2005.10.12 矢野真紀 渋谷パルコ劇場

LIVE YOUR LIFE

パルコPart1・9階に設けられた劇場。リハが押していて、ロビー開場のまま15分ほど
待たされます。岡本真夜さんや木根尚人さん他から贈られた花が飾られていました。
ようやく場内にはいると、客席にはきつめの傾斜がついていて、なかなか見やすい構造でした。

結局20分押し(19:20)で開演します。まずはGt 中村修司さんと矢野さんがステージへ。

1 遠い世界に
  ア・カペラで1コーラスのみ。

2 ボクの空
  こちらはGt伴奏のみ。

続いてKey 佐藤真吾,Vn 岡村美央 両氏がステージへ。

3 夜曲
  3人のサポートでしっとりと。

次にPerc 藤井玉獅ウんが参加します。

4 好きな人
  10/5に発売したシングルのc/w曲。ファルセットが効果的に使われています。

さらにGt ごとうよしと,Bs 梅田淳,Dr 吉田太郎 3氏がサポートに加わります。

MC>前回のツアーから3ヶ月。それに参加できなかった人はかなりお久しぶり。元気でしたか?
  …硬いな(笑)。絶対にこうなると思っていたから、自分から空気を崩していきます。
  硬くならざるを得ない構成にしているのだけれどね。今までにない形。少しずつ仲間
 (サポート)が増えて音数も増えて、物語が時間と共に完成していくような、今までにない
  空間をみんなと感じていきたいと思って内容を作ってきた。

5 東京タワー
  分厚いサポートにより、スケール感豊かな1曲になりました。
  この曲が終わったところで岡村さんは退きます。

6 太陽
  間奏で矢野さんはハーモニカを吹きます。

7 大きな翼
  ロックテイストを前面に押し出した力強い歌唱と演奏。

MC>元気? PARCO劇場ってエレガントな感じがしませんか? ということでスタイリストさんに
  話したら、社交ダンスの大会に出るような格好になってしまって(笑) 28年の人生の中で、
  こういう風に踊れそうな服は初めて着ました。
  (客席から)聞こえてくる声は女性が多いね。(無反応な客席に)…あらら?
  今日は久しぶりに晴れたね。嬉しくて出かける前に洗濯してきました。

8 夢を見ていた金魚
9 さよなら色はブルー
  さらにSax(Fl),Tp,Tr3人の管楽器が参加して賑やかに。レトロなロック風アレンジが秀逸です。
  後奏で3人が演奏している間に矢野さんはステージを退き、赤いドレスから淡いモスグリーンの
  ドレスに衣装替えをします。

10 いつか僕が還る場所
  管楽器は1曲だけでさがり、再び岡村さんが加わります。

MC>着替えたよ。初めてだよ、ライブ中にお着替え(笑)。とてもお見せできません。
  (サポートは)みんな無茶苦茶カッコイイよね。ファンキーだし人間くさくて本当にいい人たち。
  前から思っていたけど音楽は会話と同じ。直接話をしていなくても、音には人となりが出る。

11 大好きだったんだよ
  この曲の後で再び岡村さんが下がります。

12 五月雨

MC>いいこと教えてあげようか? このところずっと天気が悪かったけれど、週間予報だと今日と
  明日だけ晴れ。びっくりした。洗濯物がすさまじい量になっちゃって、どうしてもパルコ2Daysの
  前に綺麗にしたかった。久しぶりにコインランドリーに行ったら普段人っ子ひとりいない所が
  賑わっていた。#矢野さんは「晴れ女」なのだそうな。

13 お天気
14 アッシュバーン
15 明日
  再び管楽器トリオが加わります。矢野さんもステージを左右に動きながらハーモニカ演奏。

16 オアシス
  ほぼ全員の観客が立ち上がって手拍子。
  嬉しそうな矢野さんですが、4小節はやく唄いだしそうになってGt 中村さんに制されます。

MC>大好き!みんな!!
  すごいねお天気パワーは。さすが晴れ女(笑)。朝起きた時「Hello Sunshine」って感じだったよ。
  シングルが出ました。『このまま…』。『…』も付いています。日常の景色を切っては填めて
  そうして出来た曲を残したかった。人間くさい優しい触り心地が届けばいいなと思う。

17 このまま…
  矢野さんもGtを弾きながら。ミドルテンポの明るいメロディです。

MC>ありがとう、また会いましょう。

(encore)
Ce 平山織絵,Vi わたなべかずお,Vn おきしょうこ,Vn 岡村美央の弦楽カルテットが登場します。

MC>ホントにありがとう。最初はどうなっちゃうかと思った。だって、何もかもが初めてなことだらけ。
  お着替えでしょ、弦カルの人たちを背中に感じながら…これからだけど。ありがと、唄うね。

18 君の為に出来る事

MC>どうもありがとう。ありがとう。

丁寧に礼をして名残惜しそうに手を振りながら退く矢野さん。終演は21:20でした。

伴奏・アレンジは一曲毎に工夫され、それぞれに相応しい形で演奏されており、どの曲でも
音の過不足がありません。矢野さんの歌唱も時に伸びやかに時にしっとりと緩急自在。歌に
寄せる思いがひしひしと伝わってくる、完成度の高い好ライブでした。 ..
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