2006.09.02 ばばわくせい5,中川千夏,高橋研,加藤いづみ 下灘駅

夕焼けプラットホームコンサート21

1976年、予讃本線下灘駅の無人化などの退潮ムードを打開すべく、地元・双海町と地域住民が
活性化を目指し、下灘駅プラットホームを舞台にして瀬戸内海に沈む夕日を背景に音楽会を
行うというイベントが始まりました。双海町が伊予市と合併してもイベントは継続開催される
こととなり、今年は21回目になります。

ホーム上に設けられた客席からはステージ越しに海がよく見えます。「男はつらいよ」や
テレビドラマのロケにもしばしば使われるというのも納得できる絶景です。時折吹く風も
爽やかに、開演と日没を待ちます。小林真三さんの司会進行により定刻の17時に開演。
ここで「高橋研さんも加藤いづみさんも今年で卒業。アンコールがあるかも」とネタバレ
予告がされました。

◇ばばわくせい5(five)
地元出身の同級生グループ3人組(Gt,Vo,Vo)。懐かしいフォーク調の唄と地元賛歌の2曲を
披露。かなり緊張している様子が伝わってきて気の毒なほどでした。

◇中川千夏
宿毛出身、四国を中心にライブ活動を続けています。ギター弾き語りで4曲を披露。
ややハスキーがかった声でしっかりとした歌唱でした。
現在ポニーキャニオンから活動サポートを受けているとのことで、いずれメジャーデビュー
するのかもしれません。

日が傾いてきた頃、普通列車で伊予市長が到着して挨拶を行います。

◇高橋研
GtVo。3年連続の出演となります。1年目は雨、昨年も曇りだったとのことで、好天を
とても喜んでいました。 ..

1 メリーアン
2 君に出会えたこと

沈みゆく夕陽がとてもきれいに見えています。

◇加藤いづみ
高橋研さんがそのまま残りサポート。いづみちゃんを呼び込みます。

い>早く呼んでほしかった(笑)。夕陽は待ってくれないし。ありがたいシチュエーションで
  歌わせてもらいます。

1 美しすぎて
  イントロで鍵盤ハーモニカを吹きます。

2 砂に消えた涙
  伊東ゆかりさん他が邦訳カバーした懐かしいナンバー。

い>去年に引き続き呼んでいただき本当に嬉しい。続けて呼んでいただいたので心を込めて
  歌います。しかも最高のお天気だし。素敵な一日になればいいとおもいます。
  (スタッフに進行状況を確認するいづみちゃん。昨年は歌の途中で列車が到着してしまい
   雰囲気が乱れたことを気にかけていたのでしょう)

3 好きになって、よかった
  夕闇迫る中で聴くこの曲もひときわ味わい深いものがあります。

ここで小林真三さんも交えてのトークタイム。

い>『好きになって…』は大事な曲でいろんなシチュエーションで歌いましたが、今までで
  一番最高です。ゾクゾクって。
  今日このシチュエーションに合うようにと選曲してきました。1曲目はガロのカバー。
  2曲目も懐かしいカバーで、口ずさんでくれている人と目があって嬉しかった。
  
列車の到着が遅れているようで、つなぎのトークに時間を費やします。「もう1曲歌えば
よかったかな」といづみちゃん。
5分ほど遅れて下りトロッコ列車が到着。運転手と車掌さんに花束と記念品の贈呈式が
行われます。

4 この街が好きだよ
  鍵盤ハーモニカやタンバリンで曲を盛り上げます。

い>(アンコールの声に)まだ終わってないんで(笑)。もう1曲歌ってもいいですか?!
  ライブの途中で電車がくることも、ホームで歌うこともなかなかない。素敵なイベントで
  ずっと続けてもらいたい。私もいつかお客さんとして見に来たい。
  この後の街の皆さんとの宴会が楽しみ(笑)。
  (陽が沈み、周囲は暗くなってきています)一曲一曲空が表情を変えていて。二年連続で
  誘ってくださった双海町の皆さん、スタッフの皆さんに感謝の思いを込めて、下灘駅を
  イメージして曲を作ってきました。

5 風の吹く駅で
  ゆったりとしたメロディライン。♪もう一度ここで会おうよ 風の吹く駅で〜 という
  フレーズが共感を呼びます。

い>素敵な夏の想い出をありがとうございました。

一旦退く二人ですが、アンコールの拍手に迎えられて再登場します。

い>このシチュエーションと、自分の生まれた街で歌いたい曲があります。

6 Zero

地元・愛媛、そして気心の知れたサポートという環境もあり、いつもながらに安定感ある
ステージでした。 ..


この後、地元特産品の抽選会と『双海恋唄』の合唱があり、2時間のイベントが終了しました。
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