2005.09.27 諫山実生 原宿アストロホール
Luna・Y・Sol 〜アナタとわたし〜
入場時、メールマガジン登録者にサイン色紙がスタッフから渡されます。地下に下りると
椅子が100余脚用意されていました。客席下手側にはhanaouiの服が展示されています。
観客は女性の比率がかなり高めです。
ほぼ満席状態になったところで予定より5分ほど遅れて(19:05)開演。
まずは諫山さんだけがステージに登場します。
1 君に伝えたいこと
Key弾き語り。
MC>こんばんは!(観客の反応が薄いので3度も繰り返し)良しとしよう(笑)
今日は今まで以上に面白いライブを見ていただこうと考えて、いろんなことにチャレンジした。
皆さんに「いい秋の夜長だった」と思ってもらえると思うけれど、私は今まで以上に緊張している。
サポートメンバーのPerc 則包桜,Gt 養父貴(ようふたかし),Key 安部潤 各氏が登場します。
諫山さんはステージ中央に移動。
2 朝陽の中で微笑んで
3 あやとり
4 PASSAGE
5 誓い
諫山さんの得意とするミドルテンポのバラードが続きます。
一気に4曲歌い終えて、ステージ下手に置かれたソファに移動します。
MC>緊張しているのが皆さんにも伝わってしまっているのでは。
皆さんとお話ししましょうか。お喋りが苦手だということは皆さんご存じでしょう。いままで
避けてきて、唄で誤魔化してきた。でも今日はどれだけMCが下手かを感じとってもらって、
「やっぱり歌ってた方がいいんじゃない?!」と思ってもらおうかと(笑)。
グアムに行った話。皆さんがせっせと働いている間に家族で1週間行ってきた。
日本を囲む海とグアムの海がつながっているのが信じられない。すごい海が綺麗な青で
透き通っていた。バナナボートとパラセイリングを楽しんだ。すごく壮大。空と海しかない
世界を堪能した。今まで空を飛ぶというと飛行機に乗るだけだったけど、初めて周りが空気、と
いう状態で空を飛んだ。んー、鳥になりたい。すごいな、鳥って。ちっぽけな人間を見下ろして
羽ばたいている姿を想像したら幸せな気分になった。海のブルーと空のブルー、スカイブルーと
マリンブルーって区別するけれど、すごく深い海の青と空の色って実は同じで、水平線が
見えなくなる瞬間がある。部屋からそういう景色が見えるのはとても贅沢だと思った。
あまり日焼けをしてはいけない、真っ黒な諫山実生もどうかと思うし(衣装も背中が見える)、
海にもあまり入らないようにして、殆ど夜のホテルのプールだった。映画に出てくるでしょう、
スタイルのいい女性が飛び込む、みたいな。私が飛び込んでみても全然綺麗じゃなかった(笑)。
夜のプールは神秘的。空とつながっているといえば、浅いところで浮かんで空を見上げていたら、
私一人だけが海に浮かんでいるみたいな気持ちになった。月を見て、あぁみんなは日本でこの月を
見ているのかな、元気? って思ったりして。自然というものにいい刺激をもらった。
人もとても温かくて、言葉を交わすってこういうことなのかなって。お互い一生懸命コミュニケーションを
交わそうと頑張って。人間どこに住んでいても兄弟なんだ、言葉を交わすのは大事だし、思いを
共有するのって素敵だと思った。その割に私は日本語について勉強が出来ていないと思った。
今日は古き良き日本語を楽しんで貰いたい。私が日本語を大事に思って詞を書いていることを
分かってもらいたくて詩の朗読にチャレンジしたい。昔の人の生活が伝わってきたらいいなと
思い、この詩を選んでみた。
− 雨ニモ負ケズ [宮沢賢治] 【朗読】
6 竹田の子守歌
7 アオイトリ
祭り囃子のような懐かしさを感じるメロディ。諫山さんもKeyを演奏します。
MC>グッズの話(ブックカバーと携帯ストラップ。諫山さんが選んだ和物の生地だそうな)。
買いたくなりましたか? 私にはセールスの才能がないなぁ(笑)
グアムに行って思ったけれど、言葉だけでなく気持ちでもつながれたらいい。平和な
世の中が来るといいと思う。そういう唄を歌います。
8 終わりのない地球
ここまでのしっとりした雰囲気から一転してフレンチポップ風のメロディ。
MC>早いもので次の2曲でおしまい。
(メンバーを紹介しながら弄ろうとしますがかわされてしまう諫山さん。)
素敵なミュージシャンと一緒にできて幸せです。
(センターに立ちマイクスタンドを用意しつつ)と言いながらこれを出してくると
いうことは、分かる人もいるででょう「あれを唄うんだな」って。もっと私を愛して
もらえるよう精進していくので皆さんよろしくお願いします。
9 月のワルツ
10 サハラの誘惑
シングル2曲を続けて歌います。ライブ冒頭からの並びで聞くと、やはりこの2曲の
異質さが気になります。
拍手に送られてサポートメンバーは退きますが、諫山さんはそのまま残ります。
MC>諫山も帰っちゃうんじゃないかと思った方、残念でした(笑)。最後に1曲残ってます。
この歌を唄わないと帰れません。私の良さを分かってもらいたくて。
11 手紙
諫山さんの弾き語り。ファンの中でも評判の高い曲を自信に満ちた表情で唄います。
(Encore)
一旦退きますが、すぐにメンバーと共に戻ってくる諫山さん。
MC>拍手が消えちゃったらどうしようと思ってました。
ブログの話。韓国語を紹介したりしている。一昨日は早口言葉を書いたけどここでは
披露しない。絶対失敗してかっこわるいから。メールなども全部目を通しています。
今日はアンケートを是非書いて。絶対書いてください。これからの糧になります。
先日Ryu氏のライブを見に行った。実は安部さんはRyu氏のツアーでもKeyを弾いていた。
私にはもったいないくらい。で、「私もこのピアノで冬ソナの歌が唄いたい」と思った。
こんなに近くにいるのに実現しないはずがないと思って早速頼んだら「韓国語で唄うなら
いいよ」と言われた。で、猛特訓しました。すごくドキドキして朝から緊張してました。
あと、私の『ふたり』が韓国でカバーされているので韓国語ミックスバージョンで聞いて
いただきたい。私の勉強の成果を聞かせたいだけなんですけどね。
12 最初から今まで [Ryu]
13 サランハンダー 〜 ふたり
MC>この衣装、どうですか?(チャイナドレス風の上着とパンツ) 私がデザインして、
hanaouiに作ってもらった。あちらに飾られている。和柄の着物生地を現代風にリメイク
したりして作っている。自分の歌も昔からある綺麗な言葉や日本にしかない四季を感じられる
歌の雰囲気を残しつつ皆さんに新曲として届けたいという思いがある。同じ思いをhanaouiさんも
持っていて、昔からある丈夫な生地で素敵なドレスを作ってくれた。
では最後に新曲を唄いたい。ここで唄うのが初めて。まだ未完成でジャケットなども考え中。
スピカのような男性を思う女性をイメージして作った。
14 スピカ
客席天井に特設された青い電球が星空を想像させます。
丁寧にお辞儀をして退く諫山さん。終演は20:50頃でした。
現時点での諫山さんの全てを見せる、ショーケースのようなライブだったと思います。 ..
#事実、関係者席が結構たっぷりと取ってありました。
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