2003.06.20 奥華子,木村綾子,信保陽子,浜崎奈津子,大木彩乃,入日茜 原宿GIGZOO
cocktail live vol.3
「cocktail label」から発売された第2弾オムニバスアルバムのレコ発ライブです。
今回は整理番号順の入場となりました。場内の椅子は程なくして満席になり、立ち見客も結構
出ていました。
Webサイトでは「7時オンタイムでスタートするので,みんな遅れないように来てね」と告知されて
いましたが、実際には定刻より5分ほど遅れて開演。今回は2部構成で、第1部はベルウッド
レコードの担当浅沼さん(元横浜銀蠅のJOHNNYさんとのこと)が各出演者を紹介、1曲歌った
後に「他の5人に『これだけは負けない』ものは?」というネタでトークをするというもの。
○奥華子
1 Rainy day
他のメンバーに負けないのは「歯を磨く時の歯ブラシを動かす速さ」とのこと。「時間が
ないわけではないのだけれど」と苦笑しながら語っていました。
○木村綾子
1 Precious Time
負けないのは「駄洒落」だそうな。促されて、フッたJOHNNYさんも反応に困る駄洒落を
連発していました(苦笑)。
○信保陽子
1 情熱病
イントロで派手なミスタッチがあったのは油断でしょうか。裏で浜崎さんが歌っていたそうな。
「飲まない日はない」というほどの酒豪だそうです。種類は何でもOKとか。
○浜崎奈津子
1 最後の横顔
歌い終えてステージ中央に移動してトークをしなければならないところPfに座ったままで、
「段取りをちゃんと聞いてないとダメですよ」とJOHNNYさんに叱られる一幕も。
負けないことは「釣り」。先日 45cm、1.5Kgのクチブトメジナを釣り上げたそうです。
○大木彩乃
1 青い魚
弾き語りのために久しぶりに作った、とのこと。
「毛虫を見つけるのが得意。近所のおばさんからも虫探しを頼まれる」とか。
○入日茜
1 白い部屋
負けないことは「滑舌の悪さ」ちゃんと喋ろうと思って寝る前に練習したけどダメだ、とのこと。
JOHNNYさんの情報によると「DEENのツアーにChorとして参加していて踊っている」そうです。
それでか、この日は少し洒落たヘアスタイルをしていました。
15分ほどの休憩を挟んで、第2部は各出演者が3曲ずつ披露する構成です。
○奥華子
2 そんな気がした
3 その手
MC>梅雨が嫌い。何とか乗り切ろうと好きなものを見つけた。カタツムリは素晴らしい。
ナメクジと同じ種類だけど、貝があるだけであんなに可愛い。カタツムリの殻はCaCo3で
できているので、カタツムリは歩いているようでコンクリートを食べているのかも。
4 タララ
硬い表情でしたが歌声は伸びやか。中でもM3が白眉の1曲でした。 ..
○木村綾子
2 MY TEARS
3 月明かりの下で(表記不詳)
4 チェリオ(表記不詳)
弾き語りのライブを始めてちょうど1年とのこと。綺麗な声ですし伸びもありますが、
ファルセットになると少し不安定。演奏もまだ発展途上といった印象をうけました。
バラードのM2〜M3の後、M4はジャズ風のマイナーコード。ライブの流れとしてはM3とM4を
入れ替えた方がしっくりくるように感じられました。 ..
#損保会社の電話オペレーターという職業柄でしょうか、MCでは「ハイっ」と区切りながら
喋っていました。
○信保陽子
2 君を愛しいと想うことはつまり....
3 ごめん
4 例えば
歌い慣れているであろうM3で一旦歌を止めそうなほど歌詞につまってしまいました。その後の
曲でもミスタッチが数カ所あったりと、全体的に調子が良くなかったようです。そうした中でも
アルバム収録のM4はうまくまとめていました。 ..
ここで再び10分ほどの小休止が入ります。
○浜崎奈津子
2 ながれる川のように
3 ガンバレ!
MC>東京でのライブは初めて。花の都東京、おら東京さ行くだ(笑) 宮崎弁ではないけれど。
「cocktail」は聴き込んで全曲歌える。憧れていたので、まさか自分が入れるとは思わなかった。
連絡をもらった時は「ひったまがった(=驚いた)」。
九州ではギター弾き語りは多いがピアノ弾き語りに会ったことはない。東京ってピアノ
弾き語りが流行っているんですか?(笑)勉強や刺激になる。弾き語りの仲間がほしかった。
九州で交通費を稼いで東京でもライブをできるようにしたい。九州も良いところなので、
一緒に釣りをしましょう(笑) ライブを見に来てください。
世の中にはたくさんの悩みを抱えて頑張っている人がいる。そんな子供たちのために歌いたい。
4 明日の太陽
スケール感豊かなバラード。ファルセットが綺麗に抜けています。
歌い始めと終わりに深々と礼をしていました。
力強い歌唱で安定感があります。明るいキャラクターが「応援歌」的歌詞によく似合います。
とても表情豊かに歌う姿が印象に残りました。 ..
○大木彩乃
2 犬のブルース
3 すずむし
涼しげな風が吹き抜けたような印象。
MC>今日は何を歌おうか、昨日まで決まらなかった。「cocktail2」に参加したのが『青い魚』
なので動物シリーズにしようかな、と思った。魚と犬と虫、まるで生態系歌手。
最後の曲は人間だけど、どうせなら猿の曲を作って『私のなわばり』ってタイトルにしたら、
全然違ったものになったかも(笑) 時間があれば色々作ってみようかな。
ライブは色々やってきた。弾き語りの人と一緒にやるのは5年前。同じ弾き語りといっても
様々。できるならばそちら側(客席)で見たかった。いろんな人と出会って、いままで私の
ことを知らなかった人にも聴いてもらえて、私の人を知っている人にはいろいろ聴いてもらえて
良かったな、バンザイ!って感じです。
4 愛をください
心象風景も含め情景描写の多い歌詞です。そのままPVが作れそう。微妙に揺れ動く音階、
フワフワとした曲調はいかにも大木さんらしい、と思いながら聴いていました。 ..
○入日茜
2 別れの情景
3 水色の街
MC>最近、写真を良く撮っている。風景は何も言わないけれど、ファインダーを覗いていると
いろいろと語りかけてくる。大好きな写真家の故・星野道男の言葉に「風景は人の想い出の
歴史のような気がする。写真を撮るのは自分の心を写している気がする」というのがあって
共感した。曲を書く時にも書く側の思いではなく、聴く人にとっての受け止め方ができる
ような曲を書いていきたい。
4 レクイエムが聞こえる
無理に強く歌わず、少し力を抜き加減の方が良いようです。M3などハッキリとわかるミスタッチが
何度かありましたが、M4は綺麗に歌いきっていました。 ..
入日さんのステージが終わって出演者全員が整列します。入日→大木→浜崎→木村→奥→信保の順番で
一言ずつ挨拶があり、3時間半のライブは終了しました。
ピアノのセッティングが合わなかったのでしょうか、各出演者とも弾きこなすのに苦労している
ように感じられました。
2003年Index/TopPage/BBS