2006.04.22　奥華子　山野楽器銀座

3/1発売のアルバム「やさしい花の咲く場所」購入者招待のライブ。100余名の観客が集まりました。
いつもどおりジャージ姿でのKey弾き語りですが、この日は客席の状況に合わせたのか椅子に座っての
演奏でした。

定刻に登場。深々と一礼をして歌い始めます。

１　窓辺
　　やや緊張した風。

MC＞こんばんは、奥華子です。＃まだ16時過ぎなのですが（苦笑）
　　折角の機会、じっくり最後まで楽しんでいただけたらと思う。
　　春の歌を唄う。もうすぐ春が終わってしまうので寿命が短い。心を込めて歌います。

２　春風

MC＞今夏公開予定のアニメーション版『時をかける少女』の主題歌を歌う事になりました。
　　（拍手に）嬉しい！　ありがとう。脚本を読んで曲を書き下ろした。曲作りがあと少し。
　　夏を楽しみにしていてください。
　　ショックな事が１つ。さっきまでテンションがすごく低かった。クルマでの移動中が私の
　　食事時間。コンビニでおにぎりと焼きそばを買ったら箸が付いてない！　どうにかして
　　食べたくて、紙を折って食べたけど美味しくなかった。すごいですね、この執着心。
　　やっぱりちゃんと食べないと美味しくないんだなと思った。

３　そんな風にしか言えないけど
４　魔法の人
５　きみの空

MC＞今日はアルバム購入者招待ライブ。皆さんアルバムを聴いてくれた人ばかり。不思議です。
　　なんでだろう。５年くらい前、この場所であるアーティストのライブを見に来たことがある。
　　ドキドキしながら階段で並んで、その人に会える、握手してもらえるのが嬉しかった。
　　もしかしたら同じですか？　それが今は自分がここに立っている…座ってるんですけど(笑)
　　なんだか不思議です。これから５年後、自分はどうなっているんだろう。
　　今日、日刊スポーツに『時をかける少女』の記事が載っていたけれど、私が「21歳」。
　　わざとじゃないです。スタッフも驚いていた。７歳もサバ読まないですよ(笑)。『時を
　　かける少女』はタイムリープの話だからかな(笑)。それをきっかけに、自分が21のときに
　　何をしていたか考えていた。
　　最近いろいろな人のライブDVDを見ていて感じたのは、自分（演奏する側）も幸せでなきゃ
　　いけないってこと。やりたくないことをやってまでやりたくはない。自分なりのペースで
　　やりたいことを頑固にこれから先もやっていけたらと思う。
　　昨日、尼崎の再現ドラマをやっていた。いいドラマだったけれど実際には伝えきれない。
　　唄も同じで伝えきれないことが絶対ある。その人でないとわからないこともある。でも、
　　歌っていく意味もあると信じている。心に響く詩を作って歌いたい。

６　やさしい花

ライブは40分ほどで終演。その後の握手会ではいつもながら一人ひとりと丁寧に応対していました。

気負いとまではいかないのでしょうが、やや硬さの見えるステージでした。とっちらかった
MCもご愛敬。しかし、奥さんの伝えたい気持ちというものがストレートに感じられました。
スタッフサイドでも「奥さんの唄をより多くの人に届けよう」と数々のタイアップを獲得して
いるようで、（本人MCにもありましたが）ペースを守りながら活動の幅を拡げていってほしい
ところです。　..