2006.12.19　奥華子　渋谷C.C.Lemonホール

コンサート2006冬　小さな星の降る夜

改装後に入るのは初めて。椅子が交換され、前後の間隔もかなりゆったりと設置されたので
座り心地はかなり向上しました。しかし客室扉が開けられる度に外からの寒風が吹き込んで
くるのにはいささか閉口します。

広いステージには今回もグランドピアノとキーボードだけ。サポートや打ち込み音源の使用は
なく、全編弾き語りでした。照明による演出はありますが、音声的には路上やインストア
ライブと同じ構成で、奥さんの強いこだわりを感じます。
アンコールでのMCでメジャーデビューして１年半の感想を語っていましたが、『より多くの
人に聴いてもらいたい』という思いと、観客との距離が開いてしまうことへの懸念、という
矛盾に悩んでいるようです。話を聞いた限りでは今後メジャーでの活動にさほど意義を見いだして
いないように感じられました。

全体の選曲としてはマイナー調のものが多かったものの、MCでは引っ越しの話（バストイレ
別の部屋に引っ越したが居住環境の水準が下がってしまった。不動産屋の広告を見て、
家賃の安さを確かめて納得している）や飛行機の話（金属探知器にしょっちゅう引っ掛かる、
キーボードスタンドを持ち込もうとして一悶着あった）などで場内に笑いを誘っていました。

全編を通じしっかりとした歌唱が印象に残りました。前述のとおりPf(Key)弾き語りに固執して
いるように見受けられましたが、伴奏としてWBsや弦などが加わるのも悪くないでは、と思います。
2007年４月21日にはまた同じ会場でコンサートを行う予定とのことで、先行予約のチラシが
退場時に配られましたが、受付開始から１時間を経ずして売り切れてしまいました。　..

１　月光
２　雲よりも遠く
３　君のためならできること
４　僕の知らない君
５　帰っておいで
６　ガーネット
７　『TEPCOひかりがあったからこの世に生まれたのかもしれない曲達メドレー』
８　白い足跡
９　境界線
10　愛されていたい
11　きみの空
12　変わらないもの
13　魔法の人
14　サンタに願いを
15　自由のカメ
16　小さな星
(encore)
17　タイムカード 
18　やさしい花