2004.01.10　矢野真紀　SHIBUYA AX

宇宙(そら)へ　宇宙(そら)より　〜第三幕　君とひとつ〜

アンプラグド・ツアー「宇宙へ　宇宙より」が２年ぶりに行われました。椅子席の後ろに立見席が
設けられ、かなり大勢の観客が集まっています。
ほぼ２曲毎に「心そのものが小宇宙。私の歌がみんなの心を通じて宇宙に届き、そして宇宙から
帰ってくる」「この季節、代謝が悪くなって熱いお風呂に入っても汗をかかないけれど、今日は
いっぱい汗をかいた。みんなに温もり返しをするからね」等々矢野さんらしいMCを挟みながら
（「空気がとても乾燥しているので加湿器を使ったら壊れていて床がビショ濡れに。そんな所を
　加湿しなくてもいいのに」なんておとぼけMCもありました）ライブは進んでいきます。
昨夏から制作活動を続けているそうで、この日披露されたM7、M8は3/10発売予定の新アルバムに
収録予定の新曲でした。

サポートはKey 佐藤真吾,Perc 猪俣優子,Gt 中村修司　各氏。
「アンプラグド」と言いながら、M1〜2あたりはエレアコの音量が大きすぎて矢野さんの歌声が
埋もれてしまうほど。アコギに換わってからは聞きやすくなりました。PAのバランスに多少
不満はあるものの、全体的に矢野さんの歌唱とメロディを引き立てる演奏でした。

男女間の愛にとどまらず、もっと大きな心の愛を描こうとする矢野さん。この日もとても丁寧に
思いを伝えようとしている気持ちが感じられる、矢野さんらしさの出た２時間のライブでした。
惜しむらくは会場が大きすぎたこと。より近くにいられるライブハウスでなら、さらにアーティストと
観客との気持ちの一体感が強まったと思われます。　..

１　愛より遠く
２　せんたくもの
３　真夜中の国道
４　パヤッパ
５　さよなら色はブルー
６　ぎゅっとして
７　地上の光 [表記不詳]
８　五月雨 [表記不詳]
９　アッシュバーン
10　小さいことだけど
11　もっと騙して
12　明日
13　夜曲
E-1　名前
 -2　君の為に出来る事