2004.10.18 Lyrico オーチャードホール

Autumn Flavour

多くの観客が集まっています。ステージ天井には白いリボンで百合をイメージしたオブジェ。
「Lyrico」のシンボルマークも飾られています。

1 キセキノハナ
  エスニック調に大胆なアレンジ変更。曲中でメンバー紹介があります。Key 武部聡志,
  Dr すぎのとしゆき,Bs まつばらひでき,Gt 知念輝行,Sax&Perc たけがみよしなり

MC>大阪、名古屋とやってきて今日が最終日。精一杯歌うので最後まで楽しんでいってください。

2 風の行方
3 Now & Forever
4 瞳をとじて

MC>既に名残惜しい。始まったからには終わるのは宿命だけれど、久しぶりのライブツアー。
  どんなツアーになるのかあけてみないとわからなかったけれど、2カ所やってみて、皆さん
  本当に待っていてくれたのだと実感した。大仕掛けな演出はないけれど、歌をシンプルに
  聴いていただくのがメインテーマ。リラックスして感じたままに楽しんでほしい。

5 You're The Reason
  真骨頂ともいうべきバラードを歌い上げます。

6 Tender Rain
7 トパーズ
  各曲ともCDとはアレンジが大きく変更されて新鮮です。

MC>露崎春女として活動を始めてから10年目。趣味嗜好もボーカルスタイルも変わってくる。
  若い頃は…まだ若いけど(笑)…20代の頃は元気いっぱい声を出して歌うのが好きだった。
  今年三十路になったけれど、もっと幅広くいろんな音楽を歌っていきたいという気持ちが
  強くなって、Lyricoとしても試行錯誤の連続だった。いろいろなカバーを歌ったり。
  幅を拡げすぎると自分のスタイルがなくなるような不安もあったけれど、そんなことも
  なくて、一つひとつ吸収して帰ってこれる、家を出て旅をして帰ってくる、そんな感じ。
  自由なスタイルで歌えるのがいい感じ。新アルバムはいろんなものが入っている。若い頃の
  パワーで歌うようなものとは正反対の曲、鼻歌くらいの勢いの曲もできた。アルバムの中でも
  私の人生の中でも(笑)一番ポソポソと歌っている曲を聴いてください。

8 まいにち
  柔らかな歌唱です。

MC>「Autumn Flavour」訳して秋味、そんなビールがありましたが(笑) 食欲の秋、芸術の秋
  いろいろあるけれど、感受性が豊かになる季節。読書の秋が一番苦手。読みふけることが
  できない。待ち時間に読書をしている人はステキ。ビデオも見られない。映画館みたいに
  閉じこめられたら見るしかないけど。今、皆さんも閉じこめられているから聴くしかない
  でしょ(笑)。自分からは没頭できない。小説がダメ。後書きから読んでしまう。せっかち
  なんでしょう。毎日ちょこちょこ動いている。喋りと歌のギャップがあるとよく言われるが
  恋の歌ばっかり歌っているのにラブロマンスも読まない。ちょっとは読まなきゃと思うけど。
  進んで読むのは実用書。説明書も好き。電話を買った時は朝、説明書を読んで帰ってまた
  読んで、それを3日間続けた。基本的にオタク体質。配線など好きだし。一つのことに
  入り込むと没頭する、不器用なタイプに育ってしまった。若い頃は器用になりたいと思って
  きたけれど、最近は不器用でいいやと開き直った。壁にぶつかって砕けて、もしかして
  得ることがあればいいや。…怖いですね、歳を取るのは。でもこれからその歳なりの歌を
  歌っていければいいと思う。

9 恋
  武部さんのPf伴奏のみ。切なさと優しさが溢れるような感覚をおぼえます。

MC>こうして10年ほど歌ってきて、自分のジャンルもボーカルスタイルもいろいろ移り変わってきた。
  よく「何系?」って言うでしょう? 「癒し系」とか「綺麗系」とか(笑)。「アスリート
  系」って言われて。確かにボーカリストは身体を使って歌うものだから、スポーツ選手に
  似たようなところもあるかも。ツアー初日の前日に髪を切りに行ったら新庄選手がいて、
  格好良かった。美容師の先生も「新庄選手からいろんなことを教わった。『奇跡は起こる
  ものではなく起こすもの』とか。信じ切る気持ち、意思の力で何かを起こしていく」と。
  私もまっすぐの思いこみパワーが年々少なくなって、自分の思いはあるのに勝手に見えなく
  してしまっているのではないか。歌手になろうと思ったのが小学5年生の時。信じて疑わなかった。
  今こうしてCDを出してたくさんの人が聞きに来てくれるのもまっすぐな思いこみパワーが
  あったから。そういうことを忘れてはいけないと言われたような気がして、不器用でも
  まっすぐに、これからも歌を唄って気持ちが伝わり、奇跡が起こればいいなと思っている。
  アスリート系の歌手にはピッタリの曲を次に。

10 I Say I'm Sorry
  切々と歌い上げます。

MC>去年東京で「Cafe de Lyrico」としていろんなことをやってきた。いろんなカバーや
  いろんなアレンジで歌った。今日はそんなことを経て、秋の夜長にピッタリのバージョンで
  聴いていただきたい。

11 コイビト
  ムーディに。

12 True Romance

MC>ありがとう。盛り上がってください。

13 ESCALADE
14 Livin' Breathin' Feelin'
  ディスコサウンド風のアレンジで、call & responseも交えて賑やかに。

15 Flowers
16 You'll Be Alright
  ここでもcall & response。スローアレンジが歌唱の迫力を増しています。

盛大なアンコールの拍手に迎えられて再登場する一同。


E-1 Voice Of Grace
  スクリーンに大自然の映像が流されます。

MC>本当にどうもありがとうございました。精一杯歌うことができました。これからも
  いろんなことに挑戦して人間的にも成長していきたいのでLyricoを見ていってください。
  最後の曲です。今日という日が皆さんの心に永遠に残ることを祈って。

E-2 Eternity.

高音が伸びてとても気持ちよさそうに歌っています。1曲毎に丁寧にお辞儀をするのも健在。
アルバム発売からツアーまで随分時間があきましたが、全編を通じて新たな曲のイメージ作りを
狙っていたようで、新鮮な印象を受けました。 ..
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