2008.01.12 DESTIN,カラーボトル,奥華子,秦基博,いきものがかり 所沢市民文化センター

ONE HEART LIVE CIRCIT 2008

東京近郊の埼玉〜群馬〜茨城〜神奈川〜千葉各県を巡る企画ライブツアー。
「MAIN ACT」の3者は各会場とも出演し、中堅どころの「BRUSHP ACT」や新参の「NEWCOMER ACT」は
会場毎に入れ替わります。
初日の埼玉公演は所沢市民文化センター・ミューズのマーキーホール(中ホール)で開催。入場券は
売り切れとなっていました。
定刻よりやや遅れて進行役が登場し、出演者を紹介します。以降も転換場面でライブや新譜発売の
予定を紹介するなどしてつないでいました。

◇DESTIN
DESTIN(デスタン)は群馬県から来た高校生男子、Vo,Bs,Dr,Gtの4人組。2月に発売予定の
『グチッテン』など若者らしい勢いあるポップロックを4曲披露していました。
BsやGtの演奏技術は水準に達していますが、線の細さを感じさせるVoとのバランスが気になります。 ..

◇カラーボトル
Vo 竹森マサユキ,Bs 穐元タイチ,Dr 大川“Z”純司,Gt 渡辺アキラ 4氏によるバンド。2004年に
結成し、2007年にメジャーデビューを果たします。現在も仙台を拠点に活動を続けているとのこと。
竹森さんの高めのハスキーボイスをアップ〜スローの多彩な曲に乗せて聴かせてくれます。
M4のみ竹森さんもアコギを弾きながら歌っていました。エモーショナル・ロックなどと称される分野に
属するのでしょう、どの曲も耳にすんなりと飛び込んできました。
前の出演者と同様の4ピースバンドですが、続けて聴くと(活動歴の長さなどもあるのでしょうが)
作品自体の深みや演奏の確実さなど、全体としての完成度という形でインディーズとメジャーの
「差」というものを感じてしまいます。 ..

1 イェイ・イェイ・イェイ
2 夜明け
3 あぜ道
4 十年二十年
5 グッパイ・ボーイ

◇奥華子
Key弾き語り。KAWAI SPECTRAを立って弾く路上ライブのスタイルです。
こういう「他流試合」的企画に出ても臆することなく(TEPCO光やいまのりくんに反応が薄くても)
きっちりと自らの音楽を披露。声が上ずったり裏返るところもなく(危ういところはありましたが)、
きれいな歌声を響かせていました。 ..

1 最終電車
2 ガーネット
3 手紙
4 迷路
5 恋

◇秦基博
Gt弾き語り。2004年にインディーズでCD発売開始、2006年11月にメジャーデビューをしています。
全シングル曲を網羅するショーケース的構成。高音主体でしっかりとした歌唱でした。 ..

#観客動員数はいきものがかりとほぼ二分するようでしたが、独りよがりの声かけをする男がいて
 雰囲気を壊していました。ファンの暴走がアーティストの印象をも悪くしてしまっては……。

1 青い蝶
2 色彩
3 僕らをつなぐもの
4 シンクロ
5 鱗

◇いきものがかり
メンバー3人の他、Bs,Dr,Keyのサポートがつきます。
観客を立たせて手拍子を募り、M2のワイパーで盛り上げて…と、イベントの終盤を飾るに相応しい
ノリの良い曲を揃えてきました。しかし決して力任せではなく、丁寧に歌唱・演奏しているのが
わかります。とはいえ、スロー系統の曲を聴いてみたかったのもまた事実です。
オムニバス形式のライブでは珍しくアンコールがありましたが、サポートの足下にあったセット
リストには予め掲載されていました。2ndアルバム(2月発売予定)の先行シングル(1/30発売予定)を
やらないというのは考えにくいですものね。 ..

1 コイスルオトメ
2 KIRA★KIRA★TRAIN
3 青春ライン
4 うるわしきひと
5 茜色の約束
(encore)
6 花は桜 君は美し

◇フィナーレ
進行役が全出演者を呼び込んで、プレゼント(当ライブ告知のポスターに全出演者がサインを
入れたもの)の当選者発表(座席番号)を行います。それから各出演者がサインしたカラーボールを
それぞれが客席に投げ込んで終演となりました。
16時半開演〜20時終演と長丁場になりましたが、座席が確保されていますし、何より各出演者とも
聴き応えがあってじっくりと楽しませてもらうことができました。
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