2003.10.01 加藤いづみ,キンモクセイ,大貫妙子,松本英子,AJI,一青窈,飛鳥涼,松任谷由実 SHIBUYA-AX

Smiles & Tears Special 〜SIMPLY〜

武部聡志、小倉博和、加藤いづみ3氏の企画するライブの第4回目は『in the city TOKYO 2003』
イベントとして、これまでのQUATTOROからAXに会場を移しての開催となりました。
今回のテーマは「J-STANDARD」とのことで、次々と登場するゲストボーカリストと共に、
歌い継がれていくであろう日本の名曲をSmiles & Tears風にアレンジして聴かせてくれました。

「いつもバンドで活動していて一人で出るのは初めて」という伊藤俊吾(キンモクセイ)さんは
スローアレンジで原曲のイメージを大きく変えたM3を披露していました。 ..
ことし活動30周年という大貫妙子さんは何度も出たり入ったりで大活躍。かつてのような
澄み切った美声はありませんが、各出演者に合わせて自在に唄いこなしていました。 ..
このイベント3回目の登場となる松本英子さんは安定した歌唱。元気いっぱいの彼女も、
大先輩に囲まれるとさすがに緊張気味でおとなしくなります。 ..
今回のAJIはもっぱら裏方役にまわっていました。 ..
まもなくデビュー1周年となる一青窈さんはきっちりと自分の世界を作り上げていて、
台湾民謡を元に作ったというM10は聞き応えがありました ..
この日のスペシャルゲストの飛鳥涼さんは飾らぬ雰囲気で好印象。バイオリン伴奏で
聴かせてくれたM13が印象に残りました。 ..
もう一人のスペシャルゲスト、松任谷由実さんが圧巻。その場の雰囲気を一変させる
何かがありました。大貫さんとの掛け合いも面白く、松任谷さんは「ターボーの声は
日本の女性の中でいちばん好き。温度が低そうだし」。大貫さんは笑いながら
「これが最初で最後の共演ね」と受けていました。 ..
ホスト役の加藤いづみさんは代表曲とされるM2を武部さんのKey伴奏で披露。普段Gt伴奏で
聴くことが多いので新鮮でした。 ..
なお、サポートにはレギュラーの三沢またろう(perc)さんに加え弦一徹カルテットの4人が
参加していました。

実績あるアーティストから発せられるオーラを身近に感じ、意外性のあるコラボレーションで
楽しむ、そんな盛りだくさんの内容で満足度の高いイベントでした。

1 はつ恋(Vo 加藤)
2 好きになって、よかった(Vo 加藤)
3 二人のアカボシ(Vo 伊藤&加藤)
4 すてきなメロディー(Vo 伊藤&大貫 with AJI)
5 Squall(Vo 松本 with AJI)
6 花(Vo 松本&加藤)
7 いつも通り(Vo 松本&大貫)
8 新しいシャツ(Vo 大貫 with 加藤、松本)
9 TSUNAMI(Vo AJI)
10 望春風(Vo 一青)
11 もらい泣き(Vo 一青 with 加藤、松本)
12 はじまりはいつも雨(Vo 飛鳥)
13 蘇州夜曲(Vo 飛鳥)
14 あの日に帰りたい(Vo 松任谷)
15 私のフランソワーズ(Vo 松任谷&大貫)
16 春よ、来い(Vo 松任谷)
17 どんな時も。(Vo 加藤)
E1 茜空(Vo 加藤)
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