2004.01.14 ビューティフルハミングバード,長谷川都,鳳山雅姫,櫛引彩香,加藤いづみ 新宿LOFT

Message Shuttle vol.4 〜音満開〜

メインステージだけを使用。フロアには約60人分の椅子が用意されていました。立見客もまずまずの入り。
冒頭20分ほど不登校ひきこもり自助グループ「セカンドスペース」による朗読劇が披露されます。

◇ビューティフルハミングバード
Vo 小池光子,Gt 田畑伸明 両氏によるステージ。張りのある透き通ったハイトーンが印象的でした。 ..

1 青色の秘密
2 ジプシー
3 希望
4 ブドウ
5 シープ
6 青葉

◇長谷川都
この日はサポートなしのKey弾き語り。

0 "ごきげんいかが〜"
1 ことばなんてなければいいのに

MC>意味の深いイベント。難しいことは無しにして、歌を聴いてくれた人の心に届いて、心の色づくような
  時間にしたい。
  このLOFTには初めて来たけれどすごい場所にある。いささかひるんだ。リハの後、散歩していたら
  スカウトされた。「グラビアとか興味ないですか?」って(笑)。面白いかも。「歌うグラビア」。
  新宿はいろんなものがうごめいているが、私は私の道を行きたい。
  満開の花が咲くには、その下にたくさんの根っこがなければならない。

2 土の中

MC>去年「VIVA!自分フェア」を実施、結果は大成功。
  自分が嫌いでいつも落ち込んでどうしようもなくなる性質を持っていて、長いこと苦しんだ。
  人と会ったり話したりするのが怖くて、そんな自分がイヤだった。みんなと仲良くしたいと思っても
  なかなかできなかった。笑い方もわからなくなってしまった。でもやっぱり自分で何とかするしかないと思い、
  「VIVA!自分フェア」を開催した。自分を大好きになる、認めてあげる。失敗したり悩む自分を認めて....
  要するに自分に甘くしてあげる。これが私だ、これでいいんだと思えるようになって、ある日気づいたら
  元気になっていた。楽になって笑い方も思い出した。
  自分というものには容量がある。その容量はすごく小さい。それを増やそうというフェアもやった。
  具体的には言えないけれど、悩んだことも大きな宇宙から見ればゴマみたいに小さい。そう思って
  いたら自分が少し大きくなれた。とはいえ今でも悩んだり落ち込むこともあるけれど、そんなときには
  歌を歌う。そんな時に生まれた歌です。

3 大嫌い
4 はなうた〜明日が想い出になるまえに〜
  普段よりスローテンポなように聞こえました。

5 大事なのは強く思うこと

MC>我ながらこの歌にはいつも励まされています。ライブをいっぱいやるのでまた遊びに来てね。
  最後に入魂の最新作を歌う。愛の歌。男女、恋人、そういうカテゴライズをはずした愛が
  空気中に満ちているはず。目をしっかり開けば見える、そんな愛のうた。小さいことは気にしない。

6 愛ゆらら
  観客を2パートに分けてコーラスを求めます。

最後まで笑顔いっぱい、他の出演者よりちょっと長めに歌った長谷川さん。しかし、MCも選曲も
イベントの趣旨に最も叶っていたと思います。 ..

◇鳳山雅姫
Keyサポートが付きます。少しかすれ気味の歌声で中低音域に力があります。スロー、マイナー調のM3が
好印象。2/4リリース予定のM6は熱く歌い上げていました。このCDは2曲+ポエトリーリーディング10編+
40Pの詩集という構成になるそうです。 ..

1 あなたとあたし
2 月に叢雲 花に風
3 干からびた心
4 不器用な指 [朗読]
5 睦月 [朗読]
6 うたかたの恋人

◇櫛引彩香
Keyサポートはエマーソン北村さん。櫛引さんもウーリッツァを弾きます。
カバー曲「Big Yellow Taxi [ジョニ・ミッチェル]」「Jamaica Song [ブッカー・T]」を含め全5曲、
すべて英語詞でした。#英語でないと伝えられないものがあるのでしょうかねぇ....。

「今年は12年に一度の財運の年」だという櫛引さん。「去年は音楽活動を休んだりしていたけれど、
今年はCDを出したい。4/21には5曲入りミニアルバムをリリース予定。気合いの一発、よろしく」との
ことでしたが、英語詞ばかりの作品といい、客席に対して斜めにKeyを置いて殆どの観客と視線を交わさ
ないようにして歌う姿といい、ちょっと気になるところです。  ..

1 MUSIC
2 Big Yellow Taxi
3 When I …
4 Jamaica Song
5 I’ll be there

◇加藤いづみ
Gtサポートは高橋研さん。いづみちゃんはステージ下手のハイチェアに腰掛けて歌います。

1 好きになって、よかった
2 多摩川を渡って
  イントロでハーモニカを吹きます。

い>新宿に来るのは久しぶり。パワーのある街だと思う。寒い中、超ミニスカートでチラシを
  配るお姉さんがいたり、いろんな言葉が飛び交ったり、みんな頑張って生きているんだなと
  そんなことを感じた冬の新宿でした。メンバー紹介、Gt高橋研
研>新宿はいいね。青春時代の殆どは新宿。こんなに華やかではなくて、もうちょっと酔っぱらい
  天国だった頃、新宿がねぐらだった。
い>私も東京に来て初めて泊まったホテルは歌舞伎町のど真ん中....ビジネスホテルですけど(笑)
  外は寒いけれど、私の歌で温かい涙を流して帰ってくれると嬉しい。

3 ドライヴ
  研さんの12弦Gtが冴えわたります。いづみちゃんは間奏でピアニカ。

MC>去年は久しぶりのアルバムにエッセイを出し、私にとって大切な一年だった。エンジンのかかった
  そのままの状態で今年も突っ走りたい。よろしくお願いします。2月には新アルバム、アコースティック
  ツアーで全国を回りたい。東京のバレンタインライブがスタート、チケットは嬉しいことに売り切れ
  らしいけど、ツアーを回り終えた頃またやりたい。地方も追っかけ募集中です、研さんがね(笑)

4 君のこと
  スッと立ち上がって目を閉じ、マイクを両手で握りしめて歌っています。背後からのライトに
  いづみちゃんのシルエットが浮かび上がります。

5 青空

もう少し聴きたいという思いの観客が多かったのでしょう、アンコールとなります。

MC>アンコールの拍手、ありがとうございます。最後に歌ったのでアンコールも代表で務めさせて
  もらいます。
  イベントのタイトル、いいですね。しかも女性ボーカルばっかり。楽屋はとても品が良く(笑)。
  しっとりとした曲ばかり歌ったし、皆さんもじっと座ってばかりいたので、最後に手拍子して
  帰りますか?

E-1 初雪
   3-2の手拍子といづみちゃんのピアニカで大いに盛り上がります。

いつもながら安定感のあるステージでした。このところすっかり定着した研さんとのアコースティック
スタイルながら、懐かしい曲も織り交ぜて常に新鮮味を感じさせてくれます。 ..


終演は22時15分過ぎ。CDが大いに売れて、長谷川さんが嬉しそうにサインに応じていました。
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