2007.12.21　奥華子　埼玉会館

弾き語り LIVE TOUR 2007 〜First Letter〜 

浦和駅西口から徒歩10分ほど。小ホールですが傾斜がついていて、扇形に配置された座席からは
どこからも見やすいようです。

初めての全国ツアーも終盤です。舞台の中央にはPf、下手側に立ち弾き用のKey、上手側には
座って弾く用のKey。両端にはツリーも飾られていました。やはり今回も全編弾き語りです。
序盤のMCで「今日のためにCDで予習をしてきた人もいるかもしれないけれど、それを裏切ります」
と挑戦的？な発言。その宣言どおり、未発表曲が多数織り込まれた構成です。M4は映画「ちーちゃんは
悠久の向こう」の主題歌向けの書き下ろし。M7は「青空の下で歌うときに合う曲を」とのことで作った
アップナンバー。音楽と女優デビュー(笑)も果たした「ユキポンのお仕事」の話に絡めたM9はアコギを
弾きながらのライブ会場毎の即興曲で、客席の爆笑を誘っていました（ラフなチューニングやインカムを
つけての歌唱など、お遊びであることは一目瞭然です）。M10〜11,14,16,19も未発表曲でした。
「ライブは手紙に似ている。CDでは伝わらないものがある。これまでのホールライブでは手書き(原稿)の
メッセージを配っていたが、今回はその代わりに曲を作った」との前置きで披露されたM17はM4とともに
2008年1月23日Sgとして発売予定だそうです。
クリスマスならではのM19（平和を祈念するもの）をしっとりと歌った後は、M20で場内の空気が一変。
最後のリフレインで♪ラララ〜の合唱を求め、客席に下りて「もっと歌って！」「もっともっと！」と
煽ると客席の興奮も最高潮に達します。２時間半を超えるライブの締めくくりに相応しい盛り上がりでした。

全編にわたり丁寧な歌唱で安定感がありました。来年には「Second Letter」ツアーも決定したとのこと。
これからも着実な活動を続けていってほしい人です。　..
＃曲の後奏が終わらぬうちに拍手を始めるという、余韻を解さぬ無粋な観客が一人いたのだけが残念でした。

１　さよならの記憶
２　楔
３　最終電車
４　空に光るクローバー
５　変わらないもの
６　ガーネット
７　太陽の下で
８　いまのりくん
９　私をフッた さいたまのオトコ
10　三度目の冬
11　幸せの鏡
12　魔法の人
13　境界線
14　鏡
15　白い足跡
16　迷路
17　手紙
(encore)
18　恋
19　サンタに願いを
20　自由のカメ