2004.03.28 相馬裕子,松ヶ下宏之,加藤いづみ,高橋研 韮山時代劇場
春うらら!『 アコースティック LIVE in 韮山時代劇場 』
K-MIX開局20周年を記念してのイベントライブです。のどかな田園風景の中に立つ綺麗なホール。
ステージが少し変形で上手側客席は桟敷席になっています。客席は7〜8分の入り。
定刻より数分遅れて、相馬さんが登場します。
◇相馬裕子
Perc のうちゆうすけ,Key ふじもとじゅんいち 両氏のサポート。相馬さんもM3でAGを演奏して
いました。直近になってGtサポート予定の方に不幸があり、急遽3人でのステージとなったそうで、
調整不足、練習不足?!と思えるシーンが何度かありました。持ち時間(40分?)を守るためかMCも
少なめでしたが、相馬さんのほんわかとしたキャラクターと暖かい歌声、1曲ごとに丁寧にお辞儀を
する姿などは好印象を残してくれました。 ..
1 永遠を探しに
2 胸さわぎ
3 タメイキノウタ
4 死神の詩
5 CHEERS!
6 これからも
7 空と海の出逢う場所
◇松ヶ下宏之
Bluem of Youth休止後、単独での活動を続けています。最近では毎月CDを発表し、併せて
月例ライブを行っているとか。
この日はPf弾き語り。M3〜5では大胆な改変を施したカバー曲も披露し、客席の笑いを誘って
いました。オリジナル曲はミドルテンポのバラードが主体で詞曲自体は良い雰囲気です。
ピアノ演奏技術もなかなかのものでしたので、後は歌唱力の更なる向上が望まれます。 ..
1 桜を待つ丘で
2 ケーキ
3 The Rondo of ANPANMAN [アンパンマンのテーマ、インスト]
4 Cold Rain [英語版『氷雨』]
5 渡良瀬橋 [森高千里]
6 SALSBELI
7 Happiness?
8 飛行機雲
9 運命
◇加藤いづみ/高橋研
まずはGtサポート高橋研さんが登場。12弦GtでM1のイントロを奏でる中、いづみちゃんもステージに。
1 ネガ
2 ロメオ
手拍子に嬉しそうな表情のいづみちゃん。2番の入りを間違えたかも?!
12弦ギターのチューニングが十分でなかったのが残念。
い>むちゃくちゃいい天気。早起きして自動車で現地入り。スタッフと「春の歌を唄おう」と
修学旅行状態だった。富士山が見えたら富士山の歌を唄ったり。桜が見えたら皆、森山直太朗(笑)。
ピクニック気分でやってきた。皆さんも気持ちが良かったのでは、と思います。(メンバー紹介)
研>あなたは寝てたでしょう?!
い>日差しが気持ちよくてねぇ(笑)
研>運転しない人は楽ですねぇ(笑)
い>研さん、会場に着くなり消えましたね
研>俺、ここに住みたい。この何にもなさがいい。空が綺麗でレンゲが咲いていて。空気がおいしいし
あと、愛さえあればここで生きていける
い>ここで愛を見つけて帰りますか(笑) 今日のテーマは『愛』ということで。
3 好きになって、よかった
いったん研さんは退き、いづみちゃんはPfに移動します。
い>今の歌はテレビドラマ「悪魔のキス」の主題歌。ドラマを見ていた人、いますか?
主人公の女の子が田舎から東京に出てきて、いろいろな誘惑もあり、友達もいなくて、典型的な
「怖い東京」を描いている。主人公のたった一つの心のよりどころがラジオ。そういうシーンが
あった。私もラジオのDJ役で声だけ出演した。
私もK-MIXで4年くらい前番組を持っていて毎週浜松に通っていた。終わった後のウナギが
楽しみだった。またラジオ番組をもてたらいいな。
ここから海は遠いのかな。伊豆の海は今日まだ見ていないけれど、この街から海に一本の道が
ずっと続いている、そんな風に思う。海に続く道の景色をそれぞれ頭の中に思い浮かべながら
聴いてもらえると嬉しい。
4 海へ続く道
途中で固まってしまいストップ。「最近この歌よく間違えるんだよね。やめようかな」などと
苦笑しつつ歌い直しますが、またしても失敗。しかし2回目は強引に続行します。
何とか歌い終えて研さんを呼び込みます。
研>いっぱい間違えたね。練習し直し!
い>(苦笑)話題を変えましょう。今アコースティックツアーで研さんと二人で全国を回っている。
研さんはプロデューサーだけれど自分で歌も歌っている。
研>元々はシンガーソングライターでデビューした。売れなかったんです。人生はいろんなことがある。
ピアノを間違えたりね(笑)
い>これで今日のライブが忘れられないものになりました。じゃ、折角なんで研さんも1曲。
研>ここだったら東京に通えるよね。「高橋研移住計画」を是非企ててみたい。
加藤いづみの草月ホールLIVEが終わったら久しぶりに中村あゆみとレコーディングに入る。
5 翼の折れたエンジェル (Vo 高橋研)
6 ナチュラル・ガール
M2同様、イントロや間奏でシロフォンを叩くいづみちゃん。
7 ドライブ
「銀河鉄道の夜」の朗読に続く研さんの12弦ギターのイントロはこれまでより少し長め。
いづみちゃんの間奏のピアニカは万全でした。
い>(草月ホールでのライブの告知)
8 君のこと
い>どうもありがとうございました。
深々と礼をして一旦舞台を下りますが、アンコールの拍手に応えて嬉しそうに再登場します。
い>アンコールありがとう。とりあえずラストを勤めたのでね
研>もう1回ピアノの曲、やる?(笑)
い>それは4/8の草月ホールで(笑) 今日はすごいいい天気で、桜も咲いていて
研>今日はここに来られて良かったね。お客さんとも巡り会えたし。これも何かの縁だから
また是非いらしてください
い>今日、青空の下で歌いたいと思った曲です
E-1 坂道
歌い終えて研さんだけが退きます。「折角なので3人で何かやろうと急遽決めました」と前置きし、
相馬さんと松ヶ下さんを呼び込みます。
EC-2 卒業写真
松ヶ下さんがPf伴奏も行います。元々はセッションの予定はなかったそうで、リハなし、キーを
合わせただけのぶっつけ本番ながら、3人のハモリはまずまず綺麗に決まりました。
満足いく出来だったのでしょう、いづみちゃんはスキップで退場。最後に退いた相馬さんは丁寧に
お辞儀をして去っていきました。
それぞれ40分ほどの持ち時間(いづみちゃんだけ超過)ながら、もっとたっぷり聴いていたような感覚が
ありました。各人の個性を十分に感じられた、楽しい企画ライブでした。
これまで破綻を見せたことのなかったいづみちゃんの狼狽ぶりが少々気になりましたが、これは譜面を
用意していなかったからかもしれません。次回ライブまでにはKeyをしっかり練習して、万全の態勢で
臨んでほしいところです。 ..
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