。声質はどことなく薬師丸さんに似ており、少し鼻にかかった感じ。
M4では一瞬のハイトーンが綺麗に聞こえる場面もあったものの、全体的にフラット気味
なのが気になりました。

1 セーラー服と機関銃 [薬師丸ひろ子]
2 早春物語 [原田知世]
3 雪の週末 [今井美樹]
4 年下の水夫 [今井美樹]

◇諫山実生
Key弾き語り。硬質の張りのある声で、隙のない歌唱でした。「本当は(昨年12月に出した
ベスト盤のキャンペーン中なのだけれど」と言いつつ全7曲のうち4曲が1stアルバムから。
「原点を忘れずに」とのことからなのだとか。残りは拝郷さんのリクエストに応えたM2、
名刺代わり?のM4、拝郷さんの持ち歌であるM5でした。
そのM5は拝郷さんから「互いの持ち歌を1曲ずつやろう」と提案を受けて選んだもので、様々な
工夫を凝らしたアレンジで作品の違った一面を見せてくれました。そういえば昨年12月に同所で
拝郷さんと共演した辻香織さんも、同じ企画で『君恋唄』を選んでいましたっけ。 ..

1 雪月花
2 スピカ
3 Once Again
4 月のワルツ
5 君恋唄 [拝郷]
6 Eternal Love
7 手紙

◇拝郷メイコ
Gt弾き語り。こちらもいつもながらに安定した歌唱。柔らかな歌声が心地よく響きます。
諫山さんが『手紙』でしめたのを受けて、同名曲で始まります。これまた昨年12月の辻さんとの
共演の際に『グライダー』でバトンを受け継いだのと同じような、楽しいイタズラでしょうか。
M4も同名曲が拝郷さんにもありますが、これは諫山さんの作品。2度目の共演だった昨秋の企画
イベント「色々」の際に没となった曲を、今回改めて一生懸命練習したのだとか。三田の高校に
通っていた拝郷さんは「東京タワーは私にとって神様みたいなもの。高校時代の思い出はバンド
活動と恋をしたことくらい。でも今でも数学の試験の夢を見る」などと語っていました。
M2やM5などはこの季節に聴くと一段と味わいが深まります。 ..

1 手紙
2 トマトスープ
3 brooch
4 東京タワー [諫山]
5 僕に降る雪
6 海月
7 グライダー
8 家路

◇encore
まず拝郷さんが登場し、すぐに諫山さんを呼び込みます。昨年夏の出会い以来、互いに気の置けない
(諫山さんは「気の置ける」と言っていましたが…)友達として親交を深めている様子。歯に衣着せぬ
会話のやりとりで場内の笑いを誘っていました。そんなトーク同様、二人のハモリも絶妙。硬軟高低の
均衡がとれており聴き応えがありました。

1 ありがとう [井上陽水奥田民生]

この後もアンコールの拍手がやみません。三度登場した諫山さんと拝郷さんはステージ上で簡単に
打ち合わせをした後、二人でできる曲ということで『君恋唄』を唄います。この曲でも即興なので
しょうが、ハモリが綺麗にきまっていました。

2 君恋唄 (拝郷&諫山)

終演まで2時間50分ほど。モヤモヤした始まりでしたが、諫山&拝郷の語りと音楽の対比が鮮やかで
充実したイベントになりました。
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