2004.02.12 石嶺聡子 ホテルベルクラシック東京

約2年ぶりにオリジナルアルバム「ブルーミーバルーン」を発売した石嶺さん。購入者招待のライブを
行ってくれました。会場は大塚駅南口すぐそばの結婚式場兼ホテル。4階宴会場にステージが設けられ、
椅子が200脚ほど出されていました。6〜7割埋まったところで開演となります。サポートはKeyとGtの2人。
石嶺さんも腰掛けて唄います。

1 届かない青
2 東京日記

MC>東京でのライブは久しぶり。ライブハウスが多いので、こういう会場は違う空気が流れている。
  (観客の反応が薄いので)皆さん、動いてもいいですからね(笑)
  昨年クリスマスに新しいアルバムが出た。今日はその中からたっぷり唄います。
  東京は違う空気感。友達や関係者も来ている。腕組みして聴かないでください、緊張するから。
  今日は暖かいけれど寒いとダメ。朝、寒いとむかつく。「何で寒いんだこのヤロウ」って(笑)。
  東京に来て10年くらいになるけれど、未だに慣れない。
  次は大切な友達のために書いた歌。その共のことを強く大きな人だと思っていた。いつも頼って
  甘えていたが、悲しいことがあったときずっと涙を流していた。その涙を見た夜に作った。若い
  頃は言えなかったことも、歳を重ねてより深いところでつながれるようになった。

3 優しい人へ
  ここからM5までは石嶺さんもGtを弾きます。コードをストロークで弾くだけですが、しっかりと
  演奏できていました。

MC>曲を書くきっかけとなった友達も来ているので恥しい。いろんなきっかけで言葉やメロディが
  生まれる。新しいアルバムができるまでにずいぶん時間がかかってしまった。周りからは
 「まだ?」と言われたが、自分の中では「こうしようああしよう」というのがごちゃごちゃになったり
  スッキリさせたりして、そんな中で生まれた。
  M4はお別れの歌。想い出のある場所から飛行機で旅立つ気持ちを唄った。M5は恋をすると一人で
  過ごす時間がすごく重要。(突然沈黙し)....何を言おうとしたのかな(笑)。自分と向き合う
  ことすら大変になる、そんな気持ちを唄った。

4 飛行船
5 ベランダ

MC>バレンタインデーも近いのでラブソング中心に唄っている。いつも思うけど男性は義理チョコ
  もらって嬉しいのかなぁ? 「義理です」って渡すのも淋しいなぁと思う。中学生以来、告白と
  共にチョコをあげることから離れているけど、ちゃんとあげている人もいる。皆さんはあげてる?
  ちゃんとあげてる人もいるよね。私はマメではないので気づくと「あぁバレンタインデーなんだ」。
  ライブがあるのでラブソングをプレゼントできたら、と思った。
  次はカバー曲。バレンタインというと片思いが浮かんできた。ライブでは洋楽カバーを唄う。
  最近は日本の歌も素敵だと思うけれど。

6 ALISON [エルビス・コステロ]

MC>もう1曲カバー。バレンタインを思い浮かべると次の歌の最初のフレーズが浮かんでくる。
  可愛らしい、甘酸っぱい感じがいい。

7 My Girl [カバー]
  手拍子に嬉しそうな笑顔で応える石嶺さん。サポートのKeyもこの曲だけGtを弾きます。

MC>この曲は知ってました? (静まった客席に)みんな、声出していいんだよぉ(笑) みんなの
  顔を見せてください(客電あがり)。おーっ、真っ暗な中だと「そこにいるの?」って感じ。
  去年アルバムを出す前にシングルを出した。別れやふたまたなど痛い詞ばかり書いてきたので
  たまにはほんわかした歌も書かないと、と思った。自分の気持ちよい瞬間って何かと思ったら
  私は寝るのが好きで「うたた寝」という言葉が浮かんできた。一番大切な人が私の隣でうたたね
  しているのってすごくいい絵だと思って書いた曲。

8 うたたね

MC>最後は期間限定の歌。冬しか唄えない。沖縄出身の私にとっては、雪は今でも珍しいもの。
  雪をテーマにした曲がある。

9 マフユノハナビ

すぐにアンコールの拍手が起こります。

MC>メンバー紹介。Key みなちん、Gt としお。
  皆さんじっと聴いてくれてありがとう。アコースティックなので「聴きます」という感じに
  なるのだろうけど、最後はアップテンポな曲。M8のc/w。最初はベルクラシックのCMソングで
  15〜30秒くらいのを作った。地方でも流れているようでいろんな所で「聴いたよ」と言われた。

E-1 羽根
   センターで立って唄う石嶺さんの期待に応えて?手拍子が起こります。

MC>ありがとうございました。イェイ!(とVサイン) また会いましょう。

丁寧に礼をして、小走りにステージを去る石嶺さん。ちょうど1時間のライブでした。
披露宴会場ですが音の周りがよく、快適な環境で聴くことができました。
観客の反応の薄さを残念がっていましたが、しっかりとした歌を聴きたいということもありますし、
曲調を考えると無理からぬものがあります。
声域も発声も音程も、歌唱にはまったく非の打ち所がありません。最近は自作曲が増えていますが
どうしても同趣向のものになりがちなので、曲調の幅が広がることを期待します。 ..

#客席に松本英子さんが一人で見えていました。
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