2004.09.26 片寄明人,有里知花,海北大輔,矢野真紀,畠山美由紀,小谷美紗子,堂島孝平,MCU&浜崎貴司,加藤いづみ,直枝政広,鈴木慶一,高野寛 NHKホール

in the city TOKYO 2004 前夜祭〜今年もJ-Standardです。

「in the city」の先行イベントがNHKホールで行われました。大勢のアーティストが参加する
オムニバス形式のライブです。豪華な出演陣、低価格のチケット(前売\2,004)にもかかわらず
客席は淋しい状況で、なんとも勿体なく思えました。
#イベンター・チケットプロモーターからいくつも「招待」情報が出ていましたが、それでも
 効果はなかったようで....。遠隔地からの参加を考慮してか開演が17時と早めに設定するなど
 工夫もされていたのですが。

サポートはGt 福原将宣,Bs tatsu,Key 斉藤有太,Dr 玉田豊夢,Key 斉藤哲也 各氏とホスト役の
片寄明人・高野寛 両氏(Gt)でした。高野さんはサイドボーカルとしても頑張っていました。

1 ベステンダンク [高野寛] by 片寄明人(from GREAT3) Chor 有里知花
2 糸 [中島みゆき] by 有里知花
3 Good Luck To You〜旅立ちの歌〜  by 有里知花&海北大輔
4 奴も昔シンガーだった [奥野敦士] by 海北大輔(from LOST IN TIME)
5 あなたは生きている [LOST IN TIME] by 海北大輔
6 言葉にできない [オフコース] by 矢野真紀
7 地上の光 by 矢野真紀
8 新しいシャツ [大貫妙子] by 畠山美由紀
9 Diving into your mind by 畠山美由紀
10 君と旅行鞄 [はちみつぱい] by 小谷美紗子
11 眠りのうた by 小谷美紗子
12 ペパーミント・ブルー [大滝詠一] by 堂島孝平
13 45℃ by 堂島孝平
14 幸せであるように [Fling Kid] by MCU&浜崎貴司
15 サーフライダー by MCU&浜崎貴司
16 砂に消えた涙 [弘田三枝子] by 加藤いづみ
17 君のこと by 加藤いづみ
18 あの娘にぼくがロングシュートきめたらどんな顔するんだろう [岡村靖幸] by 直枝政広 Chor 加藤いづみ
19 OOH!BABY [carnation] by 直枝政広 Chor 加藤いづみ
20 淋しい気持ちで [シバ] by 鈴木慶一 Chor 直枝政広
21 塀の上で [はちみつぱい] by 鈴木慶一 Chor 直枝政広
22 hibiki by 高野寛 Chor 有里知花、海北大輔


イベントプロデューサーである片寄明人(GREAT3)さんは同じくプロデューサーである高野寛さんの
楽曲を唄います。以下、各アーティストがカバーとオリジナル曲を1曲ずつ歌っていく、という構成。
有里知花さんは柔らかな歌声でしっかりした歌唱です。中音域が伸びやかでした。M3は次期リリース
予定の新曲をいち早く披露してくれたもの。
海北大輔(LOST IN TIME)さんは高めの声。あまり口を開かずに唄うタイプのようでした。
矢野真紀さんはO-Eastのイベントと掛け持ち出演。振り絞るような力強い歌唱でした。
畠山美由紀(Port of Notes)さんは張りのある声で安定しています。
小谷美紗子さんはまとわりつくような歌い方。Pfを弾きながらのM11では持ち味が良く出ていました。
堂島孝平さんはGtVo。女性Vocalが続いて落ち着いていた雰囲気の中で登場し、明るいポップなM13で
客席を盛り上げて次に繋ぎます。こねくり回すような歌い方でした。
MCU(KICK THE CAN CREW)とともに登場した浜崎貴司さんはラップで更に会場をヒートアップさせます。
その会場の雰囲気を一変させたのが加藤いづみさん。「お父さんが車でよく聴いていた」というM16は
明るく、続くM17はしっとりと丁寧に唄っています。福原将宣さんのスティールギターが夏の海辺を
連想させ、違った一面を感じさせてくれました。
そのいづみさんに「男に生まれ変わったらこの声が欲しい」と紹介された直枝政広(carnation)さんは
パワフルなシャウトを聴かせてくれました。
鈴木慶一(ムーンライダース)さんは熱い思いを歌にぶつけていました。 ..
「体調不良」のため石川セリさんは出演をキャンセルしました。
トリを務めた高野寛さんは自身の曲でライブを締めくくります。最後は観客にも♪ラララ〜の合唱を
求めていました。

終演は19:40過ぎ。客電がすぐに灯りますがアンコールの拍手が起こります。しかし数分後に係員が
追い出しにかかり、そのまま呆気ない幕切れとなりました。

各アーティストが様々な楽曲を聴かせてくれて、「J-Standard」の奥行きの深さを感じ取ることが
できました。しかし一人2曲、そしてあっさりとしたエンディングもいささか物足りなく思えました。
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