2003.09.05　加藤いづみ　草月ホール

romeo 2003

４年ぶりのオリジナルアルバム「romeo」を9/3に発売した加藤いづみさんのライブ。
とはいえ、６年ぶりに組んだプロデューサー高橋研さんとの「再会」といった趣で、むしろ
旧作に力の入った曲目でした。「久しぶりにアルバムを出して第２のデビューのよう。
１stアルバムの曲も、あのころとは違う気持ちで歌えるのが嬉しいような寂しいような」
等々のMCがそれを象徴していました。
Gt 高橋研,Pf&Gt 上田禎,Bs 上田ケンジ,Perc 中島オバヲ,Gt 狩野良昭　の５氏のサポートに
支えられて、歌唱もいつもどおりのクオリティの高さです。
M9にまつわる悲しいエピソードの紹介はこのライブの要所を締めるポイントでした。
また、Key弾き語りにより披露されたE-1は９月末に出すエッセイ集同梱のCDに収録された曲で、
最初に「作りかけの新曲」として紹介されてから６年半を経て世に出ることになりました。
研さんは「他にも30曲くらいあるから次のアルバムはすぐに出るよ」と笑って語っていたのは
冗談としても、次なる活動も期待できそうです。

「ステージに上がってきらきらした瞬間にいっぱい出会うことができた」「忘れられない
コンサートになりそう」との本人MCがありましたが、観客にとっても、アーティストの
輝きをたっぷり感じることのできた２時間のステージでした。　..

１　ウサギの住む街
２　屋根の上で
３　切なく青い空のページ
４　ナチュラル・ガール
５　シェルブールの雨
６　パンプキンソング
７　はつ雪
８　好きになって、よかった
９　青空
10　美しすぎて
11　とても長い夜
12　ネガ
13　romeo
14　オットーの動物園
15　Zero
E-1　愛になって
 -2　君のこと
 -3　ドライヴ